気まま日記

私の音楽での生活、その他日常生活などの、思いついたときの気ままな日記です。

迷惑メールへの対策

2009-02-08 22:25:45 | Weblog
 今の時代は電子メール(E-mail)の全盛期です。電子メールの利点は手紙のように字を書いて相手へ送り、届くまでに少しかかるという手間が省けて、パソコンや携帯電話ですぐに相手へ届きます。また、少し長い用件ですと電話では聞き漏らしがあったり料金が高くなったりしますが、電子メールなら確実かつお金をかけずに送れます。
 ただ、それを悪用して迷惑メールがこのところずっと社会問題になっています。アダルトサイトや表に出せない違法販売の広告を、未承諾広告メールとして不特定多数のメールアドレスへ送りつけるというやり方です。その程度ならまだいいのですが最悪なのはウイルスメールで、これはパソコンの機能に影響を及ぼします。
 私はインターネットの世界に不慣れな頃、当ホームページ(以下HP)作成の初期は作者への連絡用としてメールアドレスをHP内へ記載していましたが、これは当時ネットの世界に未熟な私が誤った危険なやり方でした。HP内にメールアドレスを直接載せるということはアドレスを不特定多数へさらすということになり、善良な方からはそれを見て編曲のご依頼などの喜ばしいメールをいただきましたが、逆に悪質で心無い連中からは迷惑メールが来たことがありました。
 これは当時の私にとりまして深刻な問題になり、ひどいときには未承諾広告メールやウイルスメールが一日に何通も来たことがありましたので、このままでは下手をしたらパソコンがつぶされます。そこで対策の第一段階として、上記のようにHP内へアドレスの直接記載をやめ、HPからのメール送信をフォーム化し、HPを見ただけではアドレスがわからないようにしました。
 ところがこの対策だけでは効果がなく、相変わらず迷惑メールが続きました。理由は、たしかにこれから迷惑メールを出そうとする連中へは今度はHPを見ただけではアドレスはわかりませんが、今までに迷惑メールを送信されたときにそういう連中の元へアドレスがあり、それが続いていたと推察されます。パソコンに詳しい私の弟の話では、そういう連中はアドレスをリストに載せて、機械で同じ内容を大量に発信したり、一定の日が来ると迷惑メールが送信されるように仕組んでいたりするとのことでした。そうされると、たしかにHPからのメール送信をフォーム化しただけでは今までに送りつけていた連中に対しては効果がありません。
 そこで、これはもはや根本的な対策が必要と判断し、少し前にパソコンのメールアドレスを変更に踏み切りました。私の家が契約しているプロバイダはOCNですが、OCNの場合はアド変更はHP上で手続きができ、HPへフォーム化しているメール受信をその変更したアドレスへ通じるようにしました。
 この対策は非常に強力かつ有効で、こうすれば今までのアドレスが使えないため、そこへ迷惑メールを送っていた連中へはサーバーエラーになって返り、愚かな行為への自業自得になります(笑)。そしてHPからは相手に自分のアドレスを知られないままメールを受信できますので、今度は信頼できると判断した相手に自分からアドレスを知らせない限りは、相手がアドレスを知る手段がなくなるわけです。この対策をした日から迷惑メールは完全にシャットアウトされていて、このやり方の良さに私が所属の音楽団体の元会長さんが絶賛されました。
 ただ、パソコンのメールアドレスを変更するということは、そのアドレスをよく利用いただいている友人知人へそのことを知らせなければなりませんのでそれが結構手間になりますし、メールを送信いただくとき気を遣わせますのでむやみに行うべきではありません。このように迷惑メールへの対策のため必要最低限で行うのが良いやり方です。
 これをご覧いただいていて、HPをお持ちの皆さんの中で、ご自分のHPへアドレスを連絡用として直接記載されている方がいらっしゃるかもしれません。しかし今の時代にそれは危険なやり方で迷惑メール受信の原因になるため(同じように直接記載している友人知人もやはり迷惑メールに悩まされたと話していました)、できればHPからのメール受信はメールフォームをお勧めします。私のHPの「リンク集」にある「フォームズ」というサイトは私がHPからのメールをフォーム化しているサイトで、ここなら広告つきでしたら無料で利用できます。
 最近は、この「HP上では迷惑メール対策のため、自分のアドレスを表示しない」という考え方がネットの世界では主流になっています。例えばHPのBBSへ書き込みのときに自分のアドレスを添えて書き込む場合も、そこへ直接返信の形にするとやはり不特定多数に対してアドレスがわかるため、返信のときはアドレスの全部が表示されないようにして別のサイトを通して自動的に書き込みをした人のアドレスへ転送されるという機能を持つBBSも増えています。
 総じて、とにかくウイルスメールの作成と送りつけは絶対にやめましょう。未承諾広告メールは頭に「※未承諾広告」の表示をすれば合法でウイルスメールのような危険はありませんが、ウイルスメールは相手のパソコンの機能を破壊する目的のためそれ自体が犯罪行為で、作成元が見つかればその人は逮捕されてしまいます。メールは本来は相手に早く簡潔に送るためのものであって、迷惑メールのように悪用すべきではありません。

