内田樹『日本辺境論』新潮新書(2009)
3月16日に読み終えました。本書は、中央公論新社主催「新書大賞2010」で、2009年に刊行された1500点以上の新書の中から大賞に選ばれています。
一昨年の年末に読んだ、元外務事務次官の薮中三十二氏の著書『国家の命運』(新潮新書)は、本書が執筆のきっかけとなったそうです。
本書は、著者がまえがきで述べているとおり、体系的ではない大雑把な日本文化論です。
私がこれはと思ったのは、「他国との比較でしか日本を語れない」「真名と仮名の使い分け」や「場の空気がすべてを決める」「どちらが上位者かの決定をあらゆる場合に優先させる日本的コミュニケーション」です。
3月16日に読み終えました。本書は、中央公論新社主催「新書大賞2010」で、2009年に刊行された1500点以上の新書の中から大賞に選ばれています。
一昨年の年末に読んだ、元外務事務次官の薮中三十二氏の著書『国家の命運』(新潮新書)は、本書が執筆のきっかけとなったそうです。
本書は、著者がまえがきで述べているとおり、体系的ではない大雑把な日本文化論です。
私がこれはと思ったのは、「他国との比較でしか日本を語れない」「真名と仮名の使い分け」や「場の空気がすべてを決める」「どちらが上位者かの決定をあらゆる場合に優先させる日本的コミュニケーション」です。