姉妹の絆 ー第二部ー 18
送られて来た『カセットテープ』も
青い感じのものだったの?
市販されたものに、わざわざ、
青い紙を貼っている感じなのよ?
ラベルには『L様へ』と
あるだけ……だったわ?
青い封筒の中には……
手紙もなくて、包装用のスポンジが
入っているだけだったの?
私と姉のLは、
もちろん、
緊張していたわよ?!
どんな感じの声なのか?
話し方で、
Gの正体の一部が、わかるかも
知れないのだから……ね?
家には、姉妹用のカセットテープ
レコーダーが1台はあったから、
それで聞く事にしていたのよ!
ただし、
アナログの時代だったから、
テープが噛む事が、たまに、
あるので、注意は必要だったのよ!
「ねえ、姉さん!
早く聞いてみようよ! 早く!」
「うっ……うん……」
「何、ビビってるのよ?
聞いてみない事には、
何も始まらないでしょう?
違う?」
「でっ……でもね……?」
「何よ?」
「怖い感じの声だったら……
どうするの? Pちゃん?」
「…………」
姉の言いたい事は、
よーく私にもわかっていたのよね!
声の質によっては……
相手を嫌いになるかも知れないと、
私は思っていたけれど……
多分、姉のLは違っていたからよ!
もう、べた惚れの状態の姉が、今さら、
Gを嫌いになれるはずもなかったから、
なおの事……怖かったのだと思うのよ?
例えば……
愛する彼が……ヤクザ……だったら……
どうする……?
あなたなら……?
ヤクザは嫌だけど……
好きな気持ちは変わらないでしょう?
まあ~そんな感じの気分よね?
それでも、私はLをせかせていたわ!
「早く、入れてよ! 姉さん!
日が暮れちゃうわよ? もう……?」
「うっ……うん!」
カチャリと、姉のLは、ついに、
テープをセットしたのよ!
震える姉の指先が、
再生ボタンに触れるけど……
なぜか……音が出ていなかったの?
Lは……まだ、戸惑っていたのよ!
「もう、勇気ないんだから……
姉さんは……? えい!」
「あっ!」
私が無理矢理、再生ボタンの上に
置かれた姉の指を、右手で押していたのよ!
再生されたテープが、静かに動き出したの!
ジリジリと言う……再生音とともに……
私とLは……その耳を立てて、思わず……
レコーダーに顔を近かづけていたのよ!
そして、
最初に聞いた……Gの声は……
こうだったのよね!
『ボイス!』
「えっ?」
と……私は驚いて、呟いていたのよ!
その声は……やさしく……
限りのないほど……すんだ感じの……
男の子の……素敵な声……だったのよ?!
そんなわけで……
続きは、なた次回にね?!
よろしく♡
なーんちゃて?!
ウフ♡
ポコの日記でした!
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