以前購入した、VERSOS iBlock スピーカーの1台が音がでなくなりました。
DOCKコネクタ部を触るとグラグラ動くので、内部で半田が取れたのかもしれません。
子供用のため、かなり荒い扱いを受けていたので仕方ないのですが・・・。
思い切って分解・修理する事にしました。
裏蓋が簡単に外れそうでしたので、マイナスドライバーでこじ開けようとしましたが、
硬くて開く気配がありませんでしたので、恐る恐るカッターで隙間に沿ってかじる様な感じで
筋彫りのように切込みを入れたのですが全く開く気配無し。
最後は業を煮やして、マイナスドライバーでかなり力を入れながら、なんとかこじ開けに成功しました。
開けた段階では、コネクタはしっかり付いているようでしたが、
コネクタを摘んで動かすと、ぽろっと外れてしまいました。
半田の問題でなく、コネクタから出ているピンが全て折れてしまっていたのです。
メイン基板に半田付けされていたピンは合計で8本のみで、30ピン中22ピンは挿入すらされていませんでした。
必要なピンしか入れないのは分かりますが、流石に8本では外部からの力には耐え切れなかったようです。
当然ですが、このDOCKコネクタ部(30ピン)のみが近所で売っている訳が無いので、当初はこの折れたピンへのコードの半田付けを試みました。
結果は散々なもので、コネクタのプラスチック部が溶けてしまい、コードで延長するなど出来ませんでした。
そこで、ネット上でこのコネクタを探して購入しました。
これが、そのコネクタで各パーツがバラバラの状態で入っていました。
早速、壊れたコネクタとメイン基板を見比べて、配線に必要なピン番号を確認して半田付けにかかりました。
この際、基板上の半田付け端子部に接触する可能性があるピンは抜き取りましたが、それ以外は残して
外部からの衝撃に少しでも耐えるようにしました。
見辛いと思いますが、半田付けされていないピンが分かるかと思います。
因みに真ん中のICの下にある2つの丸い物は、ボリュームボタンです。
この後、組立を行ない iPodを接続して音が出ることを確認、無事修理完了となりましたが、
この本体の価格とネットで部品を購入して送って頂いた送料を考えると、新たに購入した方が安いです。
分解・組立が好きで、iPodのピン配列に興味があり、何か自作してみたい人には良いかもしれません。
この後、ふとスピーカーとiPod本体を繋ぐ延長コードがあれば言いと思い、
メス側(で良いのかな?)のコネクタと上記のコネクタを2セット注文しました。
コネクタが到着したら延長コードにかかるつもりです。
最後になりますが、VERSOS iBlock スピーカーの背面が開けづらかった理由ですが、
はめ込み固定用の四隅の足が全て接着され、ところどころ外周部も接着されていました。
白く粉が吹き出たようになっている所が、接着剤で溶けた跡です。
4本中、1本が取り外し中に折れてしまいました。
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