小林康夫さんと大澤真幸さんとの対談本である、『「知の技法」入門』を読んでいる。最近、社会学や哲学の本を書店でよく眺めているなかで見つけた。大澤真幸さんの本は何冊か、おもしろく読んだ。『知の技法』は、大学での文科系の研究手法が書いてある本であるが、こちらは、人文書とはどういった存在か、読書のあり方、20世紀の思想などについて書いてある。個人的には、大澤さんの読書経験についての話に興味をもった。悩んでいたときに、ニーチェの『ツァラトゥストラ』に救われたそうだ。私も、読書は好きなほうだが、強烈な読書体験というものはない。読書に求めるものや、人生や世界のとらえ方、あるいは、人生そのもののあり方(どんな風に生きるか、何が降りかかるか)が、違うからだろう。
お二人の対談は、学者というのはスゴいと改めて思わせるものであった。
みなさんは、この本に救われた、という本はありますか?
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