気が向いたままに

木工〜樹脂加工、金属などなど・・・なんでも自作します。

ウォーレンのギター制作記(その12)

2021-02-27 | ギター

フレンチを先に進めてます。

前回は黒の文字や十字架なんかを塗ったところでした。

一旦、柄の保護もかねて、クリアーをサラっと噴きます。

 

オーナー様から日焼けなどで黄変しないようにできないかっていう相談もあったので

模型用のUVカットのクリアーを使いました。

最終的にはこのクリアーの上にさらにクリアーを噴く予定です。

ハートの赤を塗って、クリアーを塗ったところです。

ゴールドの色味もシャンパンゴールドっぽくってリクエストだったので

このゴールドを使おうと思います。(画像だと伝わりにくいですが・・・)

リボンみたいな部分には文字が入りますので、また文字のステッカーを切り出してます。

ハートの左右の文字がやっと切れた!

十字架の部分にも文字があって、この後切りました。

 

ゴールドの部分を塗るためにマスキングして、文字も貼って、サラっとゴールドを塗ったところです。

ゴールドやシルバーってなぜか黒の上に塗った方が発色がいいんですよね〜不思議です。

何回か薄く塗って、少しづつ発色してきました。

このぐらいでいいかな〜

リボンに陰影をつけて、文字のステッカーを剥がそうとしたら・・・

あ〜〜〜!やってしまいました・・・ゴールドまではがれてしまいました・・あ〜

ここはやり直しですね〜

小さい方の十字架とハートはなんとかいけそうです。

くっそ〜

 

 

つづく

 


ウォーレンのギター制作記(その11)

2021-02-22 | ギター

少し暖かくなってきましたね〜
春が来るのかな〜

さて、フレンチを弦を張って音を出してみました。

これもスウォードぐらいイイ感じです!
黒の金属部品がイカしますね〜
ナットだけシルバーのを仮に付けてます。


2本ともギターとして問題ないので、いよいよ着色作業です。
どっちかって言うと、着色がメインの作業ですが
組み立てに時間がかかってしまいました。すいませんです!

まずは、フレンチからです。
イラストレーターで描いた柄をプリントしてボディに置いてみました。

で、僕は今回は、ちょっと変わった方法でマスキングしようと思います。
白で塗装したボディに刃物を入れたくなかったのです・・・

 

ちょっとわかりにくい画像ですが、
プリントアウトをカッティングシートにスプレーのりで貼って
カットしてるところです。
ステッカーのような切り文字を作ってるワケです。
ちょっと難しいのは、プリントした紙とカッティングシートは切るのですが
剥離紙は切らないってことでしょうか。

 

全ての文字と柄を切って、貼るときにバラバラにならないように
上からマスキングテープを貼っておいて

 

ボディに貼った後、マスキングテープをはがした状態です。

 

ボディの他の部分もマスキング。
これでまずは黒を塗る準備が完了です。

 

そして、黒を塗って、マスキングをはがしました。
フレンチっぽくなってきました〜

少しカッティングシートののり跡があります(ピックアップの左側など)が、

灯油系の溶剤で落ちますので問題なさそうです。

この後は、一旦、クリアーをサラっと塗ってからゴールドや赤を着色します。

 

 


つづく

 


ウォーレンのギター制作記(その10)

2021-02-18 | ギター

今日は有給休暇だったのでギターを作ってました。

 

まずは、スプリングハンガーのネジ穴を埋めて、新たに穴加工からです。

僕は3ミリのロングビットを持ってなかったのでちょっと苦労しましたが

ピンバイスでなんとか穴を開けました。

はげてしまった塗装も、この後完了しました。

それにしても、ゴトーのブリッジ・・・真鍮のサスティーンブロックがキレーですね〜

 

次は、ブリッジをベタ付けにした状態で弦高を変えれるように

加工しようと思います。

 

木材を使うのですが、これっきゃないでしょって感じの

ホンジュラスマホガニーです。

これはアコースティックギターを作ったときの端材なんですが

音の伝わり方とかを考えると迷わずに、この木にしました。

 

薄く加工して、この後、シーラーで処理して、白で塗装しました。

塗装したボディにブリッジを乗せるので、傷防止にクリアーファイルを切って

マスキングしておきました。

タイトボンドで接着して、トレモロのスプリングで圧着中です。

 

こんな感じになります・・・・

通常なら(木がなかったら)ブリッジの後ろ側がボディに接触するのですが

そうなると塗装を痛めてしまいそうだったんです。

実際、この部分に傷があるギターは多いです。

なので、木を挟むことでブリッジはこの角度のまま上下できるワケです。

なによりもブリッジからの弦振動をボディにダイレクトに伝えることができます。

 

そして!

 

ついに弦を張って、音を出してみました!

まずは、ネックの弦の「通り」は問題なしでひと安心です。

弦高も問題なし!フレットのすり合わせも今のところは大丈夫です。

 

肝心の「生音」は、エゲつないサスティーンのギターになってます。

塗装を変えたのと、ブリッジの加工がきいてるのか・・・

もしかしたらネックがメイプルだからなのか・・

はやまた、世界のゴトーの部品のせいなのか・・・よくわかりませんが

ちょっと興奮してしまいました。ww

 

これで、スウォードはおもいっきり着色できます。

 

次はフレンチも組んでみようと思います。

 

 

つづく

 

 

 


ウォーレンのギター制作記(その9)

2021-02-16 | ギター

まだ木部の加工があるのは分かっているのですが

木地調整がうまくいってるのかの確認のために白を塗ってみようと思いました。

アンカーにはマスキングをしておきます。

 

まずは、塗装のための「持ち手」を装着しました。

この持ち手は昔からギターを塗るときに使ってるので、今までの格闘の跡が残ってます。

 

スウォードから、1回目、サラっと塗ったのでまだ真っ白じゃないです。

捨て塗りって言うか、細かい傷や面の出ていないところを見るためにやってます。

フレンチも同様に捨て塗りをしました。

とりあえず2回ほど塗ってみました。

あ!

