姥沢から月山へ

2010-08-10 | 山系

立山登山を来週に控え、山登り経験がない二男に歩き方などを教えるために
どこの山に行こうか考えて。。。そして暑さからも逃れられればい~な~と思い、
月山の姥沢に来てみました。

ここは僕と妻がはじめて
登山をしたルートなので機会があればもう一度登ってみたいな~と思っていたということもあります。

今回はそんな思い出の山を晴天のなか!初めて家族四人そろって登れるとあって
妻と僕はとてもワクワクなんです。


ここはスキーツアーの起点として使われるコースで僕にとっては約3か月ぶり。
五回目の姥沢です。
雪がなくなると草木が生い茂り道はだいぶ狭くなるものです。



7月31日までスキー営業をしていたというリフトで姥ヶ岳の取りつきまで登ってしまいます。
僕達家族はみんな高所恐怖症なので、こんなリフトですら怖いな~と感じます。
子供たちは下りの終点部分とかをあそこはチンサムロードだねと言っていました。。。
チンサムロードの意味を聞くと怖くて股間が寒くなるというTVのはやり言葉らしい。。



リフトから見る姥ヶ岳の東斜面は沢山のニッコウキスゲが咲き競っているようです。
天気も良くこの景色だけでも来てよかったと思う。。。


姥ヶ岳に登り始めてすぐのところで月山をみる。いや~良い天気!




ハクサンイチゲの花畑を見ながら子供たちに歩き方を教えるも。。。。
二人は親を置き去りにガンガン登って行き。。。しまいには走っているではありませんか。。。

はじめは頑張って追いかけたけれど。。。
悔しいけれど追いつくことはできません。。。。
心臓はバクバクバクバクバクです。。。


わずか10分ほどで姥の山頂に着き山頂の散策を済ませ、僕らを余裕で待っている二人。




姥ヶ岳から見下ろす湯殿山。
冬はスキーやスノーシューのツアーで登る人がいるのだけれど
信仰によるものなのか登山道がないので夏は登ることができません。



金姥の分岐から見る北側の斜面。
冬にスキーで滑った経験が蘇ります。


姥ヶ岳を背に月山へ向かう尾根を牛首へ向うせい子さん。
子供と一緒に登ることを楽しみにしていた我々は、
はるかかなた先を行く点のように小さく見える二人をみて、あきらめモード。。。
二人の赤と青のザックが前になり後ろになり、どんどん遠くへ高くのぼっていく。。。
子供の成長は速いものだな~なんてことと、自分の体力を悟りました。。。。



僕は春先にスキーを担いで登った尾根を見ながら
緑に覆われた景色を楽しみつつゆっくり歩きます。
牛首の尾根からみる南面のカールはほんとうに素晴らしい景色!



尾根の北側からやってくるガスと南側の暖気のせめぎあい。
尾根のラインに沿ってガスが巻き上がり空気がきれいにわかれています。


なので道の右と左では天気が全く違います。



完全に子供たちは見えません。


ダイモジソウ



山頂直下の登りに入り、振り向けばガスは尾根を突破していました。




山頂近くの見晴らしの良い河原で僕らを待っていてくれた子供たちと合流



先週とは比べ物にならないほど好天の月山山頂



やっと二人を捕まえて記念撮影!にっこり せい子さん
結局リフトからここまでの二人のコースタイムは1時間。
速いな~。。。



沢山の人でにぎわう山頂神社でお参りを済ませ、
ゆっくりとお昼を食べて、下山開始です!

前回はお湯を持ってこなくて悔やまれましたが、今回は大丈夫
肌寒い山頂付近では暖かい飲み物がありがたいものです。


コースも終盤に差し掛かり
もう子供たちははるか彼方。。。相変わらず競争しながら走っている二人の姿が。。。



帰り道は牛首から下に分岐するカールの木道をゆきますが
ここは相当エネルギーが高いですね。歯がカチカチなりますから。。。




あっという間にゴールに到着
はじめて登った時、いつになったらゴールに着くのだろうかと
足を引きずって歩いたことがうそのようだ。

あの頃がどれだけ運動不足だったか。。。恐ろしい
余裕を持って歩けると見える景色まで輝いてくる。

そして冬に滑った尾根や斜面を見ながら歩くことも登山の楽しさを増やしてくれます。

帰りは西川の道の駅で温泉に入り
寒河江のチェリーランドへ!


お目当てはトルコのファーストフード、ドネルケバブ
トルコの料理ではあるもののパリをはじめヨーロッパの街角にも良く見られるもので、
これを食べると昔のことを思い出します。

一つ注文してみましたら僕の知っているものの3倍はあります!
一つ2~3人分ですね。


パリの街を彷徨い歩いた20代のころを思い出す懐かしい味と、
長男の年齢があの頃の自分に近づきつつあるということなど・・・
他にも言葉では表現できないけれど・・・
懐かしかったり、ありがたかったり、自分の中の色々な感情に触れることができた
思い出に残る山行になった。。。

今日のことは一生忘れないことでしょう!

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
私達は今の風景を愉しむ時期に来ているのかな? (Paul & Mikan)
2010-08-13 08:33:39
家族4人の山登り。
いいなー、素敵だな、と羨ましく思いました。
一緒に行きたいです。

子供達は先へ先へと、
持っているエネルギーで
全力で進んで行く時代

私達は自分の周りの風景や感じている事
今、を愉しむ時代。。。。。なのかなぁ?

でも、私とポールはまだまだ進んでゆきます。

来年は村田Familyと一緒に山登り、、、
出来るかも。

ケバブ、シドニーでも沢山売られていますよ。

これからもいい思い出となる日々を
過ごして行けると、いいな。

村田familyは、本当にnice familyですね。
大人なんていらない (ムラタ山荘)
2010-08-14 07:35:41
Paul & Mikanさんこんにちは!

子供たちのように先のことを心配しないで
過去にとらわれず
今目の前に見える風景を全力で愉しめれば。。。

それを他の人からみると凄い勢いで未来に向かって
いるように見えるのかも知れないな~

な~んて思わされた山行でした。

僕達も、もっともっと子供になって良いんだよね。

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