追憶 -京王5000系- 更新履歴

京王5000系のウエブサイトhttp://keio5000.web.fc2.com/の更新履歴です。

深夜高速バスで車中2連泊! 一畑2100系を京王色に塗装してきた!!

2012-07-15 20:24:25 | 更新履歴・一畑電車2100系
 一畑の3000系が南海色に復元。もしかしたらと思って待ち構えてたらやはり「2100系を京王色に復元!」のニュース。やったあ~!しかも、塗装体験イベントあり!!
 これはもう行かないなんてことはありえないので7月7日(土)のイベントに即応募。茨城からはるばる出雲まで、夜行バス車中2連泊で行ってきた。



 7月7日(2012年)、朝7時過ぎに出雲駅到着。
 JR出雲市駅にて、右側のバスが東京駅を前夜に出た一畑「スサノオ」号。片道9,310円。
 6日は金曜だったからか、横3席×10列(最後のみ4列)のうち、空席は3席しかなかった。
 時間が時間なので会社の近くで弁当とビールを買って乗ったのだけれど、他のお客さん意外と食べない・飲まないのね。缶ビールプシュ!は俺とあともう一人ぐらい。。。
 もしかして、高速バスって「飲まない・食べない」のがルールか!?確かに臭いが気になることもあるけど、飲まず食わずってのもなんか味気ないような。。。

 出雲市駅に着いて朝飯。出雲市駅は、朝8時まで食べ物屋は何もないので店が開くのを待つか、ポプラかローソンで弁当を買ってそこらへんに座って食べるか、駅北側の一畑ツインリーブスホテルで朝食バイキング(900円)のいずれかしかない。
 で、迷わずバイキング。結果としては、900円だけのことはあった!!みそ汁はもちろん宍道湖のしじみ汁なんだけど、これ昆布だしとってない?すんごく上品、2杯おかわり。ご飯は地元産のコメで、3杯おかわり。普段こんなに食わないのに。

 腹ごなしも兼ねて、駅南口から歩いて10分ほどのところにあるニコニコレンタカー出雲市駅南店で借りたのは日産マーチ。1日借りて2,525円なり。だから「ニコニコ」レンタカー。もちろん要予約ですよ。
 車を借りたのは、塗装体験の後にどうしても行きたいところがあるから。


 少し時間をつぶして10時少し前に集合場所の雲州平田駅着。この駅が一畑電車全線の車両基地になっている。


 すぐ脇に、旧南海色に復元された一畑3000系が。



 待合室に入ると、もう受付が始まってる。
 「あ~どーもお久しぶりです」なんてファン同士の会話も。
 駅員さんたちもアット・ホームな雰囲気。大げさではなく映画「RAILWAYS」の雰囲気そのままである。参加者は30人くらいか。



 「じゃ時間ですので、車庫の方へ移動しま~す」と、ホームに出たらとたんになんだか見たことある車両が奥に(笑い)。
 「あれ?もうできてんじゃん」



 奥が、今回の塗装体験車両となる2111号(元京王クハ5869)。
 手前が、これから京王色に塗装される相方の2101号(デハ5119)。

 いよいよ車庫の中へ。


 ぬおおおおおおおおおおおおおっ!お懐かしゅうございますうぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!
 京王電鉄の研修所(東京都八王子市)に1両だけオリジナル塗装で保存されているけれども、あれはあくまでも置いてあるだけの静態保存。
 それにひきかえ、こっちはれっきとした現役!ちゃんと走れるんだぜ!!

