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Quiet storm

Slow life♪

距離感

2011-07-11 12:11:15 | 日記
そこは、数年後にはダムの底。



僕は柵を超えて1人歩く。



もはや、そこには人々が暮らした残像はない。



何台もの車が通った橋は補修がされずにアスファルトが落ち、鉄骨がむき出しになっている。



誰ともすれ違う事のない空間が心に余裕をもたせる。




K-7+SIGMA17-70 



しばらくすると、空高く存在感を表す新しい橋が目に飛び込んだ。



人々が車をおり、景色を見下ろしている。



僕は、その光景を見上げている。



その距離感がたまらない。どこか心地よく、どこか切ない気持ちにさせる!



その距離感はそこで暮らした人々の想いと、その想いを断ち切りそれを建設した人々との距離間みたいな感じもした。



響く鳥の鳴き声、小川のせせらぎ、笹が風に揺らされる音がよけいに心を揺らす。



この僕自身の記憶もこのダムに沈むのだろうか、、、



そうはさせたくないと思う





カメラと写真という奥深きもの

2011-07-06 17:26:15 | 日記
最近の私の欲求!



いろんなカメラを使ってみたい!



今のシステムに不満はほとんどないのだが、、、、



自分に合ったカメラをもっと探してみたい欲求があるのです!



特に、中判クラスに興味ありです! あっ、気軽に使えるお散歩コンパクトにも、、



奥が深すぎるんですよ、、、まったく、、、




K-20D+DA10-17 Fish Eye


この犬の表情と横目使いがなんとも、、、「ちっ」っていわれてる気がした。

そんな場面だったなぁ、、、

にゃーーーん!!

2011-07-05 12:30:59 | 日記
あまり使わない魚眼を使って、、、



こういう使い方するっていう王道ですね!




K-20D+DA10-17 Fish Eye


僕は猫も犬もイルカも大好き!  



というか、動物が大好きです。



実は昔は動物や虫が大嫌いでした。



でも、今は真逆です。



畑をするようになって、虫とかが余計に好きになったのも事実です。 彼らの働きがあるからこそ、美味しい新鮮な野菜や果物が食べれるんですよ。 


感謝!感謝!



なぜだろう?


だから、八重山や自然が残っている所によけいに行きたくなってきてるかも。

振返ってみて、、、

2011-07-02 12:24:19 | 日記
久しぶりの更新です!



思い起こせばこの一ヶ月は大変だった。



東北の復興支援から帰ってきてからいろんな感情が交錯し、まったくブログ書く気になれなかった。



一日目の釜石はまだよかったが、大船渡や陸前高田や宮古では完全に心が折れるほどで言葉でなかった。


<大船渡>


<陸前高田>

昔の町並みを知らないので瓦礫の山だけを見てもそんなに悲しいという感情は出てこない。しかし、町中を車で走ると、それなりに昔の町並みの面影を見る事になりとても辛く重たい光景だった。津波の被害がなかったらこの地域はとても美しく綺麗なところだったのが浮かんでくる。
瓦礫の撤去は、木材やコンクリを撤去するのはいい。しかし、瓦礫の中や砂や土の中から、写真や私物が多く出てくる。中でも、幼い女の子の姉妹が笑顔で写っていた年賀状が出てきたのが一番心に残っている。その年賀状には、「新年あけましておめでとうございます! 今年も一年よろしくお願いします」と書いてあった。その年賀状は思わず自分の持っていたタオルで綺麗に泥を落として、地元の人に渡してきた。
それが、一番つらかった!


<大船渡>


<陸前高田>

周りでは機動隊や警察が遺体の捜索を行っている。自衛隊の人たちが撤去作業や復旧作業行っている。おばぁちゃんと娘さんがものすごい埃と瓦礫の中から必死に思い出の物を探し出している。おじぃちゃんがただただ呆然と壊れた港に立ち海をずっと眺めている。そんな光景をみてると、俺はこの二ヶ月間何をしていたのかと自分を責める事が多かった。


<陸前高田>

写真もいっぱい撮ろうと思ったけど、さすがに心に余裕が無く撮れなかった。



正直、写真をゆっくり撮る時間も無かった。



結局は不完全燃焼のままで九州に戻ってきた気が最近までずっとしてた。



しかも、戻ってきてから粉塵の影響かなんかで喉が完全にやられてしまって、2週間ほどは完全に体調を崩してしまい、声は出ないし、熱は出るでとても大変だった。



でも、行かないより行った方がよかったのは間違いがない。



できれば、もう一度戻る事ができるなら戻りたい気もする。



数年後、復興した岩手を撮りに必ず行こうと思っている!



この経験は次に必ずいかそうと思う!



そして、この思いをいろんな形で表現していければと思う。




<大船渡>