KELLY'S GONE GONE

ケリゴー☆旅ニッキVer.

国技ムエタイを観に行く。

2007年07月19日 | Weblog
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ビーチのおねえちゃんにムエタイのチケット買わされた。
600Bくらいだったかな。
日本でいうと映画1本見るくらいの金額か。

バンコクでも国立競技場へ観に行ったことがある。
500Bからいきなり1000Bに値上がりしてんだよ。
「先月は500だったでしょ?」というと「うん値上げ」と平気で言う。

ふつう一旦650Bにして、850→1000じゃないんですか?
ぼったくりではなく正規料金だったけど、タイで3ケタはありえないのでヤメ。

で、パタヤで初めてのムエタイを観に行く。
日本の相撲と違って、ここの国技はバクチだ。
公営ながらギャンブルだから開始時間も遅く、8時過ぎに始まる。

ビーチのおねえちゃんと気まずくなってるので、
「カブで送って行くよ」という約束も消えて自力で行くことに。
試合場所は郊外にあるので、ソンテウ貸切かバイタクしかない。
ホテルで相場を聞くと、その場所までは50ー100Bくらいだという。

バイタクはオレンジ色のジャケット着用で、車種はスーパーカブ。
街角のあちこちで集まって客待ちをしている。
なんでタクシーみたいにあちこち流したり順番待ちしないのか。
頼んだら、みんなで「誰が行く?」と大騒ぎしていた。 ちょいおバカ?

最初に値段交渉。
50B、と言われたのでじゃあ相場だなーと乗り込む。
はじめてのバイタク。
運転が荒くキケンと聞いていたが、思い切りが早く判断が遅いので
多少心臓がドキドキするが、乗り心地的には快適。

「どこから来たの?」「イープン(日本人)」
「ムエタイ好き?」「初めてなの、楽しみ」
「僕って安全運転、グッド・ドライバー」「うん」
「僕って安全運転、グッド・ドライバー」「うん」
「僕って安全運転、グッド・ドライバー」「うん」
「だから100Bにしてくれる?」
乗ってから値上げ交渉か・・  
それでホテルで聞いた「相場」の意味がわかった。

可愛らしいのでOK。
しかしタイの人は地図を読めない、読まない。
途中で何度も通行人やほかのバイタクに道を聞いてた。
行きすぎとわかり、反対車線の逆走を始める。 びっくり。

何度か乗ってわかったが、たとえ高速であろうと「ゆっくりなら逆走OK」
が暗黙のルールらしい。
試合場についたときは二人で手を取り合って喜んだよ・・

    

で、試合場はタイ人の賭博場。
胴元の反対側には米軍さんが座りVIP対応。
さらに大切に扱われるのが私たち海外からの旅行者。
「安全な白い柵」に入れられる。ボディガード付き。

    

興奮したタイの親父たちを見るほうが楽しいので、柵から出してもらい
ホコリだらけの一般観覧席に移動。
ジュースを売ってるおじさんがあわてて走ってきて席を拭いてくれる。

    

4時間くらい観て、屋台のご飯も食べて、まだまだ続きそうなので退散。
はじめてのムエタイは、すっごく楽しかった!!

帰りにバイタクつかまえたら、びっくりしてた。
(なぜ客が来るとみんな驚くんだろう)
交渉なしで乗ったら帰り道は「30B」 笑
男気で50B渡して降りる。 コップンカー。

昼間は暑いから昼寝して、夜は涼しいからギャンブルか・・・
タイ人気質のアナザサイドというか、本質をのぞきみて、満足、おやすみ!

センチメンタル

2007年07月10日 | Weblog
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ビーチで寝ていて、いちばんよく話すのはチェア屋?さん。
私が定位置にしてた場所は、そこから先はゲイ専用、という退屈しない
グッドな場所で、お母さんと娘の二人が経営していた。
(私がハッテン場に侵入するのを食い止めた人でもある)

食べたいものがあればスーパーカブで買出しに行ってくれて、
まめにパラソルの角度を変えて濃い日陰を作ってくれる。
カニ売りのおじさんは今日来ないね、というと市場から自宅まで
走りまわって探してきてくれる。

    

娘さんが「今日夜大型スーパーへ連れて行ってあげる」というので
夕方待ち合わせして彼女の友達と3人で出かけることにする。

でも、私は15分遅刻してしまった。
彼女たちはもう店を閉めて、誰もいない。
バイクタクシーのおじさんが「彼女たちの家に乗せてってあげる」と
いうようなことをタイ語で言ってるのだが、なんだか怖くて断った。

