沖縄でもウニは高級食材である。
本土ではトゲが長い黒いウニ、ムラサキウニが一般的であるが、
沖縄はトゲの短いシラヒゲウニを古くから食用としてきた。
乱獲と環境変化によって激減している。
奄美大島近海では5年前を最後に水揚げが途絶えたそうだ。
沖縄でも1975年には2200トンの水揚げが記録されているが、
2014年には1トンとなっている。
宮古島では水揚げはない。
今から30年以上前にウニをとっていた。
平良港が拡張、埋め立てされる前はウニの宝庫だった。
ウニを専門に取る人もいなかった。
試しにウニを製品にしてみると注文が追いつかなくなった。
ウニの身はすぐに溶け出してしまうので、これをミョウバンに
漬ける。ウニをとって来て、ウニを割って身を出して、
ミョウバンにつけ込むという作業は1日にできる量が
限られてくる。
地元のオバさんたちを雇って順調にやっていたが、
噂がひろまって乱獲が始まった。
ウニの旬は夏場で冬は身を持たない。
いつのまにかウニはほぼ絶滅してしまった。
今では沖縄産のウニを取り扱っているところはない。
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きじむな
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