島民に親しまれてきたTSUTAYA宮古島店が閉店する。
1991年にブックBOXとしてオープンし、2011年にTSUTAYAとして
リニューアルオープンした。
宮古島では「ビデオヤー」と呼ばれて親しまれてきたが、インターネット
の普及によりDVDを借りる人も少なくなった。
台風がくるとビデオくらいしか楽しみがない。
ビデオを借りてきても停電で見られない。
民放が放送されるようになったのは1993年、
今から30年ほど前になる。それまではビデオだった。
今では想像もできないほどビデオ屋さんがコンビニ以上にあった。
当時のビデオ屋さんでは入り口に入ると大きいビデオと小さいビデオに
分かれていた。ビデオの規格が統一されていなかった。
島の人が借りに来るビデオはもっぱらテレビの番組を録画したもので、
映画のビデオを借りる人は少なかった。
その頃のビデオは「映画館に行かなくとも家で映画を見ることができる。」
そんな売り文句でレンタル料も一つ千円ほどしていた。
一方テレビ番組を録画したものは200円〜300円ほどだったと記憶している。
民放が放送されるようになってビデオ屋さんも無くなっていった。
そんなときにオープンしたのがブックBOXで現在のTSUTAYAだった。
島民の誰もが会員で車の免許を上回るほどの会員証レンタルカードだった。
そんな時代も終わろうとしている。