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日々雑感「点ノ記」

備忘録(心の軌跡)

炎天下を好む理由

2012年08月20日 | インポート
炎天下で作業をさせてもらえる事がとても楽しく思える。

理由は簡単である。

お金を貰いながら日光浴が出来るから。

ずっと以前に体の調子が芳しくなくて、病院に行ってレントゲンを撮られた事がある。

体のどこの具合が芳しくなかったのかは忘れてしまった。

若かりし頃は、パンチパーマをかけて、着る物といえばどこに出かける時もブルゾン風の作業服の上下を着ていた。

一般的には、絶対に肉体労働者だと思われるような風体をいつもしていた。

そのような頃に医者に行った。

そのレントゲン写真を見て、医者としての経験が豊富と思われるような医師は私に言った。

「あなたは部屋の中の仕事を長くしているでしょう」と。

どうして分かるのですかと尋ねると、「骨がスカスカで女性の骨のようですよ」と言われた。

男性がそのような骨になるのは、日光にあまり当たらない仕事をしている場合が多いのだと言う。

見事に言い当てられてしまった。

その当時は、自宅の別棟の事務所まで、歩いて10秒もかからないような距離を歩き、仕事は部屋の中にこもりっきりで、航空写真測量の精密立体図化機で、自治体などが使う地図の原図を図化する仕事を生業としていた。

ほとんどお日様に当たる事の無いような毎日だった。

熟練した医者の眼力に、感心してしまった。

その時に、毎日20分間の日光浴をするように心がければ、スカスカの骨の密度は改善されて健康体になれるというアドバイスを受けた。

その頃より、生活の中で、極力お日様に当たる時間をとるように努めた。

今の大村市竹松遺跡のアルバイト作業では、お金を貰いながら、日光浴が長時間できている。

楽しくないわけが無い。

また、お日様に当たりながら仕事をさせてもらっているので、体のあちこちにまとわり付いている脂分を燃焼できているような気分にもなれる。

炎天下で動き回ると、熱中症になる可能性があるというが、充分な睡眠と、適度な水分補給と、塩分補給を心がけていれば、ほとんど心配しなくてもよいような体に生んでもらっている。

私にとっては、作業をさせてもらいながら、日光浴もさせてもらっているという感覚で臨んでいる。

体重も減らす事が出来て、骨も丈夫になれて、お金ももらえる。

縁あって、こんな素敵な仕事に就く事が出来て、幸せに思える日々を送らせて貰っている。

直前の他社の面接試験で、落としてくれた面接官にも感謝したい。



豊田一喜