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KC観察記

日常の人間観察とか…。自分とか他人とか…。
非日常の身の回り観察とか…。
田舎もちょっと好き…、なローカリアン。。。

ゆめ

2006年05月11日 | Weblog

2年くらい前に
アメリカで流行ったCMがあります。


公園で遊ぶ少年に
しゃがれた大人が質問をします。


「君の夢は何だい?」




さて、少年は目を輝かせて何と言ったでしょうか?


答えは、




僕の夢?それは 


夢を持つことさっ!




何ともアメリカらしい、
ブラックジョークがきいた返しです(笑)

世界の先進国と言っても、
それだけ「夢を見られる」「夢を語れる」環境ではなくなってきている…。
そんなことが皮肉られ、
そのバックに「夢を見て」「夢を持って」の応援メッセージが込められています。


極端な理想論はあまり説得力を持ちませんが、
極端な現実主義というのも、これまた考えもので…。


今年もまたちょっとずつ動き始めただけに、
「この歳になって…」
なんて恥ずかしがらずに若者たちと一緒に
ちょっとだけ夢を見てみようと思ったりしている今日この頃…。


カグラー

2006年01月26日 | Weblog
牧童さんの日記を見てたら
「続きはKCさんにお願いしたい・・・」という一節を見てしまった・・・(笑)

と、いう事でリクエストにこえたてっ!「黒森神楽」のお話。

沿岸にいるうちに色々と見ておきたいなぁ、と思い年明けに
お世話になってる方のお宅に一人で神楽を見に出かけた。

「神楽」って、祈祷であり娯楽であり、文化であり・・・。
お面とかをかぶって、
笛や太鼓に合わせて「演目」と言われる踊りを披露するもの。

特にも自分がみた
「黒森神楽」は今度国の重要無形民族文化財に指定されると!

んで、もって「重要無形文化財」を調べてみると、
あらら岩手は「7件」、何と!お隣秋田が全国1位で15件!
秋田恐るべし・・・。

指定されると、助成対象になるのですが、
詳細は書かれておらず曖昧だな・・・。
ちなみに、人間国宝に指定されると特別助成金が年額200万円。

黒森神楽は「巡行」を
(修行の一環だから「巡業」ではないらしい・・・)
遠隔地にわたってやる所が評価されて今回の文化財指定になったらしい。
どのくらい巡業するかというと、
自分のいる宮古を中心に北は久慈、南は釜石。
要は距離にして100キロ近くを
神楽をする為だけに健気に歩きまわるという形。
んでもって、100キロは一日で歩けないから、
途中途中で宿を借りてそこでも踊りまくる!

とどのつまりは、「外で踊る」と「中で踊る」の二種類があるということ。

んでもって、自分が見たのは「中バージョン」。

知り合い宅に入り、
「どうも、今年もよろしくお願いします」
と、挨拶をすると、

「はぁ?分かってねぇ~なぁ~、
 うちらの前に権現様に挨拶せいっ!」と一喝(笑)

なるほど、神楽では犬?獅子?
という顔の権現様がトップで崇められてるらしい。


権現様を拝み終えたのはいいが、
ほぼお笑いで言う「ノープラン」で見に行ったため、会話に困る。
知り合いは一人だけ。その知り合いは準備で忙しそうだ。
「いやぁ~、今年の冬は寒いですねぇ~♪」
と、万人に通用すると言われる
天気ネタで活路を見出そうと試みるが、

「んだな」
で、速攻会話終了。

出川哲郎ばりに
「やばいよぉ、やばいよぉ」と
ワキ汗をかきながら会話を探すが見つからない・・・。
めがねを拭きながら時間稼ぎをしている時に天の助けがっ!

「ご飯どうぞっ!」
「はい、すいませんっ!」

どうやら、家での神楽ではお客をもてなるものらしい・・・、ふむふむ。

海の幸や山の幸などが小皿で出され、
待ってましたおっかさん!の「白米」登場!
しかし・・・。
銀シャリ党の自分の前にはわりかしちっちゃ目のお茶碗。
これって、奥さん
「少年野球のピッチャーがメジャーリーガーを相手にするようなもんでっせ!」
と、思いつつも、“ここは人ん家だった・・・”と我にかえり、
白米とおかずのペース配分を考えながら箸を進める。

「うまいっ!」と思ったが最後、
途中から明らかにペースが乱れ、おかずが供給過剰の状態に・・・。
こともあろうにガッツいてしまった。。。(反省・・・)

一人しか知り合いのいない
アウェイ状態での「オカワリ」には勇気がいる。

大体にして、現状他の皆さんは
もうとっくに食べ終わっており、酒を片手に談笑している。
基本、酒は飲めない方だから「ご飯>酒」である。
大体にして酒も米から作られてる分けで、形がちがうだけだ(笑)
そんな雰囲気を察したのか、
若奥さんが「おかわりいかが?」と天使の声で一言!

「あ、すいません…」
と、いかにも
“そちらからのアプローチを受けました”的な対応でご飯をGET!!

ご飯最高~♪
と、一人ほくそ笑んでいると・・・。

「んじゃ、そろそろ始めっか!」とリーダーが統制をとり始めた。

「やばいよぉ、やばいよぉ~(汗)」と、出川リフレイン。。。

並べられていた長テーブルが次々にたたまれる中、
一人「掃除前の給食残り部隊」ばりの状態で飯を食う自分。
周りからは痛い視線と、子供たちの冷やかしのクスクス笑いが聞こえる。

トップギアでご飯をかき入れ、
ご馳走様と手を合わせ、出川状態脱出!

片付けられた部屋を見ると、
一番奥には海の日の出が描かれた大きな布が掛けられている。
よくよくみると、部屋は3つ。襖を開けるとかなり広い。
昔ながらの家って、結構「機能的」なのね、と再発見!
ヨーロッパでは個人主義的な思想が建物に反映され
「区切り」のあるドア社会って誰かが言ってたけど、
日本はその意味では対極なのかな?

こうやって、地区や地域の人たちが集まった際の空間としては
明らかに「襖」のある日本式の方に分がある様な気がしないでもない。

なんて考えてるうちに、神楽はスタート直前。
綺麗に正座した地域の人たち約30人を前に
太鼓と笛と「すりがね」が鳴らされる。 
一番原始的な音楽は「叩くこと」と言われたりして、
その意味ではやはり歴史的に発生は古いのかなぁ、と思ってみたり。
*すりがね=見た目はアルミ製の灰皿みたいな感じ(?)
両手に持ってするように打ち鳴らしてた。

と、長くなってきたので続きは次回!

どんこ鍋。

2005年12月06日 | Weblog

馴染みがあるようでない魚 「どんこ」。

基本的に年中あがる魚らしいのですが、

お店のおじちゃんは

「今は、タラより美味いぜいっ!」と言張ります。

どんこは、白身魚で味はすごく淡白。

お鍋は「味噌」が良い、と。

冬になり、十分肥えた「肝」。

そのフワフワを汁に溶かすと…、

あら不思議、うまいっ!

お鍋とお酒で体が温かくなった帰り際、

「どんこの次は、そうだな 

タラが美味くなるぜ! 

また食べにこいや!」

と、おじちゃんがニヤリ。さすがに商売上手だなぁ。


師走。

2005年12月01日 | Weblog

今年もラスト1ヶ月。

「師走」と書いて“あせる”と読む…。

ラス1の月、滑り出しは良しっ!

「映画の日」 なのに映画見忘れたのがちょっと心残りか・・・。