今回は銀座線の思い出です。
銀座線が電気が消えるのは、昭和の世代は東京の人は皆知っていることです。
サイドレール(第三軌条という3本目のレール)から台車のところについている集電靴(シューと呼ばれているもの)から電気をとって走るもので、天井を低くできるメリットがあるのです。
ところが、古い電車になると蓄電装置がないので、集電が左右で変わる箇所やポイントなど一瞬離れる時に電気が消えるのです。
その間小さな補助電源がつくのですが、それがレトロで良い感じなのです。
銀座線のすごいところは、昭和の始めに走り出している頃から、原始的な列車停止装置、ATSがつけられており、赤信号の時は、線路脇の棒が立ち上がり、赤信号を無視すると、この棒が台車脇の非常コックにあたり、空気が抜け非常ブレーキがかかるのです。
この銀座線は近代化するまでは、丸ノ内線と共に、この装置がつけられていました。
銀座線や丸ノ内線の乗っていると、時々コロコロと音がするのが、サイドレールの左右の場所が変わった時です。
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