夕暮れで闇が深くなると、ゲイビーチは越境して狩場が広がるらしい。
私がひとりで途方にくれていると、あきらかになんかラリってる奴が
「アー・ユー・ア・ボーイ?」と近づいてくる。

この恐怖はなんとたとえたら良いのか。
走って逃げて、少し明るい場所でまだ彼女を待ってみた。
南の島の夕陽はとても早く沈むので、綺麗な空が早送りで色を変える。

欧米人の老夫婦が代わりばんこに夕焼けをバックに写真を撮っていた。
こんなに美しいのにこの空全部は入りきらないよ、残念だと。

    

赤ちゃんゾウに乗った親子が来たので、エサのバナナを20Bで買った。
背に乗った小さな女の子も演出なんだろうけど、ふたりはゆっくり
浜辺を歩いていった。
今日はご飯食べれるくらい稼げたんだろうか。

みんな優しい人ばかりなのに、なんだか私は急に寂しくなった。
どうして私はひとりなんだろう。
日本にいる私の大切なひとたちみんなに景色を見せてあげたい。
だれか傍にいて一緒に笑ったり歩いたりして欲しい。

気楽な一人旅で、はじめて胸がぎゅっとする孤独を感じた。

世界は美しい

2007年07月04日 | Weblog
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陽が落ちて、ほんの10分の景色です。
この世界のすべての色をグラデーションで見せてくれます。
立ち尽くして、息も忘れます。
誰のためでも誰のものでもなく、この世界は美しい。

    

    

    

かみさまにありがとう。

パタヤでの毎日

2007年07月03日 | Weblog
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2日目まではホテル探しや移動で動き回ってたけど、すっかり落ち着いた。

長い休みの半分はバンコク(日本で云う東京、パタヤは歌舞伎町)で
過ごそうと思っていたが、ビーチの熱気に触れるともう溶けちゃって動けない。
あまりに居心地がいいので結局帰国日までずっとパタヤでダラダラしてた。



自力で探したホテルは小さいけれどプールもあり、清潔でみな親切だ。
部屋から見下ろすと、いつも白人男性がビール片手にプールで寝転んでる。
月単位でバカンス取れるんだろうな。 ドイツ人かなアメリカ人かな。
彼らは焼けるとピンクになってエビみたいだ。



昼間は暑いから水辺でビール飲んで、夜も暑いからまた街で飲んで。
おねえちゃんとゲームしたり足マッサージしたり、ただ浜辺で涼んだり。 

みんなひとりで来てるから、騒ぐのも孤独を楽しむのも自由。
なんにもしないっていうのが一番ぜいたくなんだろうな。
私も文庫本を2冊持ってきたけど、ぼんやりするのに忙しくて(笑)



で、今回パタヤではこんな風に1日を過ごしました

・目覚ましはかけず、好きなだけ寝る
・エアコンの効いたショッピングモールで朝ごはん(朝からカレーOK)
・乗り合いバスに乗って綺麗なジェムティン・ビーチへ行く
・1日50円くらいでチェアを借りれるので寝そべってビールを飲む
・売りに来たカニやエビを買って食べる(丁寧にむいてくれるんよ)
・チェア屋とおしゃべりしたりお昼寝したり、世界のゲイの観察
・日暮れにパタヤビーチへ戻り、エアロビに参加(コーチはおかま)



・ホテルへ戻り洗濯、シャワー、ニッキをつけたり
・露店をのぞきながら屋台で晩ご飯を食べる(全食カレーOK)
・ゴーゴーバーのショーを観に行く(始まりは10:30と遅い)
・焼き鳥やおやつを買い食いしながら帰る
・ホテルのフロントでおばちゃんと警備員とおしゃべりして部屋へ戻る
・MTVを観ながら、おやすみなさい





部屋で過ごす時間も、出てる時間もすべてが快適で楽しい。
英語はカタカナ英語でも通じるし、特に困らない。
おかまやゲイのお友達も出来て、ひとり旅もいいなーと思った。

タイめしについて

2007年07月02日 | Weblog
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タイの人は家でご飯を作らない。
台所がない家も多く、どこにでもある屋台で惣菜を買って帰ったり、
その場にあるテーブルで食べて済ます。
1日に何回も、ちょびっとずつ食べる。そして残す。





皿の上を全部食べきるのは下品とされるらしいが、なんでこれが残せようか。
何日もかけて煮込む料理、漬け込む素材、は存在しない。
市場で買ってきた野菜やつみれや肉(常温保存が多い)を指差し、
こんなふうに調理して、とお願いしたら、まず1分以内に出来てくる。





