氣まぐれ剣士の言いたい放題

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366 悪への対処法

2006-06-23 17:20:57 | Weblog
氣まぐれ剣士の言いたい放題

366 悪への対処法



 人間の悪に対する態度は、およそ5つの型にわかれるそうです。
 
 1、弱肉強食型
  泣き寝入り型ともいいます。長いものには巻かれろというわけで、あきらめて泣    
き寝入りしてしまう態度。けんかや闘争はまず気力、活力の旺盛な方が勝ちます
からね。
 
 2、復讐(ふくしゅう)型
  殴られたら殴り返す、蹴られたら蹴り返す、という暴力的態度。野蛮で低級では 
あるが、1の意気地のない態度に比べると、まだ元気があります。
 
 3、偽善型
  蹴られても蹴り返すことができない人間が、負け惜しみで、立派な理由をつけて 
その意気地のなさをごまかそうとする態度。今日、こういう偽善者が多いかもしれません。平和主義者だのなんだのといって、平和平和で、戦争はいけない、暴力はいけない、武力を捨てよといいつつも、根底には卑怯な偽善者の寝言に過ぎないかもしれません。
 
4、宗教型
俗世間の一切を超越して、すべてを平等に慈愛の目で視るという態度。これは人間として最も尊い在り方ですが、しかし人間の中の極めて少ない勝れた人達にしてはじめて到達し得る境地で、というて私たち凡人にはできることではありません。ガンディーや、刀を捨ててまるごしになった宮本武蔵がこの境地の人達だそうです。
 
5、神武型
 人間の道を重んずるがゆえに、悪を憎んで断固としてこれを封ずるという態度。
 『論語』にも「仁者のみ能(よ)く人を好み、能く人を悪(にく)む」とありますが、仁徳ある人だけが本当に人を愛することができ、人をにくむことができる、と言っています。この態度こそ「武士道」の神髄ともいえます。
  
みなさんは、どれにあたりますか? 氣まぐれ剣士はやっぱり“偽善型”ですね。
 “君子危うきに近寄らず”かな? 

次回もお楽しみに                         以上