高校生の頃、島原鉄道に、愛野駅から本諫早駅まで、通学のために毎日乗っていた。
今は、「幸」駅が増設されて、諫早農高への汽車通学生はそこで乗降している人が多いようだ。
その島原鉄道の一部が、廃線の危機にさらされている。
南島原市域に属する区間を廃線にして、その代替策として、島鉄のバス便を増便して対処するという方針のようだ。
島原半島の先人たちが、地域の発展を願って開通させたであろう鉄道を、今に生きる者たちの愚策によって廃線にすべきではないと私は思う。
バス便と鉄道便では、交通機関としての存在価値が本質的に違う。
ただでさえ島原半島の奥の地域という事で交通事情に不便な現況であるのに、その骨格ともいうべき唯一の鉄道を廃線にするということは、地域の維持にブレーキをかける事になり、地域の発展を妨げる要因にもなる。
島原半島全体の自治体が、公共的な性質を持つ交通機関としての認識を持てば、廃線にしなくとも存続させる方策はあるだろうに。
該当地域の良識ある人たちが、島原鉄道の廃線予定区間の存続のために活動しておられる。
特に、南島原市の方々は危機感を持って対処すべき事柄だと私は思う。
諫早から加津佐まで、島原半島の財産として、存続してもらいたいものだ。
豊田かずき
今は、「幸」駅が増設されて、諫早農高への汽車通学生はそこで乗降している人が多いようだ。
その島原鉄道の一部が、廃線の危機にさらされている。
南島原市域に属する区間を廃線にして、その代替策として、島鉄のバス便を増便して対処するという方針のようだ。
島原半島の先人たちが、地域の発展を願って開通させたであろう鉄道を、今に生きる者たちの愚策によって廃線にすべきではないと私は思う。
バス便と鉄道便では、交通機関としての存在価値が本質的に違う。
ただでさえ島原半島の奥の地域という事で交通事情に不便な現況であるのに、その骨格ともいうべき唯一の鉄道を廃線にするということは、地域の維持にブレーキをかける事になり、地域の発展を妨げる要因にもなる。
島原半島全体の自治体が、公共的な性質を持つ交通機関としての認識を持てば、廃線にしなくとも存続させる方策はあるだろうに。
該当地域の良識ある人たちが、島原鉄道の廃線予定区間の存続のために活動しておられる。
特に、南島原市の方々は危機感を持って対処すべき事柄だと私は思う。
諫早から加津佐まで、島原半島の財産として、存続してもらいたいものだ。
豊田かずき