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小出裕章助教(京大原子炉実験所)講演会メモ(個人的感想)

2011年08月08日 | 福島原発

小出裕章助教(京大原子炉実験所)講演会メモ(個人的感想)
日時:2011/8/4,15:00~17:45 於:衆院第一会館大会議室

・開口一番”政治家は嫌い”のとおり、会場、主催団体との違和感あるも主張の場。

・「原発のウソ」(扶桑社新書)の内容をベースにした、原子力、発電、福島事故についての総論的解説。

・科学者の立場で40年間今回の事態を想定し、反原発を訴え続けたにも関わらづ止められなかったことについて謝罪。

同時に、多くの国民が真実を知らないまま豊かさ、便利さ、と引き換えに原発を受け入れてきたことも各自反省が要る。

・福島県全体がいわゆる”放射線管理区域”の汚染状況で、県土全体の表土を削らないと生活できないが、現実的には困難。

結局故郷喪失にいたるのでは。

・核のごみは100万年残る、果たしてそれを管理するということ自体ナンセンス。

・事故による汚染ゴミの保管場所は福島原発近郊以外にないと考える。

・子供たちの食品はできるだけ西日本のものを使った方がいい。

・子供たちは自然に手を触れ遊びながら育っていかなければならないがそこには被ばくのリスクがある。 ジレンマを大いに感じている。

・汚染食品を大人が受け入れることにより子供を守るとの思いを持っているが、受け入れてもらい難い。

・全ての原発は即時停止しなければならない。そのために電力不足は起こらない。

・起こってしまった状況にどのように対応すべきかは40年間の研究からでもわからないとしか言えない。

また、政府、東電の情報がないため状況も見えない。

・この状況について、読者、講演会参加者等からどうすればいいかの質問を受けるが、それぞれの立場で出来ることをやるしかない。

様々な思いや葛藤の中で40年間一貫して反原発を貫かれた同氏は、科学者としてまた一人の人間として”反原発”と”子供を守る”ことに強くコミットされているということを再度実感しました。

 

 



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