小さい天使

双極性障害で通院中です

右か、左か 沢木耕太郎

2018年05月31日 | 沢木耕太郎
沢木耕太郎さんの本を購入する時は、
タイトルや表紙で選ぶ事が多いです

なので、当たり外れが結構あります


これは表紙が気に入り買いましたが、
中身は文春文庫の三十五周年記念に
沢木さんお勧めの本が載ってました

「しまった」と思ってしまったのは、
以前書評物に結構苦戦したからです

しかも、これは沢木さんの著でなく、
芥川や坂口などが書いたそのもので、
かなり好みが分かれる内容なんです


だから、興味深く読める物があれば、
なかなか進まない物もあるわけです、、

買ってから四か月近く経ってますが、
未だに半分ほどしか読めていません、、


私は難解な本も最後まで読みますが、
これは遠野物語を読んだ時みたいに、
頓挫してしまう気がしてなりません、、、、







象が空を Ⅲ 沢木耕太郎

2018年01月26日 | 沢木耕太郎
この「象が空を」の3冊を買ったのが10月初めで、
3か月半でようやっと読み終える事が出来ました

Ⅰ巻が沢木さんにしてはかなり硬く難しい文章で、
私が調子を崩した事もあって挫折しかかりました

Ⅱ巻目は少しいつもの感じの文章になってたので
まあまあ読めたのですが、体調は変わらずでした、、、


で、Ⅲ巻は「これ、これ」と言いたくなるほどの
小気味よくストレートな内容で一気に読めました


国内外の旅では街中を徒歩やバスでうろつき回り、
体感でその国や街全体の地図を作るという作業が、
沢木さんならではで羨ましくもあり憧れもします


乗ったバスの中から流れる景色や乗客を見るのは、
私も昔にやっていて電車と違う感じが好きでした

そんな感覚を蘇らせてくれた沢木さんに感謝です






象が空をⅡ 沢木耕太郎

2018年01月04日 | 沢木耕太郎
単行本から三冊に分けられた文庫本を
実はずっと以前から読んでるんですが、
なかなか進めず、やっと二冊目の終盤、、、

内容を知らず、セットで買いましたが、
これが何だか読みづらく難しいんです

いつもの一本筋が通ってスッキリした、
沢木さんらしい軽快な文章じゃなくて、
短文で、脈略がないせいなのかもです、、


表紙の絵とタイトルに惹かれましたが、
一巻目ではなぜ象が空なのかわからず、
二巻目を読んでますが、厳しいですね、、、


美空ひばりさんへのインタビューなど、
面白い物もあれば難解な物もあったり、
若い頃の試行錯誤の作品なのかもです

スポーツ関連はドンドン読めましたが、
あとは、、正直、、うーん、、ですね、、、、


まあ、細々ゆっくり読もうと思います








危機の宰相 沢木耕太郎

2017年09月23日 | 沢木耕太郎
久しぶりに沢木耕太郎さんの本を読みました

しかし、これが思うように進みませんでした

私の調子があまりよくなかったから何ですが、
内容が政治物で、経済も絡んでいるんですよ

で、経済の事が全く分からない私には苦痛で、
結局かなりの斜め読みになってしまいました


池田隼人首相の「所得倍増」について書かれ、
人間味ある人達の話は興味深かったですけど


この本は沢木さんが若い頃に書いた物ですが、
かなりの取材力とデータ収集が窺い知れます

最初かなりとっつきにくい内容の本でしたが、
久々に読み応えのある物に出会った感じです