高校演劇の大会について
一年の高校演劇の大会には二つの流れがあります。
○２０１１年からの流れ
まず、今年を例にとると、８月に全国大会があります。
高校演劇の全国大会は毎年行われる全国高等学校総合文化祭（総文）の中の一部門として、行われます。
この全国大会に出場するのは、２０１１年のブロック大会からの推薦校です。
高校演劇の大会は、総文祭とのからみもあり、ブロック大会→全国大会の間で年度をまたいでしまいます。
ですから、２０１２年の全国大会は２０１１年の地区大会からの総決算なのです。
○２０１２年の流れ
並行して２０１２年の地区大会が６月の鳥取を皮切りに始まります。
地区大会の推薦校が県大会に出場し、県大会からの推薦校がブロック大会に出場します。
ブロック大会は北から、北海道・東北・関東・中部日本・近畿・中国・四国・九州とあり、
関東は更に北と南二つの大会に分かれます
ブロックとしては８ブロック、ブロック大会は９大会あるということになります。
このブロック大会からそれぞれ一校、次の年の全国大会に推薦されます。
また、次の該当ブロックには更に一校の推薦枠があります。
A)最多加盟校数のブロック
B)次年度全国大会（総文祭）開催ブロック（県）
C)持ち回りの枠が当たったブロック
＊２０１２年全国大会（とやま大会）には、
A)は「関東ブロック」から
B)は「富山県」から
C)は「近畿ブロック」から
＋１校が参加します。
B)については、該当ブロックに出場枠が与えられるはずですが、慣例として開催県に出場枠が当たるようです。
C)は持ち回りで各ブロックに１校出場枠を与えるというもので、北海道から南下しています。
９＋３＝１２
全国から選抜された１２校が、次年度の全国大会へ出場します。
ちなみに２０１３年夏の全国大会（長崎大会：2013年8月2日～4日 長崎市公会堂 ）に向けて、２０１１年～２０１２年１月のブロック大会から推薦される高校数は
A)は不明ですが、例年通り関東ブロックとすると、
A)関東ブロック、B)長崎県（２０１３年度全国大会開催地）、C)中国ブロックとなり、
北海道（１）、東北（１）、関東（３）＊、中部日本（１）、近畿（１）、中国（２）
四国（１）、九州（１）、長崎（１）の１２枠になるはずです。
＊関東は関東（北）と関東（南）でそれぞれ１枠、加えて最大加盟校数枠があると予想して１枠（これは南北共通です）
○春季フェスティバルについて
また、ブロック大会から全国大会出場校とは別に、３月に行われる春季フェスティバルへの出場校も推薦されます。
次点校が選ばれることが多いですが、必ずしも決まってはいません。
以前まで劇団四季の協力を得て、東京・浜松町の四季・自由劇場で行われていましたが、
２０１０年の３月から各地巡演となりました。
２０１０年岡山の倉敷、２０１１年北海道・伊達市、２０１２年は宮城県仙台市で開催されました。
今後の春フェスの予定
第7回 ２０１３．３．２３～２５ 福島県いわき芸術文化交流感アリオス 「東北大震災復興大会」
第8回 ２０１４．３．２８～３０ 岩手県北上市交流文化センターさくらホール 「東北大震災復興大会」
第9回 ２０１５．３．１９～２１ 香川県高松市芸術ホール サンポート
全国大会が年度をまたぐため、生徒の卒業などによりキャスト変更を余儀なくされる高校が多い中、
春季フェスティバルは評価されたキャスト・スタッフの舞台を見ることができます。
