上海でも*飲茶生活

いつのまにやら中国生活十数年。

フォーレ。

2012年07月10日 | 音楽
きりんのビール缶がコンビニで、2本買うと1本おまけだった。
こう暑いと、ついついビールに手が出ますね。

さて、コンサートに行ってまいりました。
気づくのが遅かったので、前もってチケットが買えなかったのだが、
まあ当日ダフ屋でいいか。と。

もともとは、Michael Krücker(ピアノ)とRene Berman(チェロ)のデュオだったのだが、
行ってみたら、ピアノは中国人の若い男の人になっていた。
これがチラシね。



まあ、私の目当てはチェロだからいいんだけどさ。。

面白そうだなあと思ったのは、
プログラムに、モーツァルト(ソルフェージュ)と、
フォーレのソナタがあったこと。

モーツァルトって、たしかチェロのための曲書いてないから、
チェロリサイタルでモーツァルトあるの珍しいなあと思って。
あと、フォーレのソナタって滅多に聴けないから、聴いてみたいなあと。

他にはフォーレのエレジーと、サン=サーンスの白鳥という、超メジャー曲。
タイスの瞑想曲、初めて聴いたけど、これやりたいなあ。

で、フォーレのソナタ(2番)。
・・・・なんか、森の中で嵐に遭ったみたいな曲というか、
つかみどころがない。難しそう。これは弾けんわ・・・・でも2楽章がイイ。

アンコールは、超絶技巧バリバリの曲だった。ひょえ~。
個人的には、フォーレのエレジーがすごくよかったなあ。
あと白鳥のボウイングが新鮮だった。

てな感じで、チェロは澄んだ朗々とした音でとっても良かったんだけどね。
コンサートの環境面で、なんだかなあ、と思うこと多し。

まず、小さいホールですり鉢状なんだけど、私は一番後ろの席だったので、
客席見渡すと、スマホいじってる大人の多いこと。
子供がけっこういたので心配したけど、子供はとっても静かだった。
むしろ大人。なんで携帯があちこちで何度も鳴るかな~も~。

コンサートの間くらい、電源落として、音楽楽しめばいいのになあ。
録音してるのかもしれないけど、私はコンサートに来て録音する人間の気が知れない。
生の音に、その場で真剣に耳を傾けることに価値があると思うのだけど。

それから。
中国のコンサートってのはですね、プログラムが終わった後、
係員のお姉さんが袖から出てきて、花束を贈呈することに決まっているのですよ。
(客席から渡すことはめったにない。
 そこまで段取りが決まってるのが中国らしいというかなんというか)

で、最後の曲がフォーレのソナタだったんだけど。
1楽章が終わった時点で、客の一部が、終わったと思って拍手しちゃったんですよ。

そしたら、花束係のお姉さんも、勘違いしたらしく、
花束持って出てきちゃったのだ。

ピアノの人は中国人なので、「まだ曲終わってない」といったみたいだけど。
何とお姉さん、強引に花束を渡して帰って行った。あちゃ~。
客席も茫然。「まだ終わってないぞ」と声かける人もいたくらい。

何だかなあ。
演奏自体はよかったのに、おかげですごいちぐはぐな印象で、
すっきりしないまま帰った。

今日はビール1本にしといた。


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2 コメント

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さすが中国 (あけ)
2012-07-12 21:29:24
そういう意味では日本は着々と中国化しています 先日電車に乗ったら3人掛け優先席に座る3人のおっさんが全員スマホを片手にもう一方の手の指でそれをなぞるの絵がありました 写真撮りたかったわー マナーモードという機能も最近日本の携帯では廃止されたようで(?)、ピーコラピーコラあちこちで鳴らしています 悪貨は良貨を駆逐するというやつでいい方向へはなかなか進みませんね
>あけ さん (まう)
2012-07-12 23:33:23
あのスマホいじってる人間、なんとかなりませんかね~。
演奏中にいじってるの見ると取りあげたくなります。
以前、演奏を録音して、それを曲の合間に間違えて再生してるヤツがいて、開いた口がふさがりませんでした。
演奏会で携帯の電源切らない人間はもう追い出してほしい・・・・

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