具材が増えれば5-20B(10円~50円)アップするが、100Bあれば
デパート店内の食堂でも飲み物、料理2品、デザートでおつりがくる。
基本は麺か鍋、ご飯におかずを乗っけたものがメイン。
鍋いっぱいに作りおきした野菜や肉のおかずはどれも美味しくて迷う。



出来上がったものに砂糖・ナンプラー・酢・唐辛子を好みで入れるが、
汁そばなんか見てたら、砂糖をレンゲ一杯とか平気で入れてる。
真似してみたら、ナンプラーの味とうまく絡んで、深みが出て美味しい。

これにさらに香草(パクチーとかなんとかいろんな野菜がてんこもり)を
セルフでどっさり入れて食べる。 それぞれ効能が違うそうだ。
スープに「血を入れて」のオプションオーダーも多い。 
精が付くそうだが、さすがにこれは試したことがない。



フォーク左手、スプーンはナイフも兼ねて右手で持ち、ちびちびゆっくり。
汁物も食べやすく、嫌いなものはよけながらと(笑)食べやすい。
(ケンタッキーに行ったときもフォークとナイフで食べていた)





飲み物なんかはビニールに入れてストローを挿して輪ゴムでとめるだけ。
甘いおやつや果物も食べやすくカットしてビニール入れ。
みんなよく食べる。 1日中なんか食べてる。 けど太らない。

女の子はダイエットのために野菜しか食べない、とか果物は食べない、とか
夕方の太極拳やエアロビクス(町のあちこちでやってる)に参加したりと、
健康意識は高く、マッチョはいないけどみなムエタイな体型をしている。



タイへ最初に行ったときに、トムヤンクンにココナツスープを入れたもの
にはまって、毎日食べていた。

カニをナタで割って卵炒めしてカレー味をつける「プー・パッポン・カリー」

炒めるではなく、揚げた目玉焼き(黄身は半熟・白身はカリカリ)

ただのきゅうりスライスにナンプラーをつけて食べるのにもはまった。
(きゅうりは貧困層の食べ物だそうで、よく笑われた)

次は空芯菜という青菜を唐辛子で炒めたものにはまった。
グリーン・カレーにも、ヤムウンセンという春雨サラダにも夢中になった。

3回目くらいで生カキに出会い(揚げたニンニクやハーブとレモンで食べる)
めちゃくちゃ味が濃いぃ上に10コで300円くらいなので毎食食べてた。
2回続けて腸炎になった。 でもやめれない。美味しいんだもん。



むこうで友達もでき、食事に誘ってもらったが、やっぱり普通の人は
たっぷりのご飯に辛いおかずをちょびっと、でゆっくり食べる。
辛い、辛いと笑いながら(やっぱり辛いらしい)やっぱり残す。

暑いから、食べるものは勝手にどんどん育つし、料理は適当だけど
絶対的に美味しいし。  タイはいいよ。やはし。

ニューハーフちゃん

2007年06月29日 | Weblog
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28日の追記。忘れてた。

アルカザールという観光名所?へ、ニューハーフショーを観に行く。
観光は現地予約が安いのが相場だが、これにだけは代理店通した方が安く、
確実にいい席を年間確保されているので日本からネット予約。

迎賓館みたいに立派で、雄琴のソープ街みたいに下品な劇場でのショー。
送迎付きで500B≒1500円か。 映画より安いぞ。

町を歩けばおネェだらけの国で、ショーに出るニューハーフは本当に綺麗。
チップも奪われないし(街では強奪される)宝塚みたいに華麗なる舞台。
いろんな国から来る観光客向けか、各国の衣装・セットで歌い踊る。

この国はおおらかなので、ある日急に息子が娘になっても親は気にしない。
ただ、ゴーゴーバーに立っても「需要が少ない」ので、収入の確保は
チップで成り立ってるから、あつかましいのは仕方ないか。

ニューハーフ(改造済み)と普通の女の違いは、思うに

・スタイルがよく綺麗な女は全部ニューハーフ(以下NH)
・「本当に女よ」とパンツの中に手を入れさせたり胸を触らせるのはNH
・みやげに日本のファッション雑誌を渡すと大喜びするのがNH
・女嫌いであまり口をきいてくれないのがNH

NHとおかま、ゲイは違います。またそれは後日。

男がいて、女がいて、ミックスや改造がいて、みんな敬虔な仏教徒で、
毎日笑って、雨でも晴れでも働かなくて、貧乏でも金持ちでも
毎朝いい香りの花を神様にお供えして、祠を見れば合掌して。

