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日々雑感「点ノ記」

備忘録(心の軌跡)

島原鉄道

2008年02月28日 | インポート
高校生の頃、島原鉄道に、愛野駅から本諫早駅まで、通学のために毎日乗っていた。

今は、「幸」駅が増設されて、諫早農高への汽車通学生はそこで乗降している人が多いようだ。

その島原鉄道の一部が、廃線の危機にさらされている。

南島原市域に属する区間を廃線にして、その代替策として、島鉄のバス便を増便して対処するという方針のようだ。

島原半島の先人たちが、地域の発展を願って開通させたであろう鉄道を、今に生きる者たちの愚策によって廃線にすべきではないと私は思う。

バス便と鉄道便では、交通機関としての存在価値が本質的に違う。

ただでさえ島原半島の奥の地域という事で交通事情に不便な現況であるのに、その骨格ともいうべき唯一の鉄道を廃線にするということは、地域の維持にブレーキをかける事になり、地域の発展を妨げる要因にもなる。


島原半島全体の自治体が、公共的な性質を持つ交通機関としての認識を持てば、廃線にしなくとも存続させる方策はあるだろうに。

該当地域の良識ある人たちが、島原鉄道の廃線予定区間の存続のために活動しておられる。

特に、南島原市の方々は危機感を持って対処すべき事柄だと私は思う。

諫早から加津佐まで、島原半島の財産として、存続してもらいたいものだ。


豊田かずき



寝台列車

2008年02月24日 | インポート
先日、千葉に行く用事があって、36年ぶりに寝台列車を利用した。

36年前には長崎から東京までの直行寝台列車が出ていたが、今ではそれはなくなっている。

諫早駅から15時48分発の特急「白いかもめ」に乗り、佐賀県の鳥栖駅に16時59分に到着する。

鳥栖で、熊本から来た寝台特急「はやぶさ」に乗り換える。

その「はやぶさ」は、17時11分に鳥栖駅を発車し、途中の門司駅で大分から来た「ふじ」と連結して東京へ向かう。

門司駅では26分間の停車時間があるので、その間に夜の食糧を買い込むことになる。

寝台特急「はやぶさ」の夜の部には車内販売も無いし、食堂車もついていない。

鳥栖から「はやぶさ」に乗り込めば、後は足を伸ばしてのんびりと寝転んで東京までの時間を過ごす事が出来る。

翌朝は、途中から車内販売がある。

9時58分に東京駅に到着する。

東京駅から千葉の目的地まで、京葉線の快速電車で36分乗った所が用事の場所だった。

用事を済ませて、その日の18時03分東京駅発の寝台特急「はやぶさ」に乗り、翌朝の10時36分に鳥栖駅に着いた。

鳥栖駅で10時49分発の「白いかもめ」に乗り換え、12時08分に諫早駅に到着する。

延べ3日間の旅になるが、諫早から東京までの往復割引を使った料金は、合計で33,240円と、飛行機の半額程度で、長崎・東京間を往復できる。

往復割引の有効期間は2週間以内だそうだ。

時間にある程度の余裕があれば、寝台特急での東京行きも、料金的には今後も検討の余地があると思った。

ただし、退屈さに耐える気力と、ある程度の体力が要求されることを付け加えておかねばならない。



青木さやか

2008年02月20日 | インポート
テレビのニュースを見ていて、お笑いタレントの青木さやかを連想した。

日本のイージス艦と漁船の衝突事故のニュースだ。

「どこ見てんのよ」。

莫大な国費を投じて造られ、高給取りの乗組員を多数乗せて、本来は国民の生命、財産を護る為に活動すべき組織が、この平常時にその本分と真逆の事をしでかすとは。

渡辺行革大臣が言っていた。

もしも、その漁船が自爆テロの船だったならばどうなっていたのだろうかと。

高性能な機器を多数装備していて、同時に多数の目標をレーダーで識別できるなどといううたい文句の艦船のようだが、それを使いこなす人間の資質が低ければ、それなりの能力しか発揮できないのは当然の事である。

監視の役目の乗組員は、何を監視していたのだろうか。

高性能のレーダーは機能しなかったのだろうか。

そのレーダー画面を、担当乗組員はきちんと見ていたのだろうか。

衝突後即座に、イージス艦側からは漁船の乗組員の救助を開始したのだろうか。

国家の責任で、漁船の乗組員を絶対に見つけるべきだ。

平常時にこのような事故を起こすのであるから、本当にいざという時に国民を護る為の活動が出来るのだろうか、疑わしい。

防衛省は、責任回避の言葉を並べ立てるのでは無く、事実関係を徹底的に解明し、相応の責任を取らせ、二度とこのような事故をおこさないように、自衛官の職務に対する基礎教育から徹底すべきだ。

豊田かずき


えん罪をえん罪でないと言った法務大臣

2008年02月17日 | インポート
自分の友人の友人がアルカイダだと言ってみたり、鹿児島県でおきた選挙がらみのえん罪事件を、えん罪とは言えないと言ってみたりと、およそ民主主義国家における大臣としての資質以前の、一般的な日本人としての常識的な感覚が欠如しているとしかいいようのない人が、法務大臣をしている私たちの国家の法秩序はどうなっていくのだろうか。


そして、そのような発言を公然とした人を、法務大臣に据えたままにしている政党が支配していこうとしているこの国の未来は。

以前の自民党であれば、鳩山法務大臣を即刻更迭していたのではなかろうか。

他国が勝手な言い分で始めた戦争の後方支援的活動を無償でやることを強行して決めたり、道路特定財源のためのガソリンの暫定税率を、何が何でも延長して道路を造り続けようとしたり、自国の食糧自給率が39パーセントしかないのに、それに対する根本的な解決策を講じようともしないくせに、農薬入り中国製餃子で騒ぎ立てる今の政治屋先生たち。

食糧品を他国からの輸入にたよっておれば、その輸出を遮断された場合の私たちの食糧はどのようにするつもりなのだろうか。

今朝の毎日新聞によれば、鳩山法務大臣が「例の事件は検察や警察もえん罪ではないと言っている」などと発言したという。

あきれてしまって、救いようのない人だと私は思うが、自ら法務大臣の職を辞するのであれば早いほうがよい。

このままでは、自民党の体質がそうなのだろうかと、私たち国民は誤解してしまうのではなかろうか。

いくら取り繕っても、個人の本質的な部分は変えようがない。



豊田かずき