氣まぐれ剣士の言いたい放題

氣まぐれ剣士が剣道その他を思うままに書いています。
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360 松井選手の生き方

2006-06-09 13:03:35 | Weblog
氣まぐれ剣士の言いたい放題

360 松井選手の生き方
 
 テレビでの放送です。作家の伊集院さんが「僕の好きな松井選手の写真がある」と言うのです。それは、バッターボックスに入るときに、松井選手が、キャッチャーや審判の人に笑顔で挨拶をしている写真だと。松井選手はいつだって、敵であるはずのキャッチャーにも、審判員にも挨拶をして、バッターボックスに入ると言うのです。
 
松井選手の地元の小学校にも中学校にも、松井文庫と呼ばれている本棚があるそうです。そこには、名前が書いてあるわけでないのだけれど、「松井選手からのプレゼントなんだよ」と子どもたちは言います。「いつからあるの?」「うーんと昔から。今、大学生のおにいちゃんの時からあったんだって」
 松井選手はそのことを公表されてるわけではないのだそうです。それでも、みんなはそのことを知っているそうです。

 テレビの中では、松井選手が書いた手記についても放送されていました。「今、いじめられている子どもたちへ」というような題で、(しっかりと覚えていなくてごめんなさい)松井選手は、死を選ぶことは絶対にしてほしくないということを書き、「どうしようもなくなったら、僕に手紙をほしい」と書いてあって、実際に、松井選手のところに手紙も届き、そしてまもなく松井選手から、返事が届けられたというのです。
 
 それから、あまりあきらかにすることを松井選手は望んでいないけれど、10人もの子どもたちの里親をしているのだということでした。松井選手はその10人の子どもたちにも、きっと、生活を金銭的な面から助けるということだけでなく、どんなにたくさんの優しい気持ちを持って接していることだろうと思うのです。
 
伊集院さんが、インタビューの中でとても心に残ったことがあったのだそうです。
「君は、人の悪口を言ったことがないと聞いたけれど、それは本当かい?」
松井選手は「はい、そうです。中学2年生から、人の悪口は言っていません」ときっぱりと言ったのだそうです。もう一度、「本当に悪口は言わないの?」と尋ねられた松井選手は重ねて、まっすぐに前を向いて「はい、言いません」と話したということでした。

 やっぱり一流になる選手は違いますね。松井選手は決して弱音を吐きません。どんなスランプでもグチや悪口を聞いたことがありません。松井選手の成績よりも生き方に皆さん感動し、心を動かされるのでしょうね。

氣まぐれ剣士は、相手の攻めに心を動かされるのは得意です。

次回もお楽しみに                           以上