 48のおっさんがなに浮かれてるんだか。

 ちょいと気になるところが2つ、
エンジの帯にヒゲ。実車では(いやこれも実車なんだが)ヒゲあり塗装は初期の非冷房車だけで、冷房車についたことはない(ヒゲは2111だけで、相方の2101はヒゲなしだそうだ)。だけど、ヒゲありの実車を見るのは初めて。自分が生まれたころ*はこんな塗装だったんだなぁ、と感慨も新た。
 *京王5000系の営業運転は、1963年8月、私の誕生日も1963年8月。

◆運転席のパノラミックウインドウの支持ゴム(ガラスの周囲のゴム)がボディと同色に塗装されている。実車では(くどいようだがこれも実車なんだが)なんというか、ボディのアイボリーとは微妙に異なるベージュだった。


 こんな感じ。5110F。なんとなくオレンジっぽく見えませんか。



 う~ん、やっぱボディ同色もありか(失笑)。これは5120Fのクハ5870。これは現在、一畑の2112号になっている。

 実は、この支持ゴムの色をどうするのかが心配だった。
 というのは、譲渡先ではなぜかすべて黒ゴムに変えられている。京王時代に黒ゴムだったのはたしか1~2編成(5004F? 5005F?)だけ。アイボリーのボディに黒ゴムの縁取りはコントラストがきつすぎて異彩を放っていた記憶がある。
 つまり、この「縁取り」だけで5000系の印象はずいぶん違ったものになってしまうのだ。

 しかし、そんな心配は杞憂だった。こういう細かいところまでばっちり京王時代に戻そうと気を遣ってくれるのはとても嬉しいし、ありがたい。



 参加者全員車両の前に集まり、一畑電車の方からごあいさつ。
 「現役の一畑の車両は、みんなよその鉄道会社から譲っていただいたものです。古い車両を走らせる喜びを、これからも皆さんとともに味わっていきたいと思います」。
 く~っ(泣)。こういう人たちに大事に扱ってもらってるんだ。



 で、いよいよ塗るわけだけれども、塗料の臭いがけっこうする。で、全員こういうマスクを付けての作業。



 まずはボディ。すでに地のアイボリーは塗装が済んでおり、残りのエンジ色の帯を体験塗装。
 えっ?刷毛塗り?こういうのってスプレーで吹くんじゃないの?ムラになるんじゃないの~と思いつつ塗ったらやはり。


 いや~ん。ペンキ濃すぎか。
 うすめ液で塗り広げたり、何度も重ね塗りしたけど、どうしてもムラムラ。

 マスキングはちゃんと施されてます。



 で、気を取り直して、次は普段屋根に乗っかっているクーラーのキセ。これがボディと同色にペイントされているのが京王5000系のおしゃれなところ。

(左にいるのは塗装担当の方)
 譲渡先でもたいていグレーに塗られてしまっている。琴電なんかもボディー上半分のベージュと同色に塗ればずいぶん雰囲気変わると思うんだけど…。
 この部分は間近に見るのもさわるのも初めて。えっ?この大面積をやっぱり刷毛塗りですか?

 塗装前。
 網の部分は素通しではなく、目の細かい繊維質系フィルターのようなものが内側から貼られている。へ~、初めて知った。
 「RPU-1506」という東芝製のクーラーなのだけれども、こういうタイプのってほかにないね。2111号にはこれが8発もついている。



 一方、キセを取り外した屋根上の室外機本体。下から見上げて撮ったのでわかりづらいと思うが、けっこうコンパクト。
 そして、見た感じでは室外機につきもののファンがないように見える。



 で、みんなで塗るわけだが、一畑の皆さん次々にいわく

「お~、みんなで塗ると早い早い!」
「みなさ~ん、エンジの帯もクーラーも仕上げ塗りしませんよ~。このまま走らせますから~(にこやかに笑い)
え~まじっすか!!!


 やはりムラムラになってしまうわけだけれども、なんとなく要領がわかってきた。

 どうやら薄く塗って伸ばすのではなく、刷毛にたっぷり塗料を含ませて、塗装面にべっちょり『盛る』感じにするのがよいのではないか。
 つまり、厚塗り一発! だめかな。


 それでも塗りムラはあるのだけれど、さっきのエンジの帯よりは多少マシになってない?

