哲学日記

みんな平気な顔で生きとるけど、それはなぜか。

 昔なじみの遊び友達A君が死んで、もう4年経った。
人間なんてはかないもんだ。
 
 
 どだい意味が分からんもんなあ。
A君だってそのうちひょっと出てきて「やあ」って感じになる気がしてるけど、実際には絶対出てこないからねえ、死んどるから。
それが今だにピンとこないんだよ、どうしても。
まあ、分からんなりに、みんながそう言うとるから納得しとるだけであって、なんか全然ピンとこないよね。「なんやそれ」って感じや。

だから自分でもそうなんだ。いつまででも生きるつもりでおるんや。

あほだ。みんなあほだ。
墓石に話しかけとる。Aは天国にいったと。
幼稚園の子供でも騙されないような話でさあ。
今まで賢かったはずの人間が、突然そんなこと言いだすんだから。

結局、なんにもわけわかんないから、
(そういうことにしとこうや)って話や。

(死んだらどうなる?ああ、天国に引っ越すだけや。引越しや)って。

あほや。ほんとに、人間なんてあほや。


「最後にお別れを。新たな旅立ちです。皆さん見送ってください」だと。第二の人生ですみたいに言うとるもんな。

「死んだら天国でみんなと会えるんだ」あっほなこと言うとれ。
いつまで生きとるつもりなんや。頭おかしいんかゆう。

でもみんなそう言うとるもんな。
「私も後から行きますから、待っててください」とか、わっけ分からんことを…。

だから、科学の時代とかいうとっても、そういうものの考え方、原始人と一緒なんだ、何千年前の原始人と全く一緒の感覚。

そうやってやらんと生きてけんだ、寂しくて。わけわからんもんで、怖いんだて。

り、みんな安定して平気な顔しとるけど、それは死なへんと思とるからや。死んでからまたあの世へ引っ越すだけで生き続けると思とるからや。
バカなはなし。

飼ってる猫ぐらいまでは感情移入しとるもんで、猫も死んだんじゃない、あの世でまだ生きとるんだ、行っただけだ、死んだらまた会えるんだとか言って。
「じゃあ、そのへんのゴキブリとかわい」って言ったら「ゴキブリはしらんわさ。そんなことまでしらんがや」
矛盾だろそれ。どっから線ひいとるんだ。


猫はオッケーでネズミとかはダメ、
だけどミッキーマウスはオッケー。

ばかばかしい。
 
 
 
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