きものサローネに行こう!

10月20~22日に開催される「きものサローネin日本橋2013」の見どころ、楽しみ方をガイドしています。

鮮烈なひと①丸山正

2013-09-17 19:17:33 | イベント
鮮烈なひと①丸山正

22日の三井ホール・メインステージで行われる丸山正のパフォーマンス(第一部/ネットで予約できます)。幻のパフォーマンスといわれる希少なイベントを見ることができる絶好のチャンス。私のおすすめの第一番です。私が丸山正を知ったのは、記憶が確かならミセスという女性誌のロンドン特集で、丸山正のきものが特集されていたのを見たのが初めてでした。もう30年近く前のことです。それは落ち着いたチャコールグレーのフェリングボーン柄のきもので、ロンドンの街並、風景と全く違和感のないきものでした。まさに現代のきものでした。私はすっかり魅せられ、こんなすごいきものを作る人がいるのかと、驚いたものです。これが丸山正を鮮烈に記憶した初めでした。その後、華やかな活躍を聞いていましたが、いつの日か長野の工房にこもってしまった、という噂を聞きました。そして3年前に主催する若手の勉強会の講師にお招きしようと、友人の花想容の中野さんに仲介をお願いしたのですが返事がイマイチ。「う~ん!集まる方の顔ぶれを見ると早いかも。というよりショッキングかも」というアドバイスを受けて、講師のお願いを見送りにしました。そして、昨年11月に初めて丸山正による「巻き付け」パフォーマンスを見ました。それは一言で言えば中野さんの言うとおり、経験豊かな?私でも「ショック!」でした。写真は昨年11月の「Maruの裂」の案内状です。

狐の嫁入り

2013-09-17 08:33:50 | 出展者
美枝きもの資料館

NEWS3
「美枝足袋」「美枝半襦袢」など「美枝」と名のついた和装小物でご覧になったことはありませんか。これは上田美枝という女性が創意工夫して作ったもので、今も上田嘉一朗商店から販売されているロングセラーです。さらに「裁ち目無しのきもの」「衿袵(えりおくみ)つづきのきもの」など新しいアイデアを様々に取り入れた小物を作った上田美枝が、希少なきものや庶民のきものが世の中から消えてゆくのを惜しみ、私財を投じて作ったのが山梨県にある美枝きもの資料館です。江戸時代から昭和までの日本女性の装いの美しさを表現したきもの約1万点を収集し、公開している美枝きもの資料館は、今回きものサローネ(三井ホール№14)には初出展。その多くの収集品の中から、今回は江戸時代に作られた”狐の嫁入り”を描いたきものを出展します。天気雨のことを”狐の嫁入り”といいますが、お天気なのに雨が降る、騙されたような感じになるからですかね。


*詳しくはきものサローネ公式ページにアクセスください