徳を積んで、来世の幸福を願う。
死ぬ為に生きてるっていうのは、バリやインドのそれに似てる。
暑い国、貧困の差が激しい国はそうなっちゃうのかな。

たまに遊びにくる私は、のんびり加減がうらやましい暮らしなんだけど。

パタヤへ来たぞ 2006/9/28 後半

2007年01月24日 | Weblog
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ビーチは6時に閉まるので(あとはハッテン場と化す)
いったんホテルへ戻ってシャワー、着替えて夜の街へ。

スーパーの中の食堂は屋台より高いが、外国人向けなので感じがいい。
どこでも頼むのが「グリーンカレー」タイ語で「ゲーン・キョウ・ワン」
(好物と挨拶はタイ語で言えるようになった)

牛肉文化がないせいか、ステーキは間違いなくまずい。
ピザはトマトソースでなくケチャップがかかっててまずい。
ケンタッキーはなんか硬くてパサパサだし。
アイスのトッピングにとうもろこしがのってるし。

「残すのがマナー」らしいので何品か頼んで・・たいらげる。笑
何食べても美味しいんだもん、タイご飯。

ぶらぶらしながら繁華街へ。
ゴーゴー・バー(下記説明参照ください)に行こう。
ほぼ毎日「ビーチで昼寝→町散策→ゴーゴーバー→屋台飯」で過ごす。
おっさんや。笑

    

最初のホテルからの眺め  日本で販売不可らしい   焼物屋台。いい匂い

ゴーゴー・バーとは

  米軍が持ち込んだアメリカ文化。

  中央ステージで裸に近いお姉ちゃん(or お兄ちゃん、ニューハーフ)
  が棒につかまってだらだら踊ってる。
  曲が変わったら棒を移動。
  くるくる寿司のように回転し売れ残るとまた1から。

  客は1杯300円~(店の売り物によって値段が変わる)の飲み物を
  頼んでゆっくり品定め、気に入った子がいれば席に呼んで交渉。
  折り合えば店外に連れ出しデート。
  この時にお店側にいくらか払い、ショートか泊りで連れ出す。
  ホテルに連れ込むときは「持ち込み料」をホテルに払う。

  元気な娘さんはさっさと終わらせてまた店に戻る。
  私が話した女の子は「今日は7人とったから疲れたぁ」と言ってた。

  合間にショーもあるので、見るだけの客も多い(女性も歓迎される)
  勝手に同席して「飲み物おごって」と言うが断ってもOK。
  実際には口をつけないが、代金は彼女(彼)らのTIPになる。

  すごくエグい店もあるけど、バンコクに比べてパタヤはおとなしい。
  特にボ-イズ・ゴーゴーはダンス・ショーがメインで楽しい。
  私はショーの時間に合わせて通ってた。
  その間は営業活動に来ないからゆっくり楽しめる。
  
  私が買わない客と分かってからは店が放っておいてくれたので、
  ウェイターやボディガードと世間話をしたり毎晩楽しかった。

  でも踊ってる男の子は「女性に買われる方がいい」んだって。
  お金のために勤めてるけど、客のほとんどは白人オヤジ。
  世界中のゲイを見たよ。勉強になった。    

パタヤへ来たぞ 2006/9/28 前半

2007年01月23日 | Weblog
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パタヤで目覚める。
窓から楽園を見下ろす。
ホテルのビュッフェでタイご飯スタート。
もう何を食べても美味しい。

ソンテウ(乗合バス/区間に応じて料金が決まってるけど、人がいないと
チャーター扱いになるので気をつけないと。料金表発見して撮影)
に乗って10分ほどの静かなビーチへ行く。

タイ人は10B(30円)の距離だけど、外国人はそれ以上払うみたい。
降りる瞬間まで場慣れした様子で(どんな様子だ)バスに揺られ、
タイ人の顔で(どんな)10Bを運転手に握らせ、降りる。

このジェムティン・ビーチの一番奥はゲイ専用ビーチ。
「ゲイが世界中のゲイを集めるために作った」らしい←西原理恵子談
わざとそこに入ろうとすると、ビーチチェア貸出し屋のおばちゃんに
「そこはMEN ONLY」と笑いながら手招きされ、そこに席を借りる。

うとうとしながら世界のゲイを観察していると、いろんな物売りが来る。
いらないよーと言っても笑顔で返してくれて、気持いい。
ここらがバリと違うところ。
ヒンズーと仏教の違いだろうか。

