ホームレスから学ぶ社会学 

2008年2月社会を見つめる視野を広げるため「ホームレス研究会」から改名しました。過去ログ検索は画面の右上で可能です。

米国カリフォルニア州テント村 

2008年02月23日 | @地域別ウォッチ
久しぶりの投稿となります。
ご無沙汰しておりました。

最近騒がしいサブプライム問題関連のホームレスネタです。
アメリカのカリフォルニア州では、サブプライムローン返済が滞った債務者が住宅を差し押さえられ、テント暮らしを強いられています。
この状況は、アメリカがどれほど「国民の暮らしの安定」を無視してできあがっている国家であるかの表れでしょう。

Subprime crisis threatens California

日本は未だにこのアメリカ社会を追っていますが、このまま追い続ければ、いつしかは私たちも、日常のほんの少しの油断からテント暮らしを余儀なくされる社会を築こうとしていることを意味しています。
過去にも訴えてきましたが、日本人とアメリカ人は価値観がもとより違います。
日本は日本の文化をある程度残し、国際化に打ち解けていくべきなのではないでしょうか。

そしてもう一つ、目を見張るべき事は、今のサブプライム問題を掲げたアメリカの企業の対応です。まとめて数千人の解雇者を出しています。
しかし、セツルメント(ボランティア)活動が活発な国でも知られるアメリカ。
賞味期限切れの食料を無料で提供する団体がいるそうです。
実は類似団体が、既に日本でも活躍していることを皆さんはご存知でしょうか。
セカンドハーベスト
つまり、日本の社会は既に欧米経済に足を半分以上踏み入れているのです。
今、ローンを抱えて住宅を購入した方。そして欧米経済・社会を推奨する方は、次は自分が家を追いやられ、公的扶助を受給し、賞味期限切れの食料を慈善団体より乞う生活を推奨していることにもなるのです。

国政を操作し方向性を決めるのは、政治家です。
このため、選挙では慎重に投票することを推奨してまいりました。
私はどこの国の個性も、人種も、価値観も尊重いたしますが、日本がこれ以上欧米化するのだけは、国民性もあり、決して推奨いたしません。
政治は無関係ではないこと、普段から政治に関心を持ち、いざという時にはきちんと反応を示すことができる賢い国民性を持ちたいものです。

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年金特別便 -我が家の実体験より-

2008年02月22日 | 高齢社会・尊厳死・延命治療
我が家に、「年金特別便」が届いて早3週間が経過しました。66歳になる母宛です。
社保事務所に実際出向いて確認した結果、母の分で宙に浮いた年金は、全部で”40箇所”程度存在しました(40件)。
修正後の年金は半年後から支給、過誤納分も同時期までに銀行振り込みするそうです。暢気な母に対して、細かい私が現在注意していることは、受け取るべき上乗せ部分の額がどうなるのか。
母はまだ、年金を受給して2年目ですが、その2年分の少ない分はどうなるのでしょうか。注目です。
修正された主な内容は、
 ・国民年金→厚生年金
 ・国民年金の二重取り ※祖父母が30歳まで母の年金を納め、本人も独立後に納めていたため。
具体的には、
 (以下仮名) (誤)「マサヨ」→(正)「マサコ」
つまり、母の名前はカタカナ文字でコンピューターに入力されたとき、「ヨ」と「コ」を間違えられて入力されていたのです。
昭和39年頃の納付記録に間違った記録があり、当時は手書きの納付記録だったため、記入者の字体の癖と、コンピューターにカタカナで入力する担当者の読み間違いにより、「コ」が「ヨ」になってしまったことが予測されます。

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届いてから我が家はどうなったか、以下に経過を実体験を通してお話します。
内容は、これまでに勤務してきた会社(20歳~60歳迄の間)の履歴がすべて、空白の期間はゼロとして記載されておりました。
あまりにも納付漏れが一つもない完璧すぎる履歴に、母は間違いないと当初より思っていました。このため、「修正なし」と返事のはがきを出す予定でした。

私たち家族は、何度か引越しを経験していたのですが、私が少々厳しく母を追及したら、もしかするとこの期間は厚生年金の会社に勤めていた”かも”しれないと半信半疑で語り始めたので、私は当時住んでいた場所の地図を示し母に会社の所在を示させ、それからインターネット(ハローページ)で聞いていた事業内容を頼りに会社を特定し、社会保険事務所に電話をさせました。
聞かれた内容は、
 ・年金番号
 ・名前と生年月日
だけです。
それから先方は、システムから母の可能性が高いと思われる「宙に浮いた年金」を昭和の年号から期間ごとに5つほど言い始めたのです。
電話越しでは、会社名やヒントはいえないと言われ、直接事務所に出向くことに。
そして日を改めて、年金手帳と身分証を持参し訪ねた結果、合計40ヶ月分もの過誤納年金と、厚生年金なのに国民年金として納付されていた記録の修正が確認されたのです。

もしかすると、このレポートを見た方で年金特別便を受け取り「修正なし」で返信を済ませてしまわれた方がいたら、今からでもいいので、必ず社会保険事務所まで出向くことをお薦めいたします。
事務所まで行って、初めてデータと年金手帳の照会をし手続きを進めることができます。
年金は、一生の終身保険です。
国民年金と記載された履歴が、厚生年金加入が正しい場合、受け取り額は上乗せされたまま、生涯受給できるのですから。
諦めないでください。

[ポイント]
 ・カタカナで読み間違えやすい字体の名前の方:コ-ヨ、ソ-ン、マ-ア、セ-ヒ
 ・転居が多く職場をいくつか変えている
 ・結婚を経験し、姓が変わったご経験のある

最後に、もしもこちらでご協力できることがあればなんなりとコメントでお知らせください。
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