カレーの水加減の難しさ

2009-02-06 20:42:32 | Weblog
 3年前に母親が亡くなり、私は今は家で自炊しています。私はプロフィールに掲載のとおり昔からカレーが大好きで、よく作ります。
 ただ、カレーは作ったことのある人なら誰しもおわかりと思いますが、料理の工程の中で水加減が一番難しいです。多すぎるとうすくなってその分おいしさが失われ、少なすぎると濃すぎて量が少なくなります。
 私がいいと思うやり方(こうやっている方も多いと思いますが)は、最初は水加減をわざと少な目にしておきます。そしてルーを溶かす段階になって水が少なくて溶けにくく濃すぎる場合は、そのときに水を少し足して溶かします。こうするとちょうどよく加減でき、おいしいカレーが出来上がります。今夜もこのやり方でカレーを作ったところ、ちょうどよい濃さになりました。
 逆に、最初から水を入れすぎて多目にすると、もしルーを溶かしたときに水が多すぎてうすくなった場合は取り返しがつかなくなります。なので最初は少な目にして、ルーを入れた段階で濃すぎて溶けにくければ水を足すのが良いやり方なわけです。
 カレーの水加減というのは結構難しく、亡くなった母親は主婦を数十年やってきましたが、それでもカレーを作ったときには水加減が多くてうすいときもありました。私はカレーが大好きなので、一時期は1箱では多目に作ろうとするとうすくなるので、1.5箱のルーを使ったことがありましたが、それをするとたくさん出来すぎていつまでもカレーを食べることになるので、逆に父親が嫌がりました(笑)。
 何にしてもカレーはおいしくて、私は大好きです。私は個人的に「SBゴールデンカレー」という銘柄がコクがあって一番好きで、それはそのはずでゴールデンカレーはそれ自体が高級なカレーで、値段も高いです。皆さんはいかがでしょうか。

あまりに名作の、TBS日曜劇場の「Beautiful Life」

2009-02-01 18:50:18 | Weblog
 だいぶ前になりますが、TBS系テレビの「日曜劇場」で「Beautiful Life」(和訳すると「美しい人生」)という番組が放送されました。私は当時これを毎週見ていましたが、レンタルビデオ化されたのでその後も借りてきて見ました。
 この番組の概略のあらすじは、カリスマ美容師が職業の沖島柊二という男性と、車椅子を使用している身体障害者で図書館司書が職業の町田杏子という女性が、お互いがバイクと身体障害者用の自動車を運転中に道路でひょんなことから出会い、お互いの行き先が偶然杏子の勤務する図書館で(柊二はそこで本を借りる用事があり、杏子はそこが勤務先)、次第にお互いを好きになって恋愛を深めていきます。杏子には兄がいて、兄は車椅子の妹に恋愛ができるはずはないと思い(相手の男性が苦労するだけと決めつけていて、家族なら杏子の状況が真にわかるので家で面倒を見ればいいと思っていた)、反対を続けて2人の交際にいい顔をしませんでしたが、柊二はそれでも杏子が好きなので兄の反対を押し切り、会っている最中は一生懸命車椅子を自分が動かしながら介護します。ところが杏子は事故ではなく病気によって車椅子を使用していて、交際を始めてしばらくした段階で病状が悪くなってしまい、最後には若くして亡くなってしまいます。杏子の兄は最初2人の交際中は終始一貫して反対を続けていましたが、そのうちに柊二の熱意に負けて杏子が臨終の直前には2人のためにバリアフリー(車椅子でも段差なしで過ごせること)の家を借りてあげて、葬儀のときには恋人として参列してくれた柊二に感謝し、「妹は人生の最後に貴方と恋愛ができ、とてもすばらしい締めくくりになった。ありがとう。」とお礼を述べた、というお話です。
 この番組は日曜劇場のシリーズの中でも特に人気があり、最終回の視聴率は実に40%を超えて社会的な話題になりました。通常の恋愛とは違う女性側が障害者という設定の新鮮さ(その障害を支える男性側の思いやりの温かさも)、そしてその男性役を演じる男優さんが若い人たちに大人気の木村拓哉さんというキャストの良さなどが視聴者に受けたので大人気になったのではないかと思います。
 私も言語障害者(ドモリ)ですので、この番組には非常に共感する面があります。障害者が自立していくには家族を始めとするまわりの方々の支えが何よりも大事で、このお話ではそれが非常によく表現されています。杏子の兄の家は自営の酒屋なので、兄はいつでも家にいて杏子の介護をできるようにするため、自分は就職せずに家業を継いでいました。そして杏子には勤務先の図書館ですぐ隣の席に勤務しているサチという同僚の親友がいて、サチも大変理解があって図書館での勤務生活において杏子をいろいろ介護します。こういったまわりの優しさがあったからこそ、車椅子という不自由な体でも図書館司書という仕事を続けられたと断言できます。
 私の障害は話すときに円滑にいかないだけですので、こういった身体障害者に比べれば私などはまだまだ軽いほうで、この番組は何度見ても自分自身が勇気づけられます。日曜劇場のシリーズで大変すばらしい名作と思います。