4月の年度はじめは、まるでそこだけカレンダーに穴が空いたように
お客さんが途切れる日が ある。その日を利用して本土まで桜を見に行ってきた。
沖縄にもサクラはある。1月から咲き始める沖縄のサクラはカンヒザクラ。
漢字では「寒緋桜」別名は、ヒカンザクラ、まるで寒さを避けるように呼ばれる。
本土のように「花見」をする習慣は沖縄にはない。
立ち止まってサクラの花を見上げるようなことはない。
サクラで有名な八重岳でも立ち止まらず車で通りすぎるだけ。
寒緋桜もそのことを知っているように花びらを散らすことなく花ごとポロリと落ちる。
あえて「桜」と書かずに「サクラ」と表現するのはカタカナのほうが沖縄のサクラには
似合ってる。
そんなサクラの時期が過ぎた沖縄の初夏を感じさせる頃に本土で桜が咲き始める。
今年の桜は例年より早く咲き始めて予定していた日を前に東京では「満開」を
迎えていた。 カレンダーの通りすぎる日とテレビでの桜のニュースを毎日見ていた。
そして関東では満開の時期が終わる頃、関西のほうでは見事に満開を迎えていた。
本土で暮らしている頃は、それほど意識して桜を見ることはなかった。
桜を見に行くのは花見で桜よりも酒を飲むのが目的だった。
今は桜だけを見ることができる。 来年も見ることができるのか、そんな時間があるのか、
そんなことを思いながら 桜を見てきた。
桜が終われば年末、年始まで駆けるようにシーズンに突入する。
今年も桜を楽しむことができてよかった。

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mama

きじむな

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