どうしちゃったの？（続き）

「あとはユックリと右に進んで下さい！」

おじいちゃんは、何だか他人事のよう…、反応が薄い。

それでも車に乗り込むとエンジンを掛け、チョットハンドルを切りながら…

アクセル全開！！　Σ(´Д｀lll)

エンジンは唸りを上げている！

中のおじいちゃんは更にエンジンを全開のままチェンジレバーを動かそうとしている…

その場に居たみんなが、おじいちゃんに向かって「危ない！アクセル放して！」

と言ったが、聞く耳持たず…。しかも、一度ブレーキを踏んだのかＤレンジへギヤが入ってしまった…

そして再び、アクセル全開！！

側溝の反対側には深い崖があってかなり危険だ！

ギュッ!！という音と共に、側溝の蓋が車の急発進に耐えられずに後ろへ飛び、

足場を失った車は再び側溝に落ちて止まり、その場のみんなは言葉を失った…

蓋の後ろに居た人は、蓋が飛んでくる方向が悪ければ足のすねでも折っていただろう…、

オイラは指を切っちゃったよ

この人、こんな調子ででココまで来たの？

まさか途中で人は撥ねてないよね？なんて冗談混じりに言っていたけど、

本当にやってそうで怖くなったよ…。


その後の話で、どうもこの人待ち合わせでゴルフしに来た様で、

心配した上司がこの車を運転して送って行ったそうな…。

その時におじいちゃんは、「左のミラーカバーが無いけど、いつブツケたんだろう？」って…

まったく…怖い一日でした…

どうしちゃったの？

仕事中の出来事…。

上司から、「側溝に落ちた車がいるから助けてやってくれ。」との事で、

会社裏の通りへ見に行ってみると、ガッツリと側溝にハマっているではないか！？


近づいて車を見ると、なんだか納車したての車っぽい…。

でも、真新しい傷、凹みがたくさんだ！

バンパーも外れかけているし、テールランプも割れまくっている…

落ちたのは左側のはずだが、右側もヒドイ傷が一面にある。

右も左にも前にもガードレールに当たったのか、

白い塗装がシルバーのボディーに写っていた


運転していたのは年配の方で、テンパっているのか、何だか呆然としている…。

どうも来る途中に事故ったとか言っていたが、まあ車を見る限り単独事故か？

車をこれ以上傷付けたくなければＪＡＦを呼びますよとは言ったが、

このまま引っ張り出してくれとの事なので、ジャッキの入らない状態からのキツイ救出になりました。


何とか車を持ち上げ、タイヤの下に側溝の蓋を置きました、

でも、間に合わせの蓋だったのでサイズが合わず、蓋の方が大きくハマりませんでした。

それでも前後タイヤの下に蓋を置く事が出来て、あとはユックリと右前に進めば、

無事に脱出出来るハズだったのです…。

またぁ～ Σ(´Д｀lll)

またもやＤＶＤドライブが行方不明だ！

大量にシングルＣＤを借りて、ソニックステージＣＰへ録り込み作業中に突然起こった！

１枚目のＣＤが取り込み終え、ディスクを入れ替えた時に何か変だった…。

ディスクの回っている音が全くしなかった…。

もしやと思い、すぐにマイコンピューターをチェック。

…やはり、ＤＶＤドライブは家出したようだ。ＢＩＯＳにも反応無し…

何だかよく分からない…。パソコンってこういうモノなのか？

借りたＣＤも取り込めないまま返却する破目に…最悪です

巾着の中には…２。

そんな訳で私服の警官は、急ぎの用事があるようで…。

また後で来て貰えるかな？

なんて事を言われたよ…。巾着はお巡りさんが預かってくれると思ったら、

また来る時まで持っていて下さい…。

なんて言われちゃって、持っている間は何だか落ち着かなかったよ


オイラも用事が済んで、再び派出所に来てみると、今度は警邏中なのか、お留守だった…

仕方ないので、入り口に設置されていた本署直通電話で今までの事を説明。

結局、本署まで行く事になったよ…

そしてまた、一から説明。

担当してくれたお巡りさんは、巾着の中身をチェック

「中には会社名義の銀行の通帳７冊とキャッシュカード２枚が入っているようだね。」

続いて、「どうやら現金は無いようですね…。」とオイラをチラ見。

コイツ、オイラを疑ってやがる…

一言、言いたいのを抑えて…「そのようですね…」とは言ったものの、内心ムカムカだ！

続いて「落とし物の２０％までの謝礼を受け取る権利があなたには有りますが、どうしますか？」なんて聞いてきたよ…。

オイラは、「そんなの落とした方に任せます。」と言ったが、

お巡りさん的には、それではイケなかった様だ。

「ちゃんと意思表示してくれないと駄目です。」

でも、「一億円が通帳に入っていたとしても２割貰えるとは限りませんよ｝

なんて言われちゃったよ

まぁ、ココのトコ物入りだったのでチョット迷ったが、権利放棄したよ。

お巡りさんも何だか人を試す様な言いっぷりだったしね


前にオイラも財布を落とした時に、そのまま届けてくれた人がいたから、

その気持ちをバトンタッチか？…そういう風に考えておこう。

それにしても、本署のお巡りさんの対応は、どうにもオカシイね

最後には「こんな事なら届けなきゃ良かったよ」なんて言っちゃったよ…。

こんな嫌な思いをしたし…、
どうせならバッチリ権利主張しちゃえば良かった！なんて思ってる自分に反省です。

巾着の中には…。

銀行のＡＴＭでお金を下ろしていた…、

ふと、前を見ると機械の上に巾着が置き去りに…

中を見るのも嫌だったから、巾着をニギニギしてみると、

どうやら通帳位の大きさの物が入ってそうだ


今日は土曜日、窓口は開いていない、

隣の部屋の照明の光が漏れていたので、ドアをノックするも返事も無い、

どうやら銀行員さんは居ないようだ…

仕方ないから、機械の横にあった直通電話で管理センターに連絡すると、

「近くの交番に届けて下さい。」との事だった。

巾着を持って銀行を出る時は、何だか人のお金を持ち逃げしたような気分になって、

挙動不審で、周りの人からは何だか変な人に見えたに違いない


それでも頑張って派出所に行くと、何だか私服のおっちゃんが居た

怪しかったけど、落し物を届けに来ましたと告げると、

おっちゃんは書類を捜すのに、何だか引き出しをバタバタと…、

どうやら書類が見つからない様子

ぁゃιぃ…そんなオイラの考えを察したのか、

おっちゃんはポケットから警察手帳を出して、オイラに提示したよ…。

どうやら他の署からの応援らしく、私服で何処かへ行くそうな…

…どっかへ家宅捜索に？それとも張り込み？

…次回へ続く。