名無しの教師の日誌

ある公立中学校教師の教育私論と日記です。

合戦準備~師走に向けて~

2017-11-19 23:19:18 | 日記(その他)
教師が走り回らなければならないほど忙しくなるから、師走という……

誰が言い出したのか知りませんが、12月に我々が忙しくなるのは、事実です。

保護者会に成績処理に通知表、3年生の担任であれば進路指導も佳境……

というわけで、戦に向けて英気を養うため、旅行に行きました

この時期暇なの?と言われそうですが

別に暇って訳では無いのですが、このタイミングで上手にリフレッシュをしておかないと、年末を迎えられないのです。

当初は、旅行記を書く予定でした。

ところが、アクシデントがあったため、旅行記は簡潔にし、そのアクシデントについて詳しく書きます。



【旅行記(行った順)】

・日本大正村

これで私は明治村、大正村、昭和村を制覇したわけですが

大正村は、明治村、昭和村と違い

入園料がかからず、個々の施設に対して料金が発生というシステムでした。

それは良い……と思ったのですが、大正村と無関係な施設(一般住宅等)が大正村内に存在します。

というか、歴史的に価値のある建物が存在する街そのものを大正村と定義しているようで、明治村、昭和村とは根本的なシステムが違うわけです。

そのため、大正村内で普通に散見される、21世紀の生活……ちょっと残念でした。

悪天候も相まって、残念。

・恵那峡遊覧船

紅葉の景色を目的にしていたのですが、これも悪天候であまり良いものではありませんでした。

でも、悪天候は誰のせいでもないので、しかたがない。

むしろ欠航にならなくて良かったと思います。

・下呂温泉

そんなこんなで予定よりも数時間早く到着してしまったのに暖かく迎え入れて下さりありがとうございました。

湯之島館というところに泊まりました。

実は、ここしか予約が空いていなかったという極めて消極的な理由で選んだ宿だったのですが

とても良かったです。

あと、温泉街にある、下呂温泉射的屋藤吉郎は、300円でなかなか遊べるのでオススメです。

ここの銃は夏祭りの露店のようなショボいものではないので、撃ってて気持ち良いです。

ちなみに「ここの銃、強くないですか?」という私の問いに対し、お店の人曰く

「うちが強いんじゃ無くて、よそが改造して弱くしている場合が多い。うちは無改造なだけ」

だそうです。

温泉街には多数の足湯があります。

みなさん入っていましたけど、足だけを局所的にあたため、それ以外の部位を寒気にさらし

さらに湯から出た後は急速に体を冷やすわけですから、あれこの時期はすごく体に悪い気がするのですけれどどうなのでしょうか。

なので、私は入りませんでした。

でも、旅館の大浴場の方は最高でした。さすがの泉質です。

・滝

がんだて公園というところに行き、散策して滝を見て、川魚の天ぷらを食べました。

天ぷらおいしかった。

ちなみに、「マイナスイオン測定結果」なる掲示がなされていましたが

一応理科教師として書いておくと、イオンには陽イオンと陰イオンがありますが、陰イオンを英語で書くとminus ionではなく、negative ionです。



【アクシデント】

さて、ここまでは何の問題も無く、ただの休日を満喫している人である

ここからが問題であった。

ちなみに私の現住所は、岐阜県より南西の某県某市とだけ書いておく。

すなわち、私の帰路はおおむね南進である。

がんだて公園で、カーナビを目的地自宅で設定すると

カーナビは

「元来た道を戻るより、一度高山まで北進して、そこから高速道路に乗っちゃった方が早いよ」

と表示している。

これは完全に私のミスなのだが

休暇にうつつを抜かし、世の状況を全く調べずに、カーナビを信じてハンドルを握ってしまった。

機械の言いなりになり、北進。

途中、チェーン規制情報がどうのこうのという看板を見かけるも

完全に休日モードで思考力が低下していた私は

「雪とか北陸の話っしょ?」

ガン無視

そしてインターに来て、NEXCOの職員さんに停車をもとめられ

「あ、これあかんやつや」

と気づく。

まさかの高速道路チェーン規制。

職員さん「すみませんが、規制中です。チェーンはお持ちですか?」

私「持ってないです」

職員さん「スタッドレスでもないですね……すみませんが、Uターンをお願いします。

私「はい……」



(インターの手前。この直後、筆者はUターンするはめになった。)

そして、凍結が始まる前に、とっとと下道で峠を突破しなければ……と下道を走り出す。

ところが、今になって冷静に考えてみれば

高速道路がチェーン規制で最高速度50km規制がかかっている状況である。

そのすぐ下の一般道は路面状況良好……なわけない。

路面温度表示は1℃か0℃。

凍結が始まる前に抜けないと、そう思いながら急ぎ運転し

ちょうど峠の中間地点くらいで

「おい道が白いぞ」

「おいなんかガリガリ言ってるぞ」

はい、完全に凍結してますわ。

そして一般道の峠道である。

くねくねしてるわ、アップダウンははげしいわで、もう最悪である。



結局、折角温泉とレジャーで養った英気よりも、疲労感が勝ってしまいました。

本当に、「よい子はまねしないでね!」みたいなことをしてしまいました。

結果論としては、無事故で終わったので笑い話でしたが

あそこで、職場に明日謝罪をしてもう一泊するというのも手だったのかな、と今では少し思います。

あんな状況で事故ったら、自分がケガするだけでは無く、いろいろな人に迷惑をかけてしまいますからね。

また、通ったルートも最悪でした。

これは帰宅後に調べて知ったことですが、どう考えてもがんだて公園から下呂の方に戻って南下するルートの方がリスクが少なく

むしろ最もハイリスクな方法で帰ってきてしまった気がします。

途中、スリップしたのか、崖に激突し大破しているプリウスと、その後始末をするおまわりさんを見たときは、本当に戦慄しました。

最終的には、十分な減速を行なうことで、無事に凍結区間を走破し

途中から高速道路に乗り、予定よりも遅れましたが無事に帰宅できました。

今回の旅で、私の四駆車信仰がさらに強固なものになりました。

「おうちに無事に帰るまでが遠足です」

教師がよく使う言葉ですが、この言葉の重みを痛感しました。

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