 塗り終わった、と言うよりは塗装体験が終わった2111号。ごめんね~、次に塗るときにはもっと腕上げとくから。



 一畑電車沿線のみなさ~ん、そして撮り鉄のみんな~、2111は遠目に見てね。近くで見られるといろいろ不都合が(笑)。



 そんなこんなで予定どおり12時きっかりに塗装体験終了、さすが鉄道会社のイベント。
 一畑の皆さん、貴重な体験をさせていただきありがとうございました!
 今度は走行シーンを撮影に来よう。


 さてさて、7月の陽気の中きのうから風呂に入っていないので、雲州平田駅近くの「割烹温泉ゆらり」へ。



 駅前の道(平田環状)を道なりに行けば、10分もかからずに到着(もちろん車で、ですよ)。スーパー銭湯と大差ない入浴料で本格的な温泉に入れる。
 割烹温泉と銘打つだけあって、レストランの松花堂弁当は880円と思えないほどの充実ぶり!あ~カメラ持ってくればよかった。撮り鉄の人も乗り鉄の人もそうでない人も、一畑電車に来たらこの温泉は絶対おすすめ。雲州平田からタクシーでもそんなに大してかからないはず。


 それから忘れちゃいけない、一畑薬師でおみやげのお茶を購入。

 一畑口駅がスイッチバックになっている所以でもあり、一畑電車ができたきっかけになったと言ってもいいくらいの薬師様だ。
 一畑口駅からさらに奥、車で10分くらいの山の上。


 水木しげるはお隣り鳥取の人なんですがね。「目の薬師様」ということで、参道にはこんなオブジェも。


 われわれ関東人で出雲地方が茶どころだと知っている人は少ない。どこのスーパーに行ってもお茶の売場が広く、地元産のいろんなお茶がこれでもかってくらいに並んでいる。
 だがしかし、この「御霊茶 一畑薬師御供(ほうじ茶)」はこの境内でしか売っていない。これがお目当て。

 一畑薬師には「一の畑」「薬師畑」「後畑」という茶畑があるそうで、ここで採れるお茶がとても目にいいんだそうだ。
 ずっと以前におみやげに買っていったところ、それを知ってか知らずか家内と子どもらが「このお茶なんだかわかんないけどすごい美味しい!」と口を揃えて言うものだから、今回は親戚縁者の分も含めて買いだめした。といっても5パックだけれど。


 そんなこんなで、けさ着いたばかりの出雲市駅前を午後7時発。東京よりずいぶん西なので、ずいぶん明るい。
 その日の夜行バスでまた東京へ。う~ん車中2連泊。
 しかし、今度の一畑スサノオ号はダブルデッカータイプだ。


 行きのと違ってやたら広い!

 車中2連泊は相当ふらふらになるのではと思ったけれど、体の慣れとこの広々バスのお陰で難なく渋谷まで帰ってくることができた。
 一畑さんのおかげで、充実したまる2日間だった!!また行くよ!!

伊予鉄700系715F

2010-07-18 14:09:03 | 更新履歴・伊予鉄道700系
伊予鉄のページを追加(ホームページ→譲渡/廃車→伊715、伊765)

◆765+715(右)(梅津寺→港山)2005年9月撮影


京王時代は5107F

以前のアップからずいぶんと間があいてしまった。
撮影地点はこのページの写真と線路を挟んで反対側。

ホームページ→譲渡/廃車→伊715、伊765

撮影地ガイドもあります。


車両については伊予鉄道博物館へ。

バタデン弁当を食べてみた。

2010-06-02 07:07:07 | さらにその他
久しぶりの更新は映画「RAILWAYS」のレビューからにしようと思ったのだが、Yahoogooにみんなが書いてる文章を見て気が引けてしまった。
小学校のころの読書感想文、手抜きだったからなぁ(苦笑)。こういうときに差が出ますね。

次に書くことにして、いつもは行かない我孫子のイトーヨーカドーになぜか行く気になり、ふだんヨーカドーでは立ち寄らない総菜コーナーにフラッと行ってみたら、なぜか平台の弁当コーナーの脇に映画「RAILWAS」のチラシが置いてある。
「何でこんなところにRAILWAYSが」と思って目を移したらあったのがこれ。びっくりした。
売価は498円。ためしに鉄コレの一畑2100系も並べてみた。


