氣まぐれ剣士の言いたい放題

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324 争いの哲学

2006-04-05 08:18:14 | Weblog
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324 争いの哲学


 争いが起きたときには、二つの対処方法がありますよね。

 ひとつは、戦う。もうひとつは、避ける。

 問題解決方法には、さまざまなものが提唱されてきていますが、納税額日本一で有名な斎藤一人さんは、このようにお考えのようです。

 「利口になるのは自分だけ」

 人間ってね、つっかかる人はつっかかることしかできない。それで精一杯。それを相手を変えよう、っていうのは、相手に利口になることを求めているんだよ。でも、それはできない。何でかって、相手は利口じゃないから。世の中ってね、利口になるのは自分だけだよ。だって、自分の学びのために出てきているんだもん。相手が利口になったって、それは自分の学びにはならないよ。
  (『斎藤一人の不思議な魅力論』(PHP研究所)より)

 斎藤一人さんは、争って相手を変えることを考えるよりも争いは避けるほうが得策だとおっしゃっています。それは、言い負かしたからといって、周りの人は「偉い」
とも思わないし、言い負かした後の怖さもあるからなのだそうです。

 ですから、常に自分を主語にして相手を変えようとせずに、自分が変わっていくことのほうが重要だといいます。自分の学びのためにも、トラブルに巻き込まれないためにも、良い意味で自分を中心に考えたいものですね。

 その通りですね。争いはどちらかが一方的に悪いというよりも、どちらも自分の方が正しいと思っているときに起きるようですね。

 孔子さんの“君子危うきに近寄らず”はこのことを言いたかったのかなぁ。争っていくら勝っても平和は来ないモンね。ブッシュさんはちっとも分かってないようです。

 いかがでした。
 次回もお楽しみに。
以上