出歩記

気の向くままに歩き回り、歩いた軌跡を写真と共に記録に

奈良の紅葉2022 正暦寺

2022-11-26 | 京都日記

奈良の紅葉2022 正暦寺
奈良の紅葉の名所で、これまでに行ったことのない所はないかと探していたところ、奈良市内からやや離れたところの正暦寺(しょうりゃくじ)の紅葉がきれいだとの情報を得たので行ってみることにした。
正暦寺へはJR奈良駅始発のバスがあるとのことで、これに乗って行くことにした。終点で降りてから渓流沿いの道をしばらく歩くのだが、この道から見る樹々の紅葉が素晴らしい。

少し歩くと客殿である福寿院の門が見えてくる。中には小さな借景庭園があるのだが撮影禁止になっている。

福寿院の門からの眺め

福寿院からしばらく坂道と階段を上ると正暦寺本殿エリアに着くが、そこには小さな本殿と鐘楼があるだけである。
本殿の裏山に登ると、正暦寺全体を見渡すことができ、紅葉の名所といわれる所以が実感できる。

  

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京の紅葉2022(5) 京都御苑

2022-11-21 | 京都日記

京の紅葉2022(5) 京都御苑
京都の紅葉名所で外すことのできないのが京都御苑である。広大な敷地に伸び伸びと育った樹々の紅葉は社寺の紅葉とは違った趣がある。

京都迎賓館の北側にある「森の文庫」周辺では、子供連れのママさんグループや、ベンチで食事をしたり読書をする人たちが、思い思いの秋を満喫している。
 

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京の紅葉2022(4) 今熊野観音寺

2022-11-19 | 京都日記

京の紅葉2022(4) 今熊野観音寺
午前中に園部の龍穏寺に行くときに乗ったタクシーの運転手さんと話をしている中で、「京都の紅葉では泉涌寺の塔頭である今熊野観音寺の紅葉が素晴らしい」ということを聞いたので、龍穏寺の帰りに行ってみることにした。

今熊野観音寺は、京都の紅葉の名所として有名なところではないが、入場料が不要な境内としては見事な紅葉である。

境内の奥には医聖堂があり、石碑には日本における医学発展の貢献者の名前が刻まれている。名前を拾っていくと、杉田玄白、花岡青洲、貝原益軒、高野長英、緒方洪庵らの名前が読み取れる。
  

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京の紅葉2022(3) 龍穏寺

2022-11-19 | 京都日記

京の紅葉2022(3) 龍穏寺
これまでに出かけたことのない紅葉名所はないかと、ネットで「関西 秋の写真撮影・観光スポット」を見ていたら、京都市の北の南丹市園部町にある龍穏寺(りょうおんじ)の境内に続く紅葉のトンネルがきれいだとの情報があったので行ってみることにした。
JR園部駅からバスが出ているという情報であったが、生憎 土・日は運休ということで、仕方なくタクシーで行くことになった。
寺に着くと山門のところでは写真撮影する大勢の人たちでごった返していた。
山門から境内に続く参道の紅葉は丁度見頃であった。

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京の紅葉2022(2) 神護寺

2022-11-16 | 京都日記

京の紅葉2022(2) 神護寺
JR東海による「そうだ京都、いこう」キャンペーンで2022年秋のCM舞台は高雄の神護寺である。これまでにも神護寺の紅葉を見てはいるものの、再度見たくなり、高雄に行くことにした。四条大宮から西日本JRバスで高雄に向かうことにしたのだが、京都駅前発のバスが四条大宮に来たときはすでに満員であった。臨時バスがすぐに来るということであったので一台やり過ごしたが、次のバスも満員だったので仕方なくぎゅうぎゅう詰めのバスに乗り込んで高雄に向かった。
高雄のバス停は清滝川を挟んだ対岸の山の中腹にあるのだが、バスを降りると見事な紅葉に圧倒される。

谷底まで下りて清滝川にかかる神護橋から河原を見ると川床で食事をしている人の姿が見える。貴船と同様に京料理を賞味できる高雄の川床はガイドブックなどで紹介されているが、貴船のように有名でないせいか客の姿は少ない。
神護寺参道の途中にある茶店の硯石亭付近のもみじの色付き加減は3分程度か。完全に紅く色付いた紅葉よりも、これくらいの色加減の方が風情があって好きだ。

急な階段の上にある楼門をくぐると、それまでの参道の険しさからは想像できないくらいに広い境内になっており、たくさんのお堂が建てられている。その一つである明王堂の脇にある紅葉はすっかり色付いていた。

金堂に登る階段の写真は、JR東海のCMにも掲載されている撮影スポットである。
階段を登り切ってから後ろを振り返ると、色付いたモミジ越しに見る五大堂と毘沙門堂も絵になる。

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京の紅葉2022(1) 宝厳院

2022-11-14 | 京都日記

京の紅葉2022(1) 宝厳院
京都の紅葉名所ベスト10には必ず出てくる、天龍寺塔頭の宝厳院(ほうごんいん)である。11月12日からは夜の特別拝観が始まっているが、私は照明に照らし出された紅葉よりは、自然光の中で見る紅葉の方が好きである。

