北海道函館市の建築設計事務所 小山設計所

建築の設計のことやあれこれ

ハガルツィン Հաղարծին 修道院 の 食堂 その4

2022-10-29 15:30:47 | 日記

 

Google Street View から screen shot した  ハフパット  Haghpat  修道院 の 食堂 の南側、

下半分は土の中に埋まってしまっています。

 

 

 

 

食堂の右は厨房なのですが、やはり、下半分は土の中に埋まってます。

 

 

 

 

食堂と厨房のプランを拡大してみました。よくよく見ると、食堂と厨房なのに、何故か

繋がっていないようです、、、。そして食堂は、えらく遠回りしないと入り口に辿り着

けません、、、。冬なんて、厨房で調理した料理を、運ぶだけでも大変そう、、、。

 

 

 

 

 

ハガルツィン  Հաղարծին  修道院 の 食堂についての解説で、

 

『長方形のホール (21.6 x 9.5 m)で、一対の 柱 によって 2 つの等しい 部分に

分割され、それぞれが 2 組の交差する アーチのシステムで覆われています。』

 

とあるのですが、この 下のアイソメトリック Isometric 図が、2つ連続して繋がっている

ような構造になるんでしょうか ?  ( これは食堂でなくて、SURP NSHAN と呼ばれる,  聖堂

の手前の GAVIT という ナルテックス( narthex 拝廊 )のような建物の アイソメトリック

と 思います。)

 

『 連続 正方 井桁アーチ構造 』Crossing-Arches Vaults とでもなるんでしょうか、、、?

 

 

 

食堂 refectory の内部なんですけど、やはり Google Street View からscreen shot したんです

けど、かなり歪んでいそう、、、。

 

 

 

 

これが実際の感じだと思います。

 

 

 

 

この動画の7′00″あたりから、 ハフパット  Haghpat  修道院 の 食堂 refectory なので

2つの連続した 井桁アーチ構造 の様子が、なんとか判ると思うのですが、、、。

 

 

 

 

 

                                                                                    ハガルツィン Հաղարծին 修道院 の 食堂 その5につづきます

 

 

 

 

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ハガルツィン Հաղարծին 修道院 の 食堂 その3

2022-10-28 02:04:56 | 日記

 

ハガルツィン  Հաղարծին  修道院 の 食堂についての解説を見つけて、日本語に翻訳をかけてみました。

 

 

記念碑群の西部には 食堂があります(南西の入り口の周りの碑文によると、1248 年に建てられました。

建築家の名前は ミナス です。内部にあり、西側の前庭の北東の角にあります)。アルメニアの 2 つの

同様の構造 (もう 1 つは ハフパット  Haghpat  にあります)。これは 長方形のホール (21.6 x 9.5 m)

で、一対の 柱 によって 2 つの等しい 部分に分割され、それぞれが 2 組の交差する アーチのシステム

で覆われています。

内部では 唯一の装飾がオベリスクで、外部では南西の入り口の周りにあります (南側のファサードの2 つ

の窓は 後で開かれました)。その構造上の トリック と アルメニア建築 の芸術を備えた ハガルツィン

のダイニングルーム 最高の サンプル の 1 つです。東には他の建物 (おそらくキッチン、パン屋など) の

遺跡があります。

 

 (13世紀の アルメニア人の建築家 の名前が ミナス Minas って判っているのって、凄いですね、、、。)

 

 

これが、その ハフパット  Haghpat  修道院 の Youtube 動画です。

 

 

 

 

ハフパット  Haghpat  修道院 の プラン です。 (上が北 ) いちばん上 ( 北 )にあるのが、

食堂 refectory です。ハガルツィン  Հաղարծին  修道院 の 食堂と、ほぼ、同じような

プラン をしています。

 

 

 

 

左上の建物が、食堂 refectory です。ハガルツィン  Հաղարծին  修道院 の 食堂と同じで

半分は土の中に埋まってしまっています、、、。

 

 

 

 

手前が、食堂 refectory です。 ( なんだか 屋根の雨仕舞いが  相当 悪そうで、心配、、、

ハガルツィン  Հաղարծին  修道院 の 食堂の方は 大丈夫そう、、、)

 

 

 

 

中世音楽の会議での 講演の会場のようなんですけど、この会場が ハフパット  Haghpat    

修道院の食堂 refectory のような、そうでないような、、、 ?

 

 

 

 

 

アルメニアの子供たちの、課外授業か何かかな、、、?

