気まま日記

私の音楽での生活、その他日常生活などの、思いついたときの気ままな日記です。

日本文理高校の、2回戦での見事な逆転劇に大感激!

2014-08-18 13:49:32 | Weblog
 本日の高校野球(甲子園)で、先日1回戦を勝ち上がっていた、私が在住地の新潟県代表の日本文理高校(以下、「文理」)が2回戦で出場しました。相手は愛知県代表の東邦高校で、1回戦を何と11-3の大差で勝ち上がったチームでした。戦前では強豪なので文理が不利ではないかと言われていて、文理の大井監督も、「2回戦では胸を借りるつもりでぶつかる」と、1回戦を勝ち上がったときの直後の勝利監督インタビューで公言していました。

 試合が始まって私が印象的なことは、文理のピッチャーの飯塚君の立ち上がりが1回戦とは打って変わって良いことでした。1回戦(相手は大分高校)では立ち上がりが不安定で、ボウル球が先行してストライクがなかなか入らず、これは放送で解説者も言っていました。それに比べて本日の2回戦では最初はストライクが先行し、緩急自在なピッチングで1回戦より安定していました。なので、このままいければいいがと思って見ていました。

 ところが、4回と5回に文理はつまらないミスで1点ずつを失ってしまい、この時点では2-0で負けていました。具体的には、4回は2アウト2・3塁のピンチからキャッチャーがパスボウルをしてしまい、3塁ランナーが帰ってしまいました。そして5回はまあ不運もあったのですが、1アウト2塁からレフト前の打球がイレギュラーバウンドしてしまい、レフトが後ろへ逃してその間に2塁ランナーが帰ってしまいました。どちらもそれぞれ、キャッチャーがしっかり取っておけば、レフトが逃さなければ失点を抑えられたと思われるプレイでした。文理は1回戦では、ランナー2塁で浅いライト前のゴロを本塁へ好返球して刺したり、けん制球でランナーをはさんでアウトにしたり、と守備が良かっただけに悔やまれました。

 しかし、文理は元々打撃が強いチームで、5年前のH21年に夏の甲子園で準優勝したときはその典型で、バッティングの良さで勝ち上がってきたので、このまま終わることはないと信じて見ていました。それがそのとおりになって直後の6回に文理の打線が爆発し、ノーアウト1・2塁のチャンスからレフト前のタイムリーヒットで1点を返し、さらに送りバントと四球で1アウト満塁になり、それまで2三振を喫していた4番打者がチャンスで本領を発揮し、見事にレフト前へ2点タイムリーヒットを放ち、6回に3点を得て3-2で逆転しました。見事な連打のすばらしい逆転劇で、文理側の応援席は大騒ぎになりました。

 ただ、相手の東邦高校も打線が強く、逆転したとはいっても1点差の最少得点差なので、文理のピッチャーの飯塚君がこのまま抑えられるかが若干不安と思いながら見ていました。そうしたところ、7回~9回をランナーは出しながらも要所を抑えて見事に切り抜け、そのまま3-2で文理が2回戦も勝ち上がり、甲子園で見事な連勝となりました。本日の飯塚君は良く、1回戦では11-3で大勝したチームの打撃をよく2点で抑えたと思います。

 この試合は、最初に2点を取られてその後3点を取って見事に逆転したので、非常にドラマチックな勝ち上がりで見ていて大感激しました。3回戦では同じ北陸勢の富山商業高校と対戦することになり、今後も日本文理高校のご健闘を新潟県民としてお祈りしています。頑張って下さい!

甲子園で新潟県代表の日本文理高校の、1回戦での見事な試合に感激!

2014-08-12 16:58:00 | Weblog
 毎年、夏のこの時期は甲子園で高校野球全国大会が開催されます。新潟県からは昨年に引き続き日本文理高校が代表になりました。今年は台風11号の影響で甲子園での日程が最初から2日間順延されましたが、私は当初日本文理の1回戦の試合が予定されていた8月10日は、夏季リコーダー研修会があって終日家を空けていましたので、本日の12日になったほうが好都合で、新潟県民として日本文理を応援して試合中はずっとテレビへ釘付けになっていました。

