goo blog サービス終了のお知らせ 

おはよう、こんにちは、こんばんわ、またあした

食事や趣味や独り言、旅行など中心に記載しますので楽しく読んで頂ければ幸いです♪

こっくりさん

2020-01-18 15:18:51 | 恐怖
36年前、私が学生の頃の話です。
神奈川県の某私立大学に通っているときは、福岡出身の私は大学の近くにアパートを借りて住んでいました。
工学部だった私は、経済的な理由で教養課程を、地元福岡キャンバスで専門課程で本校に移動という事にしました。
福岡からの友達3人で同じアパートを探し、それぞれ別の部屋を借りて住むことになったのですが、いつも夜になると誰かの部屋にあつまりウダウダとしていました。

神奈川に引っ越して暫くして、先に本校へ来ていた友人から大学の3号館が自殺の名所と聞き、そのトイレには、鏡が無いというのです。何故かと問いかけると、紙をとかしたり、のぞき込んでいると鏡の中の自分の顔が違う人の顔になったり、笑っていないのに笑っていたりという怪奇現象が多発したらしいので、鏡という鏡がトイレから外されたらしいのです。事実かどうかどうしても確かめたくなり日中3号館に行って見ると彼が言うように、1階のトイレを除き、10数階建ての校舎のトイレには鏡が無く、外された跡のみが、不気味に放置されていました。

怖い話が好きだった仲間と、夜肝試しをしに10数階建ての校舎のらせん状の内階段と外のスロープを2組に分かれ屋上まで登ることにしました。
私の班は外のスロープを進むうちに何故か6階付近で先に進めなくなったのです。これ以上進むとこの先に何か居そうで、怖くて進めませんでした。
1階へ慌てて戻り、エレベーターで屋上へ行き友達と合流しましたが、後で聞いた話では、外のスロープの6階か7階で飛び降りが多発していたようです。何か感じたのか今では、分かりませんがそれ以上進まなくてよかった気がします。

話は、脱線しましたがそのような大学から徒歩圏内に住んでいた私たちは、暇な夜を迎えており、何か面白いことはないかと相談していると誰かが、こっくりさんしてみようか?と言い出したのです。
その日は、私の部屋で3人が集まっていたので、そのままこっくりさんをやることになりました。私達が、小学生か中学生の頃に流行った遊びでしたが、キツネが憑く、友達がおかしくなったなどという噂があり、当時こっくりさん禁止令が学校で出たほどでした。

大学生だと、各県の地域性があり少しづつやり方が違っていました。取り敢えず中央にお社を書きスタートしました。
あとは、ご存じの「こっくりさん」「こっくりさん」「〇〇の窓からお入りください」、「こっくりさん」「こっくりさん」「〇〇の窓からお入りください」・・・・・と繰り返し呼び出すのですが、中央のコインは動きません。

数十分ねばったのですが、何事も起きそうにないので、止めようかという事になったのですが、ここで誰かが止めるのにも何か呪文のようなものが有ったと言い出したのです。しかしその呪文は言い出した友人も覚えていないというのです。
その呪文を言わなければ、呪われるというので、そこにいた、3人で真剣に記憶を辿ったのですが思い出せません。

最後は、もう御免なさいと言ってから止めようという事になり、「ごめんなさい」せ~ので止めるぞ!という事で合わせ、「せーの!」の「せー・・・」と言ったときに、あり得ない現象が起きたのです。

初めは、開け離れた摺りガラスの格子状にワイヤーが入った重い窓が風もないのにガタガタと激しく鳴り出しました。びっくりしてそれを見ていた3人は声もでず、次にアルミの窓の外の手摺が誰かが座ったように「ギィ、ギィ、ギィ~~~!」と軋み、次には部屋のガス管なのかハッキリ分かりませんが、硬いものが勢いよく当たったような「カァ~ン!」という金属音が鳴り出しました!!ラップ音です!

これ以上は、危険だと思い、友人に「ごめんなさい」「ごめんなさい」と言って、指を離そうといって、「ごめんなさい」「ごめんなさい」「窓から出て行ってください!」「せ~の!」でパッと指を離しました・・・・・・・・・・・・・・・。
音は無くなりました。

すると怖くなった友人は、もう帰ると言い残し、私の部屋から蜘蛛の子を散らすように去って行きましたが、私も当然怖くて、ちょっと待てよ!と隣の部屋に住む友人の部屋に一晩厄介になりました。

本当に不思議な現象でしたが、実は話をこれで終わらないのです・・・・・。
翌日学校へ行くと、その時一緒にこっくりさんをしていた友人が既に昨晩の事を他の友達に話をしていました。
その中に混ざって話を聞いていると・・・ん?少し違うな??という点があるのです。
起きたことは、正確に伝えられているのですが、違うのがこっくりさんをやっていた人数です。

私は、同じアパートに住む3人で炬燵を囲んでやったと思っているのですが、その友人は、それ以外にもう一人友達がいたというのです!
オイオイ!昨晩の事で何で人数が違うんだよ!というと、イヤイヤ4人でやっていた
と言い張るのです。

それじゃー、もう一人の友人に何人でやっていたか聞いてみようと呼び出し質問したら、何とそいつは5人でやったというのです。しかもその友人がいう2人と初めの友人の言う1人は全くの別人です!!・・・・っえ!?
あり得ないんだけど・・・・・?????とその2人を時系列で説明し何とか3人でやっていたという事で解決できたのですが、何だかおかしな話になっているなぁ~と考えていると、またまたオカシナ奴が現れた!

何話してるのと近づいてきた友人は、私たち3人ととても仲の良い友人でしたが、今回のこっくりさんには3人ともが居なかったという友人です。
しかし開口一番!「昨晩は怖かったよね~!」「びっくりしたよ!」とさも自分がその場にいたような言い方をしてきたのです。

ちょっと待ってよ!誰かにこの話聞いた?と問いかけると、「俺いたじゃないか!」というのです。そこは、3人ともイヤイヤお前は居なかったよ!と全否定!!
すると頑固に、居たというのでじゃぁ~3人でやっていて、炬燵の並びは誰がどこに座って居たか分かるだろ?さぁ~言って見ろというと、すべて当たっているのです。

びっくりした私たちは、じゃ~どこで見ていたのか?という質問したのですが、3人がやっていた炬燵の後ろで横になって煙草を吸っていたというのです!!
3人ともあり得ない!というのです!

やっていた3人ともが彼は居ないというのですが、どうしても居たと言い張るので物凄く違和感がありましたが、窓が鳴ったり、音がしたりしたのは、彼の生霊が飛んで来たのではないかという事で無理やりこの件を解決させました。やはり世の中には不思議なことが有るんですね!