氣まぐれ剣士の言いたい放題

氣まぐれ剣士が剣道その他を思うままに書いています。
一度のぞいてください。

362 豊かさ

2006-06-13 08:18:35 | Weblog
氣まぐれ剣士の言いたい放題

362 豊かさ
 
  
  「真の豊かさとは、何ひとつ必要としないことだ」
           -- ゲーリー・スナイダー(アメリカの詩人)--

 ・いつもがんばっていなければならない。
 ・苦しくても弱音を吐いてはならない。
 ・いつも楽しそうに振舞っていること。
 ・人に弱みを見せてはならない。
 ・困難はひとりで解決し、けっして他人の手を煩わせるな。
 ・清く正しく、正直に生きよ。
 ・すべての人を愛し、誰からも好かれなくてはならない。
 ・完璧な社員、完璧な夫、完璧な妻、完璧な親、完璧な人間でいなければならない。
 ・何事にもこだわらず、すべてのことには絶対に柔軟であるべきだ。
 ・疲れているところを人に見せたり、病気で仕事を休んではいけない。
 ・いつも強くなくてはならない。

 毎日、そんな指令を受けて、一生懸命に守ろうとしている人がいます。そのため常に緊張していなければならないので、とても苦しいのです。ときには、身も心も疲れ果ててしまい、休んだり誰かに助けを求めたくなるときもあります。

 でも、疲れたところを人に見せることはできないのです。どんなときでも強くなくてならないのです。そう、そんな人は、いつもがんばっていたり強くいる自分でなくては、自分が存在する意味がないと思っているようです。

 自分の本当の姿は、欠けているところだらけの、不完全で醜いものだと思っています。だから、そんな厳しい指令を一生懸命に守ることで、立派な鎧を作り上げて、本来の自分の姿を隠そうとしているのです。

 でも、一回鎧を外して見たらいかがでしょうか。それは、見れば見るほど不完全で頼りなく思えるかも知れません。それでも、鎧を着て立っているときよりは、温かく思えるようですね。何よりも、そのままの姿で立っている自分を見ていると、心に安らぎを感じるかも知れません。

 人が転んだら笑えばよい。自分が転んだらもっと笑え!
この精神でいきましょう。

次回もお楽しみに                            以上