京の桜2018-2 岡崎疏水~円山公園
インクライン
地下鉄「蹴上」駅で降りて県道に面した日向大神宮の鳥居をくぐってしばらく行くと橋を渡るが、下を流れるのが琵琶湖疏水である。右側に第1疏水第3トンネル出口があり、左側にインクライン遺構がある。このインクライン遺構には桜の木が植えられ、京都の桜の名所になっており、たくさんの花見客が訪れていた。
南禅寺
インクライン遺構を下り切ったところに疏水公園があり、その横は南禅寺参道である。南禅寺の桜はどうなっているかと、覗いてみることにした。駐車場に隣接した勅使門横の桜は満開であったが、その他の桜はまだ蕾であった。境内にあるのは遅咲きの桜のようだ。
平安神宮
岡崎疏水の途中に平安神宮の大鳥居があった。ついでだから、平安神宮の桜を見てみることにした。紫宸殿前の左近の桜は少し開花していた。神苑の紅枝垂れは左近の桜よりは開花が進んでおり、五分咲きといったところ。
円山公園
円山公園は京都で人気のある花見処として常に上位にランクされている。たくさんの桜の木があり、小高い丘の上の大きな枝垂桜はほぼ満開であった。
伏見
京都に来て二度目の伏見訪問である。地下鉄烏丸線直通の近鉄桃山御陵前駅から西に進むと寺田屋方面に行くのだが、駅の出口から東に目をやると県道を跨いで御香宮神社(ごこうぐうじんじゃ)の大きな鳥居が目に入ったので先にそちらに向かうことにした。途中で日本聖公会キリスト教会桃山幼稚園の看板が目に付いた。中を見ると木造の建物の屋根に十字架が上がっていた。いかにも京都らしい教会の建物である。
御香宮神社に参拝した後、龍馬通りを通って寺田屋に向かう。前回来た時には閉まっていた寺田屋隣の広場にある寺田屋事件や坂本龍馬関連の記念碑を見た後に寺田屋の中を見学。
寺田屋は明治維新以降大きな改修をせずに現在まで残っているとのことで、おりょうが入った風呂も残っていた。
寺田屋から月桂冠大倉大倉記念館に向かう途中に見かけた東光山長建寺の境内には、早咲きの糸桜が満開であった。
京の梅(城南宮)
京都で梅の見所として上位にランクされている城南宮に行ってみることにした。地下鉄烏丸線の南の終点竹田駅から徒歩20分位の所にある。竹田駅から歩いて行くと、城南宮の梅を見てきた帰りと思える人たちとたくさんすれ違った。梅の名所として人気があるところのようだ。
着いたのは2時50分位であったが、3時から「梅が枝神楽」が奉納されると掲示されていたので、神楽殿の前に陣取って神楽を見ることにした。巫女さんが単純な舞をする巫女神楽というものであったが、神聖な舞と言う感じであった。
梅の木は神社の外周の神苑と呼ばれる庭園に植えられている。神苑の入口から入ると梅の香りが漂ってくる。ここにある梅の木は殆どが枝垂れ梅でよく手入れがされており、色は白、ピンク、紅と色とりどりで見事な庭園である。北野天満宮や大阪城梅林に比べると梅の木の数では劣るが、見応えのある見事な梅であり、たくさんの観梅客が来るのもうなずける。
梅の花の蜜を吸いに多くのメジロが飛び交っていた。