【唐津焼の文様】
植物文は、最も一般的に用いられる文様です。和歌や文学、あるいは様々な工芸の意匠に表わされるように、日本人は身近な植物から移りゆく四季を感じ取り、それらを愛でてきました。
唐津焼などの桃山陶に描かれる植物は、主として松・竹・梅や柳などの樹木、菖蒲・すみれ・藤・薄・葦・萩・菊などの草花、葡萄や瓜などのつる草類などがあります。写実的に描かれたものや、簡略化あるいは抽象化して描かれたものなど多用な表現がみられます。
動物文は植物文と並び、自然を表す題材として各種の工芸に取り入れられています。単独で用いることは少なく、植物を背景とするなど、季節を感じさせる意匠になっています。桃山陶に描かれる動物は、千鳥や雁などの鳥類が特に多く、そのほかに兎や魚、海老などもあります。
器物文では、志野や織部などの美濃焼と共通し、様々な道具類を大胆に描いた文様が、向付を中心に描かれています。題材となる器物には、軍配や扇子などの扇類、矢、笠などがあります。種類が限られていることから、意匠としての面白さとともに、魔除けや吉祥などの意味を含むものであると考えられます。
その他の文様としては、亀甲文などの幾何学文、漢字・仮名などの文字、風景を描いた山水文などがあります。
(展覧会リーフレットより)
第3回中里家寄贈品展
「唐津陶工の筆跡-器の文様-」
【とき】
8月15日(水)まで 入場無料
午前10時-午後6時
(入場は午後5時30分まで)
【休館日】
月曜日、8月1日(水)
【ところ】
唐津市近代図書館 美術ホール(1階)
【主催】
唐津市教育委員会
【問い合わせ】
唐津市教育委員会 文化課
TEL 0955-72-9171
※ 写真の無断転載はご遠慮ください。
植物文は、最も一般的に用いられる文様です。和歌や文学、あるいは様々な工芸の意匠に表わされるように、日本人は身近な植物から移りゆく四季を感じ取り、それらを愛でてきました。
唐津焼などの桃山陶に描かれる植物は、主として松・竹・梅や柳などの樹木、菖蒲・すみれ・藤・薄・葦・萩・菊などの草花、葡萄や瓜などのつる草類などがあります。写実的に描かれたものや、簡略化あるいは抽象化して描かれたものなど多用な表現がみられます。
動物文は植物文と並び、自然を表す題材として各種の工芸に取り入れられています。単独で用いることは少なく、植物を背景とするなど、季節を感じさせる意匠になっています。桃山陶に描かれる動物は、千鳥や雁などの鳥類が特に多く、そのほかに兎や魚、海老などもあります。
器物文では、志野や織部などの美濃焼と共通し、様々な道具類を大胆に描いた文様が、向付を中心に描かれています。題材となる器物には、軍配や扇子などの扇類、矢、笠などがあります。種類が限られていることから、意匠としての面白さとともに、魔除けや吉祥などの意味を含むものであると考えられます。
その他の文様としては、亀甲文などの幾何学文、漢字・仮名などの文字、風景を描いた山水文などがあります。
(展覧会リーフレットより)
第3回中里家寄贈品展
「唐津陶工の筆跡-器の文様-」
【とき】
8月15日(水)まで 入場無料
午前10時-午後6時
(入場は午後5時30分まで)
【休館日】
月曜日、8月1日(水)
【ところ】
唐津市近代図書館 美術ホール(1階)
【主催】
唐津市教育委員会
【問い合わせ】
唐津市教育委員会 文化課
TEL 0955-72-9171
※ 写真の無断転載はご遠慮ください。