デボラ日記 ⑦はぐれメタル編

やっと、はぐれメタルが仲間になってくれたわ。
サンチョに数えさせていたら、合計７６６匹も虐殺したのね。。。
ちいさなメダルも、３枚、いただいけど、ザイルが成長したら恐らく３００枚はいくでしょうね。
サンチョは、口笛を吹きすぎて、完全にタラコ唇になって、タコみたい。
もともと、不細工な顔をしているから、もう手遅れだし、どうでもいいけど。

小魚は、あまりに仲間にならないから、「逃げちゃダメだ。逃げちゃダメだ。逃げちゃダメだ。。。」って、碇シンジ病になってしまったわ。
私がミサトの声で、「シンジ君！」というと、元の小魚に戻るの。
ま、しばらく放っておけば、そのうち治るでしょ。

心配？
してるわよ。
労災だから、保険金が入るかってことでしょ？
その辺は、タラコ唇を使って、保険会社にかけあわせるわ。

さて、例によって、ジイのところまで、走っていくのよ！トンズラ！
はぐりん？いいえ、あんたの名前は、トンズラよ。それともトンヌラがいい？
どちらにしろ、リムジンに乗るには、１００年早いわ！
行きなさい！

。。。

ちょっと、待ちなさい！

あんた、途中で、お得意のバックれかますんじゃないでしょうね？

あんだけ、逃げ足だけは、早いからね。
危なかったわ。

仕方がないわね。
小魚！
トンズラの汚い足をふいて、リムジンに乗せなさい。

え？どこが足かって？
知らないわよ。そんなこと。
とにかく、もっと、ピカピカになるまで磨いて。。。

ピーン！（閃いた音）

高く売れそうね♡

デボラ日記 ⑥ザイル編

お、待、た、せ♡　デボラよ。
え？♡なんて、気持ち悪いですって？
あんた、男なら、女心が分かってないわね。
そんなんだから、モテないし、フラれるのよ。
私が、♡を使って、トキメかない、あんたがどうかしてるわ。
まあ、女なら私の美貌に嫉妬するのも無理ないわね。
それが、庶民の女性よ。

しかし、相変わらず、すごろくは、ゴール出来ないわね。。。
ギガンテスは、もうダメね。
リストラしようかしら？
世の中の不景気の怖さを思い知らせてあげないと、どうやら勉強できないみたいね。
頭で分からない奴は、体で覚えさせるしかないわ。

さて、小魚の奴、あまりに、はぐれメタルが仲間にならないから、何をトチ狂ったのか、変な洞窟に連れてこられたわ。

私って、暗くて、汚くて、カビ臭いところは、苦手なのよ。
とっとと、帰ろうとしたら、奥にザイルとかいう、新しいしもべ候補がいたの。

仲間にしてください。っていうから、何の仕事をさせようかと思ってたら、小魚が勝手に、「いいえ」ですって。

ちょっと、決めるのは、私よ。
少々、口のきき方がなってないけど、教育の仕方次第では、この子は伸びるわ。
こういうのは子供のうちから鍛えておかないといけないのよ。
絶対音感を養うようなものよ。
私の眼に狂いはないわ！
仲間にしなさいよ、ガク。

え？
何の教育かですって？

泥棒よ。

ルパン三世も、名探偵コナンも、歯がたたない、スーパーシーフに教育して、世界中から、金目のものを盗ませるのよ。

今から、楽しみだわ♡