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うんたま森のキジムナー

セイロンベンケイ

散歩道の途中に「ハカラメ」がある。
家の人が植えているのか雑草のようにかってに生えてきて
いるのか、先月くらいまで花が咲いていた。

宮古島で「ハカラメ」と呼んでいるのは「セイロンベンケイ」
花の咲き方が「灯籠(トウロウ)」に似ていることから
「トウロウソウ」ともいう。
世界の熱帯、亜熱帯地方に広く分布し日本では小笠原や
南西諸島に多くみられる。

本土で育てても花を咲かせるのは難しく、幻の花ともいわれているそうだが、
宮古島では春から夏にかけて普通に花がみられる。
葉っぱのふちから芽を出し、芽が成長すると新しい個体に成長していく。
ハコベは茎の一部を切り取って水を与えておくと茎から芽や根が出て、
これも新しい個体となる。
このように受精せずに子孫を増やす植物のことを「無性生殖」
(むせいせいしょく)という。

葉っぱから芽が出て増えていくので宮古では「ハカラメ」
葉っぱからどんどん芽が出てくるので「子宝草」英語では「ベビーリーフ」
オバァはハカラメの花のことを「ホウズキ」と呼んでいた。

子供の頃、夏になると庭にホウズキがあった。
ホウズキの実の中身を出して口に入れてブゥブゥと祖母が
器用に音を鳴らしていた。
夜店ではホウズキも売られていたのをなんとなく覚えている。
私の知っているホウズキとは別物のような気がする。
昔はハカラメの根から薬を作っていたそうだ。
何に効くのか聞いておけばよかった…


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コメント一覧

きじむな
今日から海に出る予定です。
こんなに長く休んだのは、おそらく初めてだと思います。
まだ、かなり海は荒れています。
ダイバー
ハカラメ、不思議な現象ですが、現実なんですね🙂 自然界は不思議な事だらけで、逞しさを感じることも多いですが、逆に、か弱さやはかなさを覚えることも少なくないですね😞
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