沖縄は豚肉文化、豚の耳から尻尾まで、鳴き声以外は全ていただく。
また豚は祝いやお祓い、神事に使われる。
豚を殺して神に供える祈願のことを「ワーガンニガイ」という。
島の友人が東南アジアの女性と結婚することになった。
結婚前の顔合わせで、東南アジアから家族がやってきて
お祝いが行われた。
テーブルの上には豚肉を使った沖縄料理が並べられて
お酒も始まった。そこで、どのような結婚式にするかが
話し合われた。話し合って、お互いの文化を大切にして、
融合させた式にしたいという。
新郎側の意見として、沖縄は豚を一頭潰して豚肉料理を
振る舞う。すると新婦側は東南アジアの私たちの集落では
牛を一頭潰して、式の間中牛の頭をよく見えるところに
飾るという。
そこで仲人がわりの人が間に入って、お酒の勢いもあり、
新郎の前には豚の頭、新婦側には牛の頭を飾るという話なった。
結局は普通の式が行われたが、一時はどうなることかと
思ったことがあった。
豚神願いは、めでたいことばかりではない。
溺死体を発見した人、溺死体に触れた人、溺れかかった人を
助けた人、海で遭難し奇跡的に助かった人、命にかかわるような大きい災難に
あって助かったときなどにも行われる。
本来はあの世にいくことになっていた人を助けた人や、あの世にいくことに
なっていた人がいかなかった場合の身代わりだと言われている。

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きじむな

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