フレンチは今のうちに加工をしとかないと!!

 

フレンチはブリッジが接触する部分があったので、トリマーで削りました。

コロ付きビットで瞬殺ですww

 

裏から

こんな感じでかわしてます。

木部が露出してしまったところは、プライマーを塗っておきました。

 

傷や埋めきれてない部分なんかを細かく探して

模型用のラッカーパテで補修してるところです。

本当は白いパテがあればいいのですが、まあ大丈夫でしょう。

 

600番ぐらいのペーパーで面出し

今は、また白を噴いて乾燥中です。

ネックポケットももしかしたら加工するかもしれませんし、

スプリングハンガーの埋木もまだですが、

一旦、白くしておいて、面を確認しておこうかなって思ってます。

 

 

つづく

 

 

 


ウォーレンのギター制作記(その8)

2021-02-13 | ギター

今日の作業です。

朝から結構長くやってました〜

 

まずは前回の続きから、

昨日ラフカットしてたテンプレートの直線出しです。

鉛筆で描いた線に合わせて直線の出た板をクランプで固定してます。

 

トリマーにコロ付きビットを装着しました。

ビットの上にベアリングがあってガイドに沿ってカットしていくワケです。

 

ギャイーンって爆音です・・・

凶暴なヤツですがいい仕事をします。

丸いところは手作業でネックの形に合わせました。

これでテンプレートができました。

 

ボディに合わせて固定して、準備ができました。

 

テンプレートをベアリングでなぞって削ってます。

少〜しづつ・・・0.5mmほどザグって、ってのを何回かして

 

まずは1.5mmほどザグッてみました。

塗装の剥離も同時にできて気持ちがいいです。

木工は引き算の工作なので、削りすぎると元にもどりません・・・

ちょっとチキンな感じですが、これで一度、様子見しようと思います。

ネックをクランプで固定して

寸法や直線の確認中です。

ほんの少し(0.5mmほど)だけセンターを外してしまいましたが問題なさそうです。

裏返して、ネジの位置にマークしておいて

 

ピンバイスで下穴を開けてます。

ザックさんが送ってくださった、ネックのジョイントプレートです。

 

穴の深さを知るために。ネジの寸法を測っておいて

ネジ用の穴を開けました。上に写ってる面取りビットで軽く皿加工もしておきます。

これはクリアーの割れ防止です。

 

ネックを装着!

 

 

ネジをしっかり締め込むと・・・んん?1mmほどセンターを外してしまいました・・・・

ザックさん、すいません!

センターを少し外してしまうだろうな〜と思ってたのでスタッドアンカーを埋めてたワケです。

ネックを交換や後で付けたりするのは難しいです〜

とりあえず、スタッドアンカーの穴を開けるための下穴です。

 

アンカーをプラスチックハンマーで打ち込みます。

ブリッジが無事に収まりました!カッコええ〜〜!!

 

そうそう、ネックの話を・・・・

僕はザックさんが送ってくださった新しいネックがどうも怪しいと最初思っていました。

僕の持ってたフェルナンデスのネックと比べてフレットの位置がどうも違ったからです。

が!!

よくよく調べてみたら・・・僕のネックが狂ってるのが判明しました・・スイマセン!

それと、もうひとつ問題がありまして、ネックのナット位置での幅が狭くて(41mm)

ザックさんが送ってくれたナットが42mm用だったんです。

ですので、41mm用(右側)のを注文しました〜これは僕からのプレゼントですよ〜

これで、この新しいネックが使えるようになったワケです。

ナットの取り付け用のネジの穴も、一旦埋めてます。

画像がないのですが、この後無事に装着できました。

 

ペグもネジの穴を開けておきます。

これもゴトー製です。

マグナムロックです。

緑のシールが貼ってある3つは細い弦用です。

これもこの後装着しましたよ〜

 

とにかく弦を張って、音を出してみないと始まらないワケで

部品を組んでおりますが、ワクワクしますね〜

 

ところが・・・スプリングハンガーのネジの穴の位置が・・・

ああ〜ここも埋めておけばよかった〜

ってことでスウォードの方は一旦ストップです。埋木をしてからですね〜

 

ってことで、フレンチの方を進めます。

今回フレンチに装着するネックを自分の在庫のネックからアレコレ考えていましたが・・・・

これにします!

本物のシャーベルではないですが、なかなかキレイなネックです。

フレンチも同じくネックポケットを加工中です。

無事にネックが付きました!

こっちも少しセンターを外してますが、問題なさそうです。

 

ネックが付いたのでアンカーの位置が測れます。

11mmの穴を開けて、アンカーも打ち終わりました。

 

ですが、フレンチのボディの穴にブリッジのアームの部分が接触してしまいます。

あ〜ここも加工か〜

やっぱり組んでみると色々な不具合が出てきますね〜

まあ、それを確認するために組んでるので当たり前ですが

 

ってことで、今日はまだ弦を張るまではできませんでしたが

どっちもすでにカッコええ〜〜!!

来週ぐらいから着色ですかね

 

 

つづく