 昨年、日本文理が夏に甲子園へ出場したときは、クジ運がなかったというか相手があまりにも悪すぎて、1回戦で何とあの優勝経験を持つ超強豪の大阪桐蔭高校と当たることになってしまい、10-2で完敗してしまいました。今年は春夏を通じて初出場の大分高校が1回戦での相手になり、ピッチャーがいいチームと聞いていましたが日本文理高校は元々打撃のチームで、かつて平成21年に夏の甲子園で準優勝したときは打撃が非常に強く、各試合で打ち勝っていました。なので私は戦前では相手の投手力と日本文理の打撃力で、ほぼ互角でおもしろい試合になるのではと見ていました。

 試合が始まり、日本文理は解説者も言っていましたが、ピッチャーの飯塚君の立ち上がりが悪く、ストライクがなかなか入らずボウル球が先行した配球になってしまい、1回表で先頭打者にいきなり3ベースヒットを打たれ、次の打者に内野安打で初回に1点を先制されてしまいました。対する相手のピッチャーは逆にストライクが先行し、ピッチャー同士の立ち上がりでは完全に相手チームの大分のほうが上でした。

 しかしながら、先制されたとはいってもまだ初回での1点だけですし、私は日本文理の打撃力であれば必ず逆転できると信じて観戦し続けていました。それが4回裏に実現し、ランナー1人を出したところで何と7番打者が右翼席ギリギリへ見事にホームランを放ち、この時点で2-1で逆転したので、「これでいける!」と喜びました。

 ただ、相手チームもさすがに県代表になった強豪で、その直後の5回表にランナー1人が出た段階で、またもや1番打者にタイムリー3ベースヒットが出てしまい、2-2の同点に追いつかれて試合が振り出しへ戻りました。けれども、ピッチャーの飯塚君は試合が進むにつれて立ち直ってきたようで、立ち上がりに比べたらストライクが入るようになってはきました。

 日本文理が試合を決めたのは7回裏で、何と8番打者からの攻撃で3点を取り、これが決め手になりました。具体的には先頭の8番打者がツーベースで出塁し、次の打者は9番でピッチャーの飯塚君でしたが飯塚君は打撃が良く、運もあってちょうどショートとレフトの間へ落ちるタイムリーヒットになり、3-2で再びリードしました。そうしたら次の1番打者が左翼席へ見事にホームランを決め、5-2で3点引き離して大きくリードしました。

 こうなるとピッチャーの飯塚君も3点のリードをもらったので調子づいたようで、尻上がりに配球も良くなってきて、8回と9回を0点で締め、そのまま5-2で逃げ切って見事に1回戦を突破しました。特に9回の飯塚君は見事で、この回にヒット1本を許しましたが他の打者3人を三振で切って取り、堂々の2回戦進出となりました。

 私がこの試合で印象深かったのは、日本文理が逆転した打撃力の良さはもちろんで、特に下位打線が良くてどこからでも点を叩き出せる力が見事でしたが、それと共に感動したことは、ピッチャーの飯塚君が本日あまり調子が良くなかったところを、それをカバーした日本文理の「守備の良さ」でした。例えば4回表にランナー2塁でライト前へ浅いゴロを打たれ、下手をすればタイムリーヒットのところを、ライトがキャッチャーへの非常にコントロールがいい見事な好返球で本塁でタッチアウトにしたシーンや、相手チームのランナーが盗塁やスクイズしようとして中途半端に塁から飛び出したときに、見事な守備でランナーを塁と塁の間でタッチアウトにした場面が2回ありました。こうした守備の良さがピッチャーの飯塚君を盛り立てて、打撃力の強さと共に1回戦を勝ち上がった大きな力になったと思います。

 1回戦を勝ち上がった時点で2回戦の抽選が行われ、日本文理は本日の第1試合で何と11-3の強打で勝ち上がった愛知県の東邦高校と当たることになりました。さすがに強豪校で本日の1回戦のようにはいかないと思い、一番ポイントになるのはピッチャーの飯塚君がもう少しストライク先行型のしっかりしたピッチングをしないと、日本文理は打撃力はあっても2回戦は難しいと思い、同校の大井監督も試合後の勝利監督へのインタビューの中で「強豪であるが胸を借りるつもりで頑張る」と言っていました。ただ試合は生ものですので、やってみなければわかりません。日本文理が2回戦でどこまで頑張れるか、同校のご健闘を新潟県民としてお祈りしています。