下地島は宮古列島の島の一つ。沖縄県宮古島に属する。
伊良部島下地島の間は「入江」と呼ばれる細長い海で隔てられている。
その海を渡るため6つの橋が架けられている。
下地島空港の建設に伴って架けられた乗瀬橋除く5つの橋は、
それぞれの集落と下地島を結んでいる。
集落の中心である村番所から、農地として利用されてきた下地島への
メインストリートのようになっており、当時の歴史を伺うことができる。
また、生活の近代化に伴って一部は埋め立てられてしまったが、
今も多種多様な動植物が棲み、古くから人々恩恵をもたらしてきた。
3〜40年前は空港施設と職員の宿舎があり一般の住居はなく無人島だった。
現在は宿泊施設や一般の住居がある。
歴史に下地島が登場してくるのが1463年、宮古島に漂着した朝鮮船の乗員の
記録が残っている。古琉球の頃には伊良部佐和田にキドマリ(木泊村)が
あったとされ村跡が残っているそうだ。
記録では津波で壊滅したとある。1771年明和の大津波によって
平坦だった下地島は牛や馬、山羊や放牧されていた家畜は全滅したそうだ。
下地島は空港を除くほぼ全域が伊良部県立自然公園に指定されている。