パーントゥは宮古島に伝わる厄払いの奇祭。今年は10月25日に行われた。
島内2ヶ所で行われるが形式は異なっている。
一般によく知られているのが島尻地区で旧暦の9月上旬に行われるパーントゥ。
1993年に重要無形文化財に指定されている。
仮面をつけて全身に泥を塗り、シイノキカズラを巻きつけた3体の仮装神が出現する。
パーントゥは厄払いの神として、泥を塗りつけることで、新築の家のお祓いや
子供の 無病息災を祈願する。
ンマリガー(産まれ井戸)と呼ばれる井戸の底の泥を身につけて奇声を
発しながら各家を まわる。誰かれかまわず泥をなすりつける奇祭である。
今から100年以上前に島尻地区北部の海岸に仮面が漂着した。
その仮面を拾った若者が、泥を塗りたぐって来訪神になったという神話が
起源とされている。 ユネスコの文化遺産に指定されたことから多くの人に
知られるようになり、パーントゥを 見に来られる観光客も増えた。
誰かれかまわず泥を塗りつける祭事であるが、その意味合いを知らない
観光客に受けいられず 事件が起こった。近年、観光客から服を汚された、
カメラに泥がついたなど苦情が 寄せられるようになったことから
パーントゥが行われる日は公表されていない。
パーントゥが身体につけている泥は腐葉土が溜まった井戸の底から取られて
いるもので 強烈な匂いを放つ。臭ければ臭いほど疫病退散に効果があるとされ、
住民はありがたがる が、観光客の中には受けいられない人もいる。
泥がつけられることを覚悟していってください。

コメント一覧(10/1 コメント投稿終了予定)

きじむな

ダイバー
最新の画像もっと見る
最近の「日記」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事