家族の深いつながりをつくる

家族がもっと深くつながるため、私の家庭で実践していること、学んでいることなどを書き綴っています。

伝わるように、伝える

2014-10-28 19:50:00 | 日々のこと
以心伝心、という言葉がある。

大雑把に言えば、
「言わなくてもわかってるよね、お互い」ってことだ。

でも、私はこの言葉に大いに疑問を持ってる。


私の両親はとても仲が悪かった。
喧嘩するならまだいい。冷戦だ。会話がない。

父が七年前に亡くなったが、
しばらくして、母が父について語ったことがある。

「あの人、自分が思わず悪いことしたとか
意地張ってしまったとわかってても謝れない。
一人で悩んでるのよね。」

母は父のことを嫌ってると思ってた。
いや、嫌ってたのだと思う。
でも、父を理解していたのだ、本当は。


たぶん、、、
両親は本当は、心の奥底では理解し合っていたのだと思う。
だけれども、それが伝わらなかった。
お互いに伝わっていなかった。


あなたのこんな面があることを、私はわかってる。
本当はこう思ってるんだよね。

それが、たまにでも、一年に一度でもいいから、
お互いに伝え合うことかできたら。

相手に伝わるような伝え方を知っていたら。


このワークショップでは、
伝わる伝えかた、のエッセンスも紹介されます。

11月8日開催
「人間関係のプロが伝える夫婦/カップルの関係をよくする3つのコツ」




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どこに支援するか? どうして支援したくなるのか?

2014-10-28 08:00:39 | 日々のこと
私は、家族関係を扱うコーチングを主に仕事にしています。
他にも、自分がとても共感できるNPOなどでも活動しています。
自分がエネルギーを注ぎたい活動に対して、
自分一人でできることは小さい。
だから、想いが近い人たちの活動に加わって、
一緒にやっています。


また一方で、私は「寄付(会員)」というカタチで、
寄附をつづけている団体がいくつかあります。
実際の活動には加わらないけど、
その問題に興味関心がある。
だから、自分ができるカタチ(寄付とか記事シェアとか)で
間接的に支援してる。


私の支援キーワードの一つは「家族」。
特に「こども」。

例えば、こどもがだまされて、
戦争に利用されたり、売られたりする。
そのことで「家族とのつながり」が、
強制的に断絶される。
そのことが許せないし、なんとかしたいと思う。
『かものはしプロジェクト』は、
2年以上支援しつづけている。

もう一つ。
支援したくなる団体について、別の視点がある。
それは、
どんな課題を解決するのか?、
という「具体性がある」こと。

「私たちの活動を支援してください!」もいいのだけど、
私は「誰の(何の)こんな問題を解決したい!」と
明確になっている方がいい。

先ほどの『かものはし』の寄付ページには、
「こどもが売られてしまう問題の解決のために、
みなさまのご支援をよろしくお願いします」と書いてある。
実際に、代表の村田さんの話を聴いたときにも、
この言葉に沿った言葉を語っていたし、
毎年送られてくる会報も同じ。

