(元!!)らいぶらりあんのつぶやき

小さな町の(そのわりに)大きな図書館で働いていた『らいぶらりあん』が好き勝手につぶやいてます。

私流!司書論 第3弾

2007-05-08 19:33:41 | 雑談
 これまた、何度も言っていることですが…

 何はなくても、資料費

 『本がなければ図書館ではない。新しい本が入らなければ、人は来ない!』
 というのが、私の考えです。

 前者は、当たり前のことですが、後者は、なかなか難しい。
 財政難の世の中ですからね

 私がいた図書館は、町のわりに高額な図書購入費でした
 視察のたびに、ため息が出るほどでしたから。

 ちなみに開館当初は町民一人当たりの購入費が3,000円ぐらいでした。
 合併した今でこそ、700円弱になってしまいましたが、それまでは1,000円を超えていました

 まあ、うちは町長が図書館に理解のある方でしたので、
 助役や総務課長の予算査定で削られたとしても、もどることがありましたからね
 特殊です

 でも、特殊とはいっても、それなりに、こちらも努力が必要です
 新刊が借りられる統計を出してみたり、図書購入費が必要な理由を述べてきました。

 前者は、イマイチ分かりにくい数字を出したに過ぎないのですが…
 年間貸出冊数のうち、13,6%ぐらいが新刊なので、
 図書購入費が1割減ることで、年間貸出者数が330人ぐらい減るのでは?
 という、多いんだか少ないんだかという数字を出したこともあります

 そして、一番の努力は、
 図書購入費以外は、少しずつでも削る。
 私もこれでも役場職員でしたからね。町の財政が厳しいのは、よく分かります
 なので、図書購入費は削らない代わりに、他の部分は、何千円単位でも削っていく。
 そうでないと、単なるワガママですからね
 そいうい努力を見せないと、簡単に図書購入費から削られてしまいますからね
 元々何万かしかない消耗品費をさらに削ることで、
 図書館は図書購入費が必要なんだ
 ということをアピールするんです。

 課長たちは、予算査定に行って、図書購入費が削られると私に怒られるということで、
 必死に頑張ってくれたようです

 ですから、そのお礼に(と言っては何ですが
 私は、イベントなど私たち職員でできることを企画し行うわけです。
 自分たちですれば、予算は要らないですからね

 なので、
 本以外なら(イベントなどは、)図書館員の頑張りでどうにでもなる
 というのが、私の考えです

 何はともあれ、譲るところと譲れないところというのを図書館員がきちんと考えなければいけませんよね