鉄道模型はついてません。


上に小さく「イトーヨーカドー限定企画」とある。
あまり売れていないようで、売場にあった半分くらいに「20%引」のシールが貼られた夜7時過ぎ、ちゃんと値引き前のやつを買ってきました。



海苔の貼られた鮭とレンコンでデハニを表現してますね。デハニのオレンジはもうちょっと濃いけど。
敷かれた笹が島根の田園をバックに颯爽と走ってゆくスピード感を演出してますね。
レンコン車輪の脇には宍道湖名物のシジミ。路床を表現したんでしょうか。一畑さん、お客さん増やして手入れしてね。
上のゆで卵は宍道湖の夕陽?いろいろ考えましたねぇ。

お味のほうも結構うまかったですよ。
特に左下の鶏肉なんだけど、ほのかにパクチーのようなエスニック(?)な下味と香りがついていて、なかなかいけました。何なんだろう、あの香り。

左側のおかずは3品。


食べかけで申しわけない。。。


上から煮しめ、茎わかめの煮物、例の鶏肉。
他の味付けと比べて煮しめが淡白だけれど、全体的にオーソドックスなまとまり。
量的にも、最初にふたを開けたときの印象「え?何か上半分がスカスカ」だったけれど、実際に食べてみると相応に充実感あり…ただし、日ごろからラーメン+ライスとか、大盛りばかり食べている人には物足りないかも。
これで498円なのだから、なかなかリーズナブルじゃないかと思う。


ただし、食品流通企業に勤めている立場から3つ注文。

ひとつは、パッケージで損していること。特にスーパーやCVSの店頭では、中身が見えない弁当は不利である。その不利を補うために中身の写真が載っているがよく見えない。
映画との連動企画なのに、映画のイメージとパッケージのイメージが合っていないし、訴求ポイントがどれも中途半端。
ここでかなり売り損じていると思う。中身がいいのにもったいないよ。
で、「バタデン弁当」って。。。
われわれ鉄に多少心得のあるものであれば、赤い電車の小さなイラストを見て「ああ、一畑ね」とわかるが、普通の人が弁当売場で「バタデン」をみたら、ほぼ間違いなく新手の脂っこいおでんか何かを思い浮かべるのでは。オレンジの文字で「RAILWAYS」ともあるけど、これも映画を知らない人には何のことかわからないと思うぞ。

私だったら売場に映画のチラシを置く代わりに、弁当の中身写真とデハニの写真を載せたPOPをど~んと置いて、まずは弁当の売りに徹する。弁当のパッケージもいっそのことデハニの写真をでかでかと載せてはどうか。「なんで弁当売場に電車の写真?」という感じのアイキャッチになると思う。
そして、映画のあらすじや見どころなどチラシに載っているようなことを弁当の巻紙の裏に印刷する。モノクロで十分。…そう、ちょうど映画のチラシを弁当の巻紙に使うイメージだ。食べながら読んでもらえば、店と映画のコラボがもっと活きるんじゃないだろうか。

もうひとつは、島根の名物ってシジミだけか?という点。それ以外の素材はすべて島根産じゃない。
一畑電車に行ってみれば、あるいは映画を観てもらえればわかると思うが、かの地は平野部なので田んぼが多い。実は米どころなのですよ。
せめてご飯を出雲平野産にしたら訴求ポイントがもう一つ増やせたと思う。

最後に、鮭の骨は抜いたほうがいい。
食べづらさはおいておくにしても、骨を取るために魚の身に触れると指に臭いがつく。これは女性がいやがる。
…その分コストアップにはなるけれども。


全体としてはよくできた弁当です。これを企画した人は楽しい仕事だったろうな。
ただ、あまり売れていないようなのでいつカットになるかわからない…。
早めに近所のヨーカドーにGO!