弘源寺
宝厳院の紅葉を宣伝しているパンフには、宝厳院と同じ天龍寺の塔頭である弘源寺も「秋の特別拝観」を行っていると紹介されていたので行ってみることにした。ここでは嵐山を借景にした枯山水庭園を見られるということであったが、ガラス戸越しにしか見ることができず、写真もガラス戸越しにしか撮ることができないなど、他の常に公開されている寺院に比べると特別拝観というには程遠い待遇であった。
    

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岐阜城

2022-10-04 | 京都日記

岐阜城
京都駅から在来線特急に乗り1時間20分程で岐阜駅に着く。駅前からバスに乗り、岐阜公園歴史博物館前で下車。上を見上げると岐阜城天守閣が見える。これまでにいろいろな城を見てきたが、この城ほど山のてっぺんにある城は初めてである。信長により岐阜城と名付けられる前は、斉藤道三の稲葉山城である。歴史小説によく出てくる名前の城であるが、これほど山の上にある城という認識はなかった。写真に写すと豆粒ほどである。
今は山のふもとの信長の居宅跡からロープウェイが出ており、これに乗ると4分ほどで山頂駅に着き、そこから歩いて天守閣に行けるが、当時は標高差300mを1時間くらいかけて登っていたのだと思われる。
  

麓から見上げる天守は曇天のせいか霧にかすんでいる。
 

岐阜城は1601年に廃城となり、江戸時代には天守閣が建てられることはなかったが、昭和31年に天守が再建され、平成9年に大改修工事が行われ、現在の姿になった。
 

 

天守閣の上からは岐阜市内が一望でき、信長も見ていたであろう長良川の流れもよく見える。

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貴船神社

2022-09-27 | 京都日記

貴船神社
常林寺
出町柳駅前で市バスを降り、叡山電鉄鞍馬線に乗るために高野川沿いの川端通りを出町柳駅に向かって歩いていると、山門に「萩の寺常林寺」という表札のかかった寺があった。中を覗いてみたら見事に萩の花が咲いていた。
  
出町柳から叡山電鉄鞍馬線に乗り、貴船口で降り、駅前から出ている京都バスに数分乗ると終点貴船に着く。そこから少し歩くと貴船神社の鳥居が見えてくる。この鳥居の先には写真でよく見る朱色の燈篭がが両側に立っている階段が続いているので、これをを登っていく。
  
貴船神社は全国にある水の神を祀る水神の総本宮であり、境内にある湧水には「神水」の立札がある。
  
貴船神社の脇を流れる貴船川では、夏には水の流れの上に座敷を作りアユなどの食事を頂くことができる。川床(かわどこ)と称し、京の納涼スタイルとして親しまれている。
  
貴船神社から貴船川沿いに川上方向に歩くと貴船神社の奥宮がある。かつて貴船神社はこの地にあったが、水害により建物が流されたので現在の地に移転し、昔に本宮のあった地が奥宮になっている。
  

  

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大原を散策

2022-09-26 | 京都日記

大原を散策
国際会館前から京都バスに乗り、終点の大原で降りてから三千院までの道を歩くのだが、この道が何とも風情がある。道の左側には昔ながらの土産物店が軒を並べ、右側は呂川が流れている。京都にはたくさんの社寺があるが、このような参道はほとんど通ったことがない。
三千院の入口は石垣に囲われており、その石垣は長い歴史を物語るかのようにすっかり苔むしている。その苔の中にピンクの秋海棠(しゅうかいどう)の花が彩を添えている。
  
三千院の客殿から見る聚碧園(しゅうへきえん)の庭にも濃淡緑の中に秋海棠のピンクが目立つ。
  
本堂の宸殿から極楽院を眺める有清園(ゆうせいえん)は、苔の大海原が見事である。
 
一番奥の観音堂からの帰りは、これまで歩いたことのない律川添いの道を歩いたが、風情のある道であった。
  
律川添いの道の脇には苔むした「おさな六地蔵」祀られていた。極楽院前の「わらべ地蔵」とは違った可愛い表情をしている。
     

宝泉院
三千院を歩いた後は、いつものことであるが、奥の宝泉院にいき、抹茶をご馳走になる。


山崎豊子作 小説「不毛地帯」の中の一節に宝泉院の庭の情景が描かれている。

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嵯峨野を散策

2022-09-25 | 京都日記

嵯峨野を散策
久し振りの京都である。9月の末であるので紅葉には少し早いが、まだ暑い日が続いている。さて、どこを歩こうかといろいろな場所を想いうかべ、自然と名所を味わうことができる嵐山、嵯峨野を歩くことにした。
阪急嵐山駅から歩いて嵐山公園中之島から見る渡月橋の人通りは、昨年の秋よりは増えた気がするが、コロナ禍の前までは戻っていない。
渡月橋の上から見る桂川左岸の建物の屋根は黒い瓦の大屋根が多く、上品な印象を与えている。
  
野々宮神社にお参りをしたのち、のんびりと竹林の散策路を歩き、常寂光寺、落柿舎、二尊院を外から眺め、祇王寺に向かう。
  
祇王寺の庭は相変わらず苔むした薄暗い感じであるが、いかにも自然の日本庭園という感じが良い。
  
  
祇王寺から嵯峨の田舎道を歩き、祇王寺の旧地頭である大覚寺に向かう。永六輔作詞「女ひとり」3番に歌われている「京都、嵐山(らんざん)大覚寺・・・」の寺である。寺の中には入らずに、大沢池を一周。
  

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