10月後半、一部の特定銘柄を除き、日本全国ほぼ全ての23年産新米が出揃いました。
8月初旬に九州・四国の早場米を試食し始め、先日の北海道産米まで60種類以上の産地・品種を食べ比べてきましたが、近年の傾向である高温化により白未熟粒や軽い胴割れ粒が多く、食味的にやや足りないものもありますが、総合評価は「まあ良し!」といったところです。
さて、業界紙の記事にあったのですが、某所が今夏に実施した消費者動向調査では、大震災・原発事故後の食の安全を重視する志向や今後の安全性を求める意識が急増、コメを含む生鮮食品の購入時に重視する項目では「低価格」を抑えて「産地」「鮮度」の割合が増えました。原発事故後の食品への影響を気にしているのは、東日本で子どもと同居している世帯が最も高い割合なのはやむを得ないことでしょう。
ただ、当初懸念されていた福島米も最悪の事態は回避でき、二本松市の重点地域も含めて作付地は全域で出荷可能となりました。福島米は大手量販店はもちろん、我々首都圏の米穀店にとっても使い慣れた貴重な原料です。当店はさすがに福島米単品商品販売は見合わせていますが、業務用の原料の一部などとして使用し、「安全・安心」を最重要視して消費者の皆様から信頼してもらえるよう努力していきます。
最後に、いよいよ本日より待望の23年産新米「川場村コシシカリ雪ほたか」を販売致します。玄米で仕入れ、精米後の価格は2㎏で1620円、5㎏で3980円(いずれも税込)と高価格ですが、人気商品のため数量限定販売ですので、売り切れが心配な方は事前に当店へ在庫状況をお問い合わせ下さい、先着順のご予約も承りますので皆様どうぞよろしくお願い致します
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