伊予鉄700系715F

2010-05-13 06:28:09 | 更新履歴・伊予鉄道700系
伊予鉄のページを追加(ホームページ→譲渡/廃車→伊715、伊765)

◆765+715(右)(梅津寺→港山)2005年9月撮影


京王時代は5107F

もっとうまい人が撮れば、もっときれいな写真になると思うのだが…。
求む、もっとうまい人。撮影地は、ホームページにて。
ホームページ→譲渡/廃車→伊715、伊765

撮影地ガイドもあります。


車両については伊予鉄道博物館へ。

伊予鉄700系

2010-05-11 06:33:56 | 更新履歴・伊予鉄道700系
伊予鉄のページを追加(ホームページ→譲渡/廃車→伊727)

◆727(古町車庫)2005年9月撮影


京王時代は5114


何日か前のブログに「増結用は切り離されて一人寂しくお昼寝」と書いたが、これがそのお昼寝の様子。
古町は一番大きな車庫で、奥のほうに細い露地が平行しているので容易に車両の近くまで行くことができる。
9時過ぎくらいになると切り離された方運転台のこの車両が1両だけで車庫内を移動してくるのだが、その様子を始めてみたときの感想は「何これ」。
今度行った時にビデオに撮って来よう。

また、この車両が京王のころから唯一冷房が装備されていた車両だが、伊予鉄譲渡時に他の車両と同じものに換装されている。
もともと装備していたのは角形一発のものだった(FUTR-375-205型:出典「私鉄の車両17 京王帝都電鉄」保育社刊 P132)。

ホームページ→譲渡/廃車→伊727

撮影地ガイドもあります。


車両については伊予鉄道博物館へ。

伊予鉄700系

2010-05-10 06:25:10 | 更新履歴・伊予鉄道700系
伊予鉄のページを追加(ホームページ→譲渡/廃車→伊761)

◆761+711(松前→古泉)2005年9月撮影


先頭車両が761(京王時代は5851)、後方車両が711(京王時代は5105)


稲刈りまではまだ少しありそうな田んぼの中をのんびり走る郡中線。
ホームページでは1ページにつき写真1枚ずつにしており、各ページの右下で撮影場所を公開している(Yahoo地図にリンクしている)。
しかし、この写真に関してはクリックすると妙なことになる。
ちなみに、ここがその撮影場所だ。

「そこじゃニトリが邪魔で写せないじゃないか」

ニトリが後からできてしまったのだ。
この一帯、一面田んぼだった。私が行ったころは古泉駅なんて田んぼの中の一軒家みたいな寂しい駅だったのに、今では一大ショッピングセンターに変貌してしまった。
試しにその地図を写真モードにしてみてほしい。写真はまだ更新されておらず、撮影当時のままだ。
おまけに、私が撮ったときとほぼ同じ位置に電車が走っている。

たった5年で変わってしまうものですね。

ホームページ→譲渡/廃車→伊761

撮影地ガイドもあります。


車両については伊予鉄道博物館へ。

伊予鉄700系

2010-05-09 07:47:20 | 更新履歴・伊予鉄道700系
伊予鉄のページを追加(ホームページ→譲渡/廃車→伊718、伊768)

◆768+718(衣山→古町)2005年9月撮影


(元京王5100系5112F)


伊予鉄へ渡った京王5000系29両のうち、もともと冷房付きだったのは1両だけ(727。元京王デハ5114)。
それ以外はすべて伊予鉄譲渡後の改造である。
願わくば屋根上に載った3つの箱を、グレーではなくボディーと同色にしてもらえるともうちょとしゃれた感じになると思うのだが。。。
さらにもうひと言いわせてもらうと、ボディーの朱色の帯をもう少し細くしたほうが全体が締まるような気がするのだが。。。

やはり京王5000系ファンとしては、京王のころと異なっている部分になにがしか口出ししたいのである。

ホームページ→譲渡/廃車→伊718、伊768

撮影地ガイドもあります。


車両については伊予鉄道博物館へ。

伊予鉄700系

2010-05-08 13:38:55 | 更新履歴・伊予鉄道700系
伊予鉄のページを追加(ホームページ→譲渡/廃車→伊714、伊764)