食事2品、ビール2本、カニエビなど食べて夕方精算すると約900円。
太陽が動くのにあわせて1日中パラソルを傾け、濃い日陰を作ってくれる。

  

黄身が濃くて美味しい    乗合バス料金表     ビーチで食べたご飯


  

チェアを借りて寝転がる  いろんなもの売りに来る   カニとエビ食べた

ここまでで9/28半日分。
残り半日分はまた明日更新します。

パタヤへ来たぞ 2006/9/27 関空出発→到着

2007年01月18日 | Weblog
学校を終わってからダッシュで新幹線に乗る。
早くチェッックインすれば希望の席もリクエストできるので、急ぐ。
結果的に4時間も早く着いてしまった…

カウンターで窓際の後部座席をリクエストする。
「あいにく本日は満席で」
「じゃあなるべく後ろの通路側をお願いします」(トイレに近いから)

機内は後ろに行くほど列が先すぼみになっていき、最後には2列席になる。
最後尾の私の隣は空席だった。
ということは2席全部私のもの。横になって眠れる。やほーい

風邪気味なのでスチュワーデスに薬をお願いした。
直後、機内アナウンスで「お客様でお医者様はいらっしゃいませんか!?」
あちこちから手があがる。
世の中にはこんなに医者がいるのか!

「なんだかオオゴトになっちゃった…」とビビったが、勘違い。
本物の急患がいたらしい。ほっ。
スッチーさんからルルゴールドとお水をもらってスヤスヤ休みました。

しかし、お医者さんってかっこいいなあ。
「お客様の中で簿記が出来る方」「エクセル得意な方」なんてないもんなあ。

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23:00 タイ ドンムアン空港に到着


着いたからといって着いたわけではない。
係員さんも眠いのかお国柄か、入国審査に異様に時間がかかる。
機内荷物を受け取って滞在費数日分の両替をする。

ここまでで着いてから1時間半以上経過。
お迎えのタクシー運転手が不安そうにプラカードを持って待っていた。
さあ、彼がタイのお友達1号(予定)よ。
思いっきり笑顔で「こんにちわ!」と走り寄った。

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運転手さんに「英語か日本語を話しますか?」と聞くと「×」とのこと。
そんで、私はタイ語が話せない。
というわけで「お友達作戦1」は即・終了。

パタヤまで高速で2時間。会話がないままタクシーは爆走。
運転手はしきりにため息をついたりペットボトルの水を飲む。
私も暗闇をながめながら水を飲む。
フタを開けるたびに、お互いビクっと緊張しながら無言のドライブ。

なんだか哀しくなってきた頃、やっとリゾートぽい景色が見えてきた。
アジアへの旅行は深夜着が多いのだけど、本当に気分が滅入る。

ハワイ旅行なら太陽と海とアロハのお出迎えでワクワクするけれど
下品なネオンだけが光る深夜の歓楽街、いうのはとてつもなく萎える。

やっとホテルに着いた。
ここで運賃を現金精算。

タクシー代1500B(4000円)日本の代理店で予約したので高い。
(帰りのタクシーは現地申し込み。新車の日本車・通訳付で半額だった)

チップに100B(270円)こんな金額でも熱心な仏教徒のタイ人は、
丁寧にワイ(合掌)して笑顔で受け取ってくれる。
この一瞬にああ、タイっていいなあとほっとする。

繁華街に近い、中級ホテルを予約したのだが…

中国人経営のホテルで、部屋は広いが施設もサービスも並以下。

物価が安いタイでは宿代をどこまで節約するかで滞在費が変わる。
安いから居心地が悪いということは無く、みんな親切で外国人に寛容だ。

でもこのホテルに1週間いる気にはなれない。
他のホテルを探して移ろう。

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翌朝、15階の窓から街を見下ろす。
何軒か「プール付で清潔そうで小綺麗な」ホテルを物色。
早速歩きまわって各ホテルの部屋を見せてもらい、値段を聞く。



条件は「部屋から海が見えること」と「MTVが映る」こと。
新築は値段が高い、海が見える部屋は長期滞在者で埋まってる。

最終的に「A&A」というホテルのスタッフが気に入り移動する。
1200Bから750Bへ部屋代↓DOWN
見学時とは違う見晴らしのいい部屋へ案内される。
ベットから寝たまま海が見える。こっちのほうがずっといい。

快適な居場所が確定したので、やっとバカンスモードになる。
さーて、まずはやみつきタイご飯から始めねば。