公的機関が成果をあげる上で必要なものは、”仕組み”であり、
その適用には、公的機関を次の三種類に分けて考える必要がある。
種類3【行政組織】
政府機関をはじめとする行政組織のほとんどが含まれる。
これらの組織が提供するものは、サービスではなく”統治”である。
社会の統治という性格上、これらの組織は個別ではなく、政府が直接
マネジメントしなければならない。
しかし、これらの組織は国民の税金によって賄われる、高コストの存在
である。
したがって、この組織とは独立した機関での監査が必要である。
そして、この組織の持つ目的の現実性、達成可能性、ニーズ適応性、
目標の正当性・優先順位、成果の公約・期待の合致性等が、現状にとって
有効な場合のみ、その継続を認めるという考え方が大事。
そもそも、統治対象がなくなれば、組織や活動自体が不要となるんですね。
「あらゆる行政組織とあらゆる立法行為が恒久たりえないことを
前提としなければならない。
新しい活動、機関、計画は、期間をかぎり、その間の成果によって
目的と手段の健全さが証明された場合にのみ、延長を認めるように
しなければならない。」
~P.F.ドラッカー「マネジメント」
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