◆764+714(+724) (古町車庫にて)2005年9月撮影


(元京王5100系5108F)


伊予鉄700系の運用は、昼間は2両編成が基本だが、朝の混雑時は1両増結して3両編成になる。
増結用の1両は昼間は切り離され、車庫で寂しく一人寝していることが多い。
基本の2両は京王のころのまま1M1T、増結用は自走できなくては困るのでM。
これを足して2M1Tの編成となるわけだ。

最近京王井の頭線から転入して増殖しつつある3000系は、最新型の電動装置に換装され、1M2Tの3両固定編成になっているそうだ。
電動車が少なければ電気代も助かる。どうせ少ない電気で走るのだから、昼間もずっと3両のままでいい。だから、増結用車両をつないだり切り離したりする手間も省ける。
モーターの数が少ないから、整備の手間も減らせる。そのうえボディーがステンレスだから、塗装の手間も省ける。

あ~あ、いいことずくめじゃないか。
京王5000系のボディデザインは現代においても秀逸だが、こうして見ると機械としての設計の古さはやはり覆い隠しようがない。

この編成は、左から764+714(元京王5108F)それに724(元京王クハ5703)が増結された状態。

ホームページ→譲渡/廃車→伊714、伊764

撮影地ガイドもあります。


車両については伊予鉄道博物館へ。

一畑電車(ばたでん)デハニ50形 デハニ53

2010-05-07 06:16:55 | それ以外の鉄道車両
◆デハニ53(一畑口→伊野灘) 2008年8月撮影



デハニ50形は、映画「RAILWAYS」の主役にもなっている車両。写真の撮影場所は一畑口駅を出てすぐのところ。
この写真を撮った2008年当時からすでに映画が企画されていることは知っていたが(当時は「ばたでん」という仮タイトルだった)、私の目当ては元京王5000系の追っかけなので、関東からわざわざ島根にまで出かけているにもかかわらずデハニの運行予定を把握していない。
だから、デハニはいつもひょっこり現れる。この写真もあわてて後追いで撮ったものだ。

車内を写した別の写真にもあるように、当時はお座敷に改造されイベント電車として運行されていたため、窓に網戸がはまっている。冷房はついていないから、夏の夜にビール列車で窓を全開で走っても虫が入って来ないようにとの配慮だ。

窓と言えば、最近みんな電車の窓を開けなくなった。
最新の車両は除湿機能はおろか空気清浄機まで備えているものもあるのでわざわざ開ける必要がないこともあるが、10年くらい前だと春や秋にはこんな車内放送が入ることもときどきあった。

「ただ今ヒーターからクーラーへの電源切り替え期間中で、どちらも使用できません。車内蒸し暑いところなどございましたら、窓開けにご協力をお願いいたします」
ひどいのになると(これは実際に聞いたことがある)「この電車のエアコンは全自動になっております。車内お暑いところがありましたら、窓をお開けください。また、車内冷え過ぎのところがありましたら、窓をお開けください」要は調節できねーってことだろ。

最近は機械の性能が上がってこんなことはなくなった。とくに2010年の4月は気温が乱高下したこともあり、昨日までヒーターが入っていたかと思えば今日はクーラーになっている。

エアコン漬けだ。

終着駅に着けば、外は大して暑くも寒くもないのにエアコンをつけっぱなしで4つのドアが全開である。
モーターの省エネ性能を高めたのでCO2がこれだけ削減されました、電車は環境に優しい乗り物ですなどとよく広告されているのだが、このエアコンはどうなのだろう。

デハニのような古い電車にそんなものはついていない。だから乗っていて不快なのかと言えばそんなこともないだろう。暑ければ窓を開ければよいのである。

関東でも郊外を走る少し古いタイプの車両だと除湿機能がついておらず、これからの梅雨の季節はクーラーを入れるまでの温度にもならない。だから、通勤時間帯には車内が蒸れることがよくある。
みんな下を向いて黙っている。
蒸し暑い、それでも誰も窓を開けない。窓を開けたことで周りからひんしゅくを買わないかどうか心配なのだ。周りと関わることがめんどくさい。

