家族の深いつながりをつくる

家族がもっと深くつながるため、私の家庭で実践していること、学んでいることなどを書き綴っています。

怖れを話す その5

2014-10-22 21:48:04 | 怖れや弱みを伝えあう
自分が恐れていることや弱いところを話す。
これは、この後も、事あるごとにやっている。


つい、意地を張ったり、いい人ぶろうとしたり、
わかってるつもりになったりする。
後になって、悪いことしたなあ、
と思うようなことをやったりする。

でも、これらは全部、自分が何かに恐れている、
もしくは、自分の弱さを隠すためにやっていることだ。

そのことに気づいたとき、
自分の弱いところや恐れていることを認める。

そして、本当はどんなことを思っていて、
どんな気持ちになっていて、
本当はどうしたかったのか。
どうして欲しかったのか。
できるだけ具体的に話すようにしている。

どうしたかったのか、どうして欲しかったのか。
それがわからない時には、
つい意地を張ってしまったこと。
いい人ぶろうとしてしまったこと。
わかったつもりになっていたこと。
それを、ただ謝る。

「意地になってた。ごめんね。」
「赦してほしい。」

そう伝えるだけだ。


情けない気持ちになったりするけど、
そういった気持ちも自分で否定しない。

「こんなことをしてしまって、情けない。」
「でも、本当はもっとよい関係でいたいんだ。」

どんなに時間が経っていたとしても、
気づいたら、ためらいながらでも伝える。

パートナーが同じように、
自分の弱さに気づいたときも同じだ。


自分の弱いところを認める。恐れていることを認める。
そして、どんなに情けなくても、不恰好でもいいから、
相手に伝える。

どんなに時間がかかっても、
伝わったとわかるまで伝えつづける。
本心は、よい関係をつづけたいのだから。


これを私は「Vulnerable Recovery」と呼んでいる。

弱さ、傷つきやすさを素直に認め、
そして、本心に気づき、
どんなことをしてでも関係回復をあきらめない。
自分からはつながりを切らない。


以前の私には、これができなかった。
でも、今はこれができる。

家族が深くつながる方法はたくさんある。

その中でも、とても大事なことは
Vulerable Recoverly、
怖れを手放し、あきらめないことだ。



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怖れを話す その4

2014-10-22 06:44:00 | 怖れや弱みを伝えあう
何から話したかなあ。
そうだ。これだった。
 
 
1年半前に離婚したこと。
どうして離婚したのか、という、その時の自分の気持ち・状態。

何年間も、ずっと元嫁さんの話を聴いていた。
だけども、聴き続けていて、自分に余裕がなくなったこと。
私が聴いて欲しいと思っていたことを聴いてもらえなくて、
苦しくなっていったこと。
そのうち、私が元嫁さんの話を聴けなくなっていたこと。
最後には、元嫁さんに強い言葉を言うようになっていたこと。

家族をつくる、幸せな家族とはどういうものなのか、
よくわからないと思っていること。
子どもを持ちたいと思ったことがなかった、ということ。
子どもをどう扱っていいのかわからない、ということ。

...他にも、たくさん話したと思う。
 
 
実質初めて逢う人、それも、かなり気になっている人に、
逢って1時間も経っていないうちにこんな話をしていた。

いま改めて思い返しながらこの記事を書いているのだけど、
よくこんなこと話したなあ、と思う。

私はコーチという「人の話を聴くしごと」をしているのだけど、
「人の話を聴くしごと」をしている人が、
「最も大切な人の話を聴けなかった」話をする。

最も大事にしていることを大事にできなかった、
という弱みを話した。
どうやって家族・家庭をつくっていいのかわからない、
という恐れを話した。

両方とも、今も最も大切にしていることだ。


パートナーは、しっかりと噛みしめるように聴いてくれていた。
そして、パートナーも自分の弱さや恐れていることを話してくれた。

こうして、自分の持っている恐れや弱さを聴きあうことができた。


~次回へつづく~


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