越後湯沢駅構内にオニギリのお店があって、その場で
オムスビを握ってくれる。ご飯が美味しい。
ご飯がこんなに美味しいだなんて…
お土産に魚沼産のお米を買って帰って食べると、
「アレッ」新潟で食べたご飯と違う。
宮古島にも、その年のササニシキやヒトメボレといった本土の
お米が売られている。奮発して買ってきても、いつものご飯とかわらない。
美味しくない。原因は水だろう。
沖縄は珊瑚礁に囲まれた島で地下水は硬水である。
日本の全表土の三分の一は火成岩土壌でできているので、カルシウムが
少なく水はほとんどが軟水である。沖縄は、石灰岩層から形成されて
いるので、その影響を受けた井戸水や地下水は硬水になり
硬度が高くなっている。
沖縄の水はカルシウムとミネラルが豊富であるから、
良さそうに思われるが、石鹸の泡立ちが悪く汚れが落ちにくい。
シャンプーした後、髪の毛がゴワゴワする。
ミネラルが多すぎて水の味にクセがある。
といったようなことがある。
それどころか、沸騰させるとさらに硬度が高くなるので、
料理の味に影響が出る。
炊飯器やポット、バスタブやオケ、蛇口や鏡などの水回りに
カルシウムが固まった石灰、水垢がついて定期的に掃除を
しなくてはならない。
特に宮古島は地下ダムからの水なので硬度が高くなっている。
せっかくいいお米を買ってきても、硬水の影響で味が変わってしまう。
試しにミネラルウォーターを使ってご飯を炊いてみたが、
あまり変わらなかった。
島を離れて思うことの一つが、本土のご飯が美味しく感じられるということ。