#37: 星に願いを

2008-06-10 | Weblog
前回の記事で、時間があれば秋葉原の通り魔事件の犠牲者に対して手を合わせてくると約束した。
今日は、秋葉原まで歩いて凶行現場で合掌してきた。
現場は山のように花束が積み上げられ、行きかう人が次々と手を合わせたり、黙祷をしたりしていた。
警察関係者や報道機関もまだ大勢いて、やはり事件現場の物々しい雰囲気が残っていた。
犯人が逮捕された場所を撮影していた人もいたが、被害者の関係者と思しき男性がじっとその場所をにらみつけたまま佇んでいたのが印象的であった。

東京ではこんな悲惨な事件が起こっているが、ふと見上げると梅雨の合間の晴れ間に三日月が顔をのぞかせていた。
そういえば、地上からはるか上空では、宇宙飛行士に相応しい姓の星出さんが国際宇宙ステーションに滞在、地球を今も周回しているのだった。
地上のこの悲惨と哀しみと宇宙からみる地球の美しさのあまりにも大きなギャップに愕然とするしかない。
残念ながら秋葉原の上空では星の姿が拝めませんでしたが、代わりに天高く月が出ている。

今回の事件の犠牲になった人々は星になるのだろうか。
それが流星になって、ほんのわずかな時間にした願い事をかなえてくれるのだろうか。
たとえ愚かな私たちの願いだとしてもかなえてくれるというのだろうか。
しかし、ほんの数秒間に願い事なんかできるはずがない。
でも、普段からその時のために願い事の訓練をしておけば…

あれこれ願い事ができるはずもないので、とりあえずは一点に絞っておくことにしよう。

それで…

「流れ星願い事ならまずお金」(蚤助)



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