合気道 真風会のブログ

合気道と坐禅。

今年の10月からなので、まだ始めたばかりなのですが、私は道場生のDKさんと週一回、禅寺に通い坐禅を始めました。

私は、合気道の修行の為、DKさんは、病気からの自然治癒力を高める為と、それぞれの目的があり通っております。

坐禅は、壁に向かい、薄く目を閉じて、心を無(空)にして、ただ座るだけです。

初日は30分を2回から初めましたが、今週は45分を2回行いました。
次回からは、本来の時間である50分を2回となります。

私は、普段から呼吸法30分などを行っていますので、多少慣れている事もあり、初日の30分はむしろ短く感じました。
しかし、先日の45分になると、30分とは違って、かなり長く感じました。
少し休憩を入れて2回目に入るのですが、その2回目の45分がとても長く感じ、足はシビれ、心を無にする所か、時間ばかりが気になってしょうがありませんでした。

時間が来た事を知らせる鐘の音を聞いたときは、まるでK.O寸前でゴングに救われるボクサーの気分でした。
その音は”カーン”ではなく、”ごぉ~~ん”という独特な和風ゴング音ですが・・・。(笑)


坐禅は、身体(姿勢)、気構え(呼吸)、心構え(坐中の心の置き所)の3つがいつでも調和がとれていることが一番大切なことだそうです。

まさしく心身統一の修行です。

背筋を伸ばし、呼吸を整えて、心を臍下丹田に鎮め、ただ座る。

雑念が沸いて来ても、心を臍下丹田から動かさずに、何事にも囚われないようにする。

この一見何でもないことが、中々できないのです。

心は、ささいな物音にでも、昼間のちょっとした出来事や心配事が脳裏に浮かぶだけでも、揺れ動いてしまいます。

いわゆる”腹が据わっている人”、”胆力がある人”とは、常に、臍下丹田に心が鎮まり、何事にも動じずに、落ち着いて対処ができる、強い心の人の事だと思います。

そのような”不動心”が身についてこそ、心身が統一された”不動体”を作る事ができるのだと思います。

私は、少し前までは、汗を流し、身体を動かす稽古が好きで、技や受身中心の稽古法が主体でしたが、ようやく心の修行の大切さにも気づいて参りました。
(しかし、若くて体力がある内は、汗を流し、身体を動かす肉体鍛錬を優先してほしいと思います。)

私が学んだ合気道は、心と身体の統一した力を、特に重視し説いておりました。

合気道は海外では”動く禅”とも呼ばれていますが、坐禅のように心身統一の状態を、動いても崩さない為の稽古法が合気道だと教わりました。

坐禅を通して、何かの気付きを得れれば、また、京築合気道研究会のみなさんにも、お伝えしていきたいと思います。

(”京築合気道研究会”は2007年1月13日より、道場名を”合気道 真風会”へ変更致しました。)

人気ブログランキングに参加中。
クリックして応援お願いします!

コメント一覧

DK
坐禅は思ったよりキツかったです。体がキツくなると雑念が頭を支配します。とにかく今は何も考えないように坐って慣れなければなりませんね。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「合気道 真風会通信」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事