そんなとき、「窓をお開けください」の車内放送が入るとありがたいと思うのは私だけだろうか。
「暑いですね~、窓開けましょうか?」
などと一言隣の人に断って。

そんな車内では逆に「マナー向上にみなさまのご協力をお願いします」などという放送が不要になるのではないか。
…だから電車のエアコンはずせなどとは言わないけれど、技術が進歩する一方で、やはり失われる何かはあるのではないかと私は思う。


車両の詳細は一畑電車WebSt@tion→上部メニューの「車両紹介」へ。2010年7月上旬まで、出雲大社前駅に留め置かれて車内が公開されている。

一畑電車(島根県)は映画「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」(2010年5月29日公開)の舞台にもなっています。

一畑電車5000系

2010-05-06 06:29:53 | 更新履歴・一畑電車5000系
一畑電車のページを追加(ホームページ→譲渡/廃車→一畑5009)

◆5009+5109 急行松江しんじ湖温泉行き(雲州平田→布崎) 2008年8月撮影


(元京王5000系5015F)


先日久しぶりに京王線に乗ったら、映画「RAILWAS」の車内吊り広告が下がっていた。
一畑の写真で他に何か良さそうなものはないかと思って探したのがこの1枚。ホームページにも追加した。

車庫のある雲州平田駅を出ると間もなく、田んぼの中の一直線を突っ走る。その最後の左カーブである。
撮影当時はこのカーブの部分だけプレスコンクリート製の枕木になっていた。

映画でデハニを撮るのであれば、やはり木製の枕木のほうが絵になるとは思う。
しかし、前にも書いたけれども揺れるんだよね。

今はどうだろう、直線部分もプレスコンクリートになっているだろうか。

ホームページ→譲渡/廃車→一畑5009

撮影地ガイドもあります。


一畑電車WebSt@tion→[車両紹介」
一畑電車(島根県)は映画「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」(2010年5月29日公開)の舞台にもなっています。

伊予鉄700系

2010-05-05 06:12:03 | 更新履歴・伊予鉄道700系
伊予鉄のページを追加(ホームページ→譲渡/廃車→伊719、伊769)

◆769車内 2005年9月撮影


(元京王5100系5861)


20メートル級4扉車にないのがこの「かぶりつきシート」。
最近の車両は運転席が高い位置に設置されていることが多く、窓も120センチくらいの高さになっているので子どもたちにはつらい。
小さな子どもは親が抱っこすることになるが、今度は親がつらい。
前方の景色を子どもたちに見せるにはみんながつらい思いをしなければならない時代になってしまった(←大げさ)。

しかし、昔の車両はみんなこの写真のような感じで子どもは一番前に乗ることを楽しみにしていたし、親も「運転席見るか」などと言って連れて行ったものだ。
低い運転台で窓位置も低く、ATCだとかなんだとか難しい装置が搭載されていたわけでもないので「行ってみたら壁しかなかった」ということもない(JR103系などはコインロッカーみたいだった)。
シートがすでにふさがっていても中央の窓から前方を見ることができた。その窓がすでに他の子どもに占領されていても、隙き間からだいたいの景色は見えた。

運転席周りには多くの子どもたちが群がっていたものだが、そんな光景を東京ではめっきり見かけなくなってしまった。
車両の設計が変わってしまったこともあるだろうし、子どもの数が減ってしまったこともあるのだろう。

始発駅の高浜で発車を待っていると、地元の親子連れが乗り込んできた。
電車が走り出す。昼近くのすいた車内に子どもたちのうれしそうな声が響く。

自分の子どものころを見ているようで、なんだか懐かしい。
京王5000系は、東京でも、松山へ行って700系となっても、子どもたちの歓声を乗せて走り続けるのだ。

ホームページ→譲渡/廃車→伊719、伊769

撮影地ガイドもあります。


車両については伊予鉄道博物館へ。

伊予鉄700系

2010-05-04 05:51:17 | 更新履歴・伊予鉄道700系
伊予鉄のページを追加(ホームページ→譲渡/廃車→伊717、伊767)