具体的だし、ぶれてない。
常に心に響いてくる。
実際に、具体的な成果も挙げている。
だから自然に、支援をつづけたくなる。


自分の活動にも、
この要素をどんどん盛り込んでいきたいと思う。



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ハイドリーム、ロードリーム

2014-10-27 19:40:26 | 日々のこと
週末は、相方とキャンプに行っていました。

前日の晩、突然、キャンプに行こう!という話になり、
当日の朝、キャンプ場に連絡し、
そこから準備して出発。

キャンプ地近くで食料を調達し、
カセットコンロとたき火で調理をする。

外で食べる食事というのは、なんで美味しいのだろ~

夜7時くらいには食べ終え、
その後はひたすらたき火の前で話す。


人が近くにほとんどなく、車の音など人工的な音もほぼなし。
虫や鳥の鳴き声、そして、薪が燃える音。

たわいもない話から、
今後どうやって過ごしていきたいか。
どこに住んで、どんな暮らしをしていこうか。
そんな近い将来の話をした。

また、お互いの結婚についての
「ハイドリーム、ロードリーム」を話した。

夏前にもじっくり時間をかけて話したことがある。
でも、改めて話をした。
今、この時に思っていることを。

ハイドリームとは、いわば理想的なこと。
ロードリームとは、最悪なこと。

お互い離婚歴があるので、結婚について、
少なからずいろいろな思い入れ・思い込みがある。

どんな状態になったら、とてもいいいなあ、と思っているか。
自分が、二人が、そして、家族が。

どんな状態になっていたら、嫌なのだろうか。
自分が、二人が、そして、家族が。


前回話したことを細かく覚えているわけではないけど、
今回改めて二人で話をし、よりシンプルになっていた。

そして、お互いが思っていることが共有され、
また、より深いつながりを感じることができた。


日常生活をしている中、
自分たちがどうあれば最もよいのか?
自分たちがどうなってしまったら困るのか?

そんな話をじっくりと時間をかけてすることは、
案外していないものだ。

「ハイドリーム」「ロードリーム」

お互いが思っていることを、ただ聴きあう。
それだけで、また深くつながっていることを実感できた時間だった。



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涙のわけ

2014-10-24 05:32:58 | 日々のこと
今日からある友人たちのところへ行くことになっていた。

その友人とメールでやりとりをしていた。
私がパートナーの妊娠を伝えたことをきっかけに、
友人は涙がとまらなくなった。

私たちに子どもが宿ったことを喜んで、
というのではない。
友人の中に何かが起こったのだ。

友人の涙のわけはわからない。
「家族」に関すること。
それだけはわかった。

友人は止まらくなった涙の中、
私たちを向かえようとするために、
とても考えてくれた。
その涙の意味に向き合ってくれていた。

パートナーと私も、
「私たちにとって、
この出来事は何を伝えようとしてるのだろう?」
と話をしていた。

友人も、
「なぜこのタイミングでこの出来事が起きたのだろう?」
と考えていた。


「家族」という存在は、
突然、さまざまなカタチで、
大きな存在としてやってくる。

「家族」という存在は、
いろいろなカタチで感情を揺さぶり、
生きる意味を考えさせてくれる。


友人たち家族にとって、
私たち家族にとって、
今回の出来事には、どんな意味が込められているのだろう?



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怖れを話す その5

2014-10-22 21:48:04 | 怖れや弱みを伝えあう
自分が恐れていることや弱いところを話す。
これは、この後も、事あるごとにやっている。


つい、意地を張ったり、いい人ぶろうとしたり、
わかってるつもりになったりする。
後になって、悪いことしたなあ、
と思うようなことをやったりする。

でも、これらは全部、自分が何かに恐れている、
もしくは、自分の弱さを隠すためにやっていることだ。

そのことに気づいたとき、
自分の弱いところや恐れていることを認める。

そして、本当はどんなことを思っていて、
どんな気持ちになっていて、
本当はどうしたかったのか。
どうして欲しかったのか。
できるだけ具体的に話すようにしている。

どうしたかったのか、どうして欲しかったのか。
それがわからない時には、
つい意地を張ってしまったこと。
いい人ぶろうとしてしまったこと。
わかったつもりになっていたこと。
それを、ただ謝る。

「意地になってた。ごめんね。」
「赦してほしい。」

そう伝えるだけだ。


情けない気持ちになったりするけど、
そういった気持ちも自分で否定しない。

「こんなことをしてしまって、情けない。」
「でも、本当はもっとよい関係でいたいんだ。」

どんなに時間が経っていたとしても、
気づいたら、ためらいながらでも伝える。

パートナーが同じように、
自分の弱さに気づいたときも同じだ。


自分の弱いところを認める。恐れていることを認める。
そして、どんなに情けなくても、不恰好でもいいから、
相手に伝える。

どんなに時間がかかっても、
伝わったとわかるまで伝えつづける。
本心は、よい関係をつづけたいのだから。


これを私は「Vulnerable Recovery」と呼んでいる。

弱さ、傷つきやすさを素直に認め、
そして、本心に気づき、
どんなことをしてでも関係回復をあきらめない。
自分からはつながりを切らない。


以前の私には、これができなかった。
でも、今はこれができる。

家族が深くつながる方法はたくさんある。

その中でも、とても大事なことは
Vulerable Recoverly、
怖れを手放し、あきらめないことだ。



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