 

 

 

 

                     ハガルツィン  Հաղարծին  修道院 の 食堂  その4につづきます

 

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ハガルツィン Հաղարծին 修道院 の 食堂 その2

2022-10-27 17:38:26 | 日記

 

ハガルツィン  Հաղարծին  修道院 の 食堂 の外観です。これはもう 13世紀の建築 では

ありません、、、。まんま 現代建築でも、何の不思議もありません、、、。

 

 

 

屋根を上から見下ろしたところ。トップライトが2つあります。( でも 13世紀 にガラス板

なんて、あったんでしょうか、、、? )屋根は保存・修復の際に、種々の事情で、それまで

の瓦屋根から、他の材料に変更されたのではないのかな ? と、思うのですが、、、。

 

 

 

内部です。

 

 

 

その奥の、突き当たりの壁面( 東面)です。

 

 

 

 

食堂の平面です。2つ上の写真は、下(西)の入り口から 8 の方向( 東)を見たところと思います。

 

 

 

 

壁面から天井面も、アーチに沿って弧を描いて、連続して繋がっています、、、。

 

 

 

 

少し斜めから

 

 

 

 

微妙なディテールしてます、、、

 

 

 

出中(でなか)、本中(ほんなか)、入中(いりなか)の世界、とでも申しましょうか、、、。

 

 

 

 

もうひとつ別の角度から

 

 

 

 

2つあるトップライトを、下から見上げたところ。不思議なギザギザ ? は、なんだか

良く判りません、、、。

 

 

 

 

                ハガルツィン  Հաղարծին  修道院 の 食堂その3につづきます

 

 

                   

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ハガルツィン Հաղարծին 修道院 の 食堂 その1

2022-10-27 12:01:05 | 日記

 

こんどは アルメニア の、2022年の時点での領土内  セヴァン湖の北 25kmくらいか ?

 

 

 

 

Google Map  

 

 

 

ハガルツィン  Հաղարծին  修道院 のYoutube動画

 

 

 

配置・平面図  左が北  上は東

 

 

1. 聖グリゴリー教会、10 ~ 11 世紀               2. 聖アストヴァツァツィン教会、1281 年

3. 聖ステパノス教会、1244 年                   4. 13 世紀の礼拝堂

5. 12 世紀のバグラティド家の墓所                        6.聖グリゴリー教会の前庭、12世紀後半から13世紀初頭

7. 聖アストヴァツァツィン教会の前庭 13 世紀        8. 1248年の食堂       

9. 13世紀の補助構造

 

 

6と7の『 前庭』の、もとの英語は『 vestibule』で、コンピューターの翻訳にかけると『 前庭』と

訳してしまうのです、、、。『 vestibule』は、前の記事の ダディヴァンク修道院 の ナルテックス

narthex( 拝廊)のような 空間 にも思えるのですが、ダディヴァンク修道院 の ナルテックスは、

あまりにも 見たこともないような、珍しい 特異な ナルテックス narthex( 拝廊)にも 思えるので、

この辺りは、宗教の歴史がある意味では『 異端』と『 外典』の排除の歴史だとしたら、アルメニア

の 宗教建築 のナルテックス narthex( 拝廊)の形式は、もしかしたら周辺に追いやられ、忘れられた

形式なのかも知れません、、、。

 

 

                                                    ハガルツィン  Հաղարծին  修道院 の 食堂 その2につづきます

                     

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丘の上の修道院  Դադիվանք その4

2022-10-21 05:42:39 | 日記

 

これが、その時の 運び出し・明け渡し 映像です。『ハチカル 』( khachkar  խաչքար  十字石 )と

呼ばれる 石碑や、その他の 石碑 は、建物の壁に埋め込まれていたものは、削岩機まで使って剥がさ

れて、梱包されてトラックに積み込まれ、建物の石材に 彫られた文字 や 碑文 の『拓本 』のような

ものも、紙 や 粘土 で取られているようですし、フレスコの 壁画 を 隠すためか 守るために、絵の上

から、紙(布 ? )が貼られています。夜を徹しての作業だったようです、、、。

 

 

 

 

 

Dadivank 修道院 の khachkar ( խաչքար  十字石 )

 

 

       

 

 

 

フレスコの壁画

 

 

 

 

       

 

 

 

運び出さないと、こういう事になりかねません、、、。

 

 

 

 

 

 

 

 

『 Armenian Dadivank Monastery last Visit 』 という映像です。投稿 の日付は 2020年の11月23日

ですが、この動画の撮影されたのは 11月12日 だったようです。停戦合意は 11月10日だったよう

ですから、明け渡しの期限が 11月15日 ですから、わずか5日間の出来事だったようです、、、。

 

 

 

 

 

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