◆767車内 2005年9月撮影


(元京王5100系5860)


伊予鉄700系として譲渡されたあとも車内にはほとんど手が加えられておらず、そのまま「京王5000系」。
イスの紫も、床や壁のベージュも、カーテンのブルーもすべてが見覚えのある色彩とデザイン。伊予鉄としては保存するという意識はないのだろうが、タイムスリップしたような気分が味わえるのはありがたい。

強いて違いを挙げれば、
・天井にクーラーが追加(オリジナルは非冷房車。丸形のファンデリア)
・ドア上にLED表示器が追加(オリジナルは差し込み式の広告スペース)
・ドア窓の支持ゴムが黒に変更(オリジナルはベージュ)。
・この写真からはわからないが、車内放送スピーカが黒ネットに変更(オリジナルはKTRのデザイン文字付き)
程度であり、ほぼ「間違い探し」の領域だ。

ホームページ→譲渡/廃車→伊717、伊767

撮影地ガイドもあります。


車両については伊予鉄道博物館へ。

伊予鉄700系

2010-05-03 06:19:31 | 更新履歴・伊予鉄道700系
伊予鉄のページを追加(ホームページ→譲渡/廃車→伊717、伊767)

◆717+767(右)(古町駅) 2005年9月撮影


(元京王5100系5110F)


伊予鉄と京王は軌間が異なるので当然足回りの改造は必要なはずだが、右側767(元京王5860)の台車はそのままNA-321ATに見える。
台車そのままで車軸と車輪だけ詰めるという改造なのか?

ホームページ→譲渡/廃車→伊717、伊767

撮影地ガイドもあります。


車両については伊予鉄道博物館へ。

伊予鉄700系715F

2010-05-02 07:35:40 | 更新履歴・伊予鉄道700系
伊予鉄のページを追加(ホームページ→譲渡/廃車→伊715、伊765)

◆765+715(石手川公園駅) 2005年9月撮影


(元京王5100系5107F)


このブログを初めてご覧になった方。
なんだか適当な写真が適当に並んでいるようにしか見えないと思いますが、このブログは追憶 京王5000系というホームページの更新履歴です。

5000系が京王で活躍していたころの写真はとりあえずまとめ、現在は数年前から撮りためた譲渡先各社の写真を1枚ずつ追加しています。
追加するたび、このブログにもアップしています。
つまり、すべての写真(動画も)は追憶 京王5000系にありますので、こちらも楽しんで行ってください。

ホームページ→譲渡/廃車→伊715、伊765

撮影地ガイドもあります。


車両については伊予鉄道博物館へ。

伊予鉄700系

2010-05-01 17:36:31 | 更新履歴・伊予鉄道700系
伊予鉄のページを追加(ホームページ→譲渡/廃車→伊763)

◆763+713(梅津寺→港山) 2005年9月撮影


(元京王5100系5854+5103)


京王3000系(伊予鉄でも3000系)の転入により、この700系もとうとう一部廃車が出てしまうことになった。
まだ写していない編成は今年の夏にまた行って写しておこう。

2000系(伊予鉄800系)は全廃で一部が銚子電鉄に再譲渡、京王のころと同じグリーンの塗装で活躍を始めたそうだけれども、これ何でもう少し待って700系をアイボリーのオリジナル塗装にしてくれなかったのだろうか。。。と切実に思う。

ところで譲渡される側の銚子電鉄、ホームページがずいぶんファンキーだ。

「新車運行について」。…新車か。でも、今までがすごかったんだろうなぁ。

「銚電のぬれ煎餅『電車で帽!』JR東日本鉄道博物館ミュージアムショップ(限定)にて好評発売中!!鉄道では乗り入れ不可なので、お煎餅で乗り入れしました」
でかしたっ!

ホームページ→譲渡/廃車→伊763

撮影地ガイドもあります。


車両については伊予鉄道博物館へ。