ぴろりの日々(仮)

ブログというより日々のメモです。
最近、かなり不定期&犬日記になってきちゃいました…Σ(´д`ノ)ノ

”とら”…この夏亡くなった愛犬 2

2005年10月30日 23時22分38秒 | 日記
縫い合わせたトコを保護する為、しばらく胴体にネットを張られ痛々しかったけど、
それでもまた同じ生活が出来ると思うと希望が持てました。

手術から日が経ちしばらくしても、腹を縫い合わせたトコロがなかなかくっつかない状態です。縫い口にコラーゲンの軟膏を薦められたので使うようにしました。
歩いている時、足を滑らせる…後ろ足が滑って座り込んでしまう事が目立つ様になりました。

オイラは実家を出てアパート暮らしで、それから何日かして実家に様子を見に行くと、すでに立てなくなっていました。今思うと、後ろ足を滑らせていたのは転移した腫瘍が脊椎にまわっていたのかも知れません、最初は立てなくても上半身は自力で起き上がる事は出来たのですが、徐々にそれも出来なくなっていきました。

ご飯もオイラが居ない時は親が手で食べさせ、もともと家の中や外の小屋の中でも、おしっこやうんちはしなかったものですから、その時もガマンしきれなくなると、ようやく出すくらいで見ていてとても辛いものでした。
その頃には”とら”は声も出せなくなっていました、水が飲みたいのか、腰が痛いのか、寝返りをうちたいのか、声は出せなくてもカチカチと歯を鳴らして訴えます。
 
手足の筋肉が落ちて細くなっていくのが判りました、そのせいで血の回りが悪いのか冷たい状態なので腕、足と肉球を揉んでいると暖かくなりました。この頃には縫い合わせたところの抜糸は出来ました。

手術から1ヶ月半、調子が悪そうなので獣医に見てもらいました。
いつも寝ている為におしっこの中の澱が排出されない状態になっている様です。
おしっこをカテーテルで抜いてもらい、腹をエコーで診てもらいました…

…続く



”とら”…この夏亡くなった愛犬 1

2005年10月30日 23時09分29秒 | 日記
今日は、”とら”の墓参りに行ってきました。

6月頃から時々舌が白くなったと思うと、貧血が起きた様にクタッとうつ伏せになってしまう事が多くなり、病院に連れて行くと脾臓に腫瘍が出来ていることが判ったのです。

数ヶ月前にも前立腺の手術もしたし、今年で14歳になる老犬なので手術に耐えられるか判らない状態でした、しかしこのままで居ると三週間の命との判断でした。
脾臓摘出の手術に成功し、他の臓器に転移が無ければ3ヶ月から寿命いっぱいは持つだろう、と言う事で、家族で話し合った結果、手術することにしました。

でも手術中に先生に呼ばれ腹の中を見てみました。すると脾臓には3センチ大の腫瘍が3つと、腹の中の至る所に小豆のような物がたくさん有りました。先生はこれが転移している細胞です。と言い、脾臓は摘出出来ますが、あとはこのまま閉じましょう。との判断でした。

手術後に”とら”が目覚め、先生は今日は動けないでしょうから、顔を見せて安心させてから帰ってあげて下さい。との事でしたので、声をかけた後帰ろうとすると、置いて行かれると思ったのでしょう、一生懸命に立ち上がろうとしてるのです。

ここは動物病院。”とら”は大型犬でしたが、いつも一緒に…オイラの弟のように…家族の一員でした。その”とら”を動物扱いして帰るのがとても辛かった。毎日、時間が出来れば家族の誰かがお見舞いに行って、少しでも顔を合わせる様にしました。

退院の日は家族は勿論、”とら”が一番喜んでいたと思います。
体中に腫瘍が転移しているとは思えないほど元気だったのです。今までの様に歩けて、食欲もあって、以前のような貧血も出ませんでした。もしかしたら、転移した腫瘍が大きくならないで病状が安定